2007年09月30日
流水、無心にして落花を送る
こんばんは。冷たい雨が降るなか、有明テニスの森へ
AIGジャパンオープン予選を観戦してきました。
10時開始の予定でしたが雨が上がらず、結局13時から
第一試合がスタートです。並行してアリーナでは、
ヨネックスのイベントが開催されていて、契約選手の
ミニゲームを観ることができました。中でも添田選手と
森上選手が参加したミックスゲームが楽しめましたよ。
添田選手のサービスのキレや、絶妙なタイミングで繰り出される
ドロップショットにも思わず脱帽!。そしてちょっと右肩を
痛めている様子の森上選手は、それでも左右両手打ちの
ストロークもとても綺麗なフォームだし、常にいい当たりで深く
伸びるボールになっていてスゴイ!と思いました。
あと今年の全英で優勝したヴィーナスに3回戦で対戦、ファイナル
5-3までいって惜敗したことについて、司会の方がマイクを
向けたときの森上選手の話がちょっと面白かったです。
「あのあとツアーでヴィーナスに会ったので『あの競った試合で
勝って優勝できたんだから、賞金の1割でもちょうだい!!』って
言ってやったんですよ」
このAIGにもヴィーナスは、先週の韓国OPから日本にも参加して
くれることになりましたので、あの屈託のない笑顔を直接見てみたい
と思います。ちなみに昨日発表のドローによるとヴィーナスは
第1シード、第6シードの森上選手とは順調にいくと準々決勝で
顔を合わせるようで、これも楽しみですね。
さて先週、よく行く新橋駅前の書店に寄ったら、禅の言葉を集めた
文庫本が平積みされていたので買い求めました。タイトルは
「ふっと心がかるくなる禅の言葉」というものです。
その一冊の中にも、いくつもの味わい深い禅語が並んでいて、どれも
含蓄があって長く心に留めておきたい教えだなーと思いました。
その中でも、印象に残った言葉をご紹介します。
『流水、無心にして落花を送る』
~散る花とそれを運んでいく流水(川)の関係のように、
人との交わりにおいても無心・あるがままであれという意~
「よその家を訪問したとき、客人としてあまりにも丁重な扱いを
受けるとこちらが恐縮してしまいますよね。また、仕事関係の
接待の場でも、相手に気をつかわれすぎたり、下心がみえてしまうと
居心地の悪い思いをすることでしょう。
もてなされる側も、心配りに感謝もせず不遜な態度をとったり、逆に
遠慮ばかりしても相手をがっかりさせてしまいます。
『流水、無心にして落花を送る』とは、風に散って落ちてきた花を、
川の流れがただ当たり前のこととして運んでいくこと。花は流れに
運ばれようとして落ちてきたのではなく、川は花が落ちるのを
待っていたわけではありません。花はただ自然に散り、川はただ無心に
流れていくだけです。無心だからこそ美しいのです。
主張せず、見返りを求めず、相手の心をかき乱すこともない。互いを
信頼して自然に身を任せ合う。人と人との関係もこうありたいものです。」
永井政之著「ふっと心がかるくなる禅の言葉」永岡書店刊
この禅語を知った時、まず思い浮かんだのは、前に勤務していた
会社の近くに、桜並木を従えた目黒川が流れていて、毎年春になると
水面をたゆたう桜の花びらが、夜の明かりの中で美しく幻想的な
眺めを呈していたことです。
人との出会いや付き合いにおいても、ただ自然に無心に、信頼の
うえに任せあう、そんな関係の中で日々生活していきたいものですね。
こういった禅の言葉はごく短いですが、生きるうえでの励みや
力になってくれるもの、今後も学んでいきたいと思いました。
ではまた、明日も有明10時スタートで男女シンングルス予選の
残りを観戦してきます。雨かな?! おやすみなさいzz...
AIGジャパンオープン予選を観戦してきました。
10時開始の予定でしたが雨が上がらず、結局13時から
第一試合がスタートです。並行してアリーナでは、
ヨネックスのイベントが開催されていて、契約選手の
ミニゲームを観ることができました。中でも添田選手と
森上選手が参加したミックスゲームが楽しめましたよ。
添田選手のサービスのキレや、絶妙なタイミングで繰り出される
ドロップショットにも思わず脱帽!。そしてちょっと右肩を
痛めている様子の森上選手は、それでも左右両手打ちの
ストロークもとても綺麗なフォームだし、常にいい当たりで深く
伸びるボールになっていてスゴイ!と思いました。
あと今年の全英で優勝したヴィーナスに3回戦で対戦、ファイナル
5-3までいって惜敗したことについて、司会の方がマイクを
向けたときの森上選手の話がちょっと面白かったです。
「あのあとツアーでヴィーナスに会ったので『あの競った試合で
勝って優勝できたんだから、賞金の1割でもちょうだい!!』って
言ってやったんですよ」
このAIGにもヴィーナスは、先週の韓国OPから日本にも参加して
くれることになりましたので、あの屈託のない笑顔を直接見てみたい
と思います。ちなみに昨日発表のドローによるとヴィーナスは
第1シード、第6シードの森上選手とは順調にいくと準々決勝で
顔を合わせるようで、これも楽しみですね。
さて先週、よく行く新橋駅前の書店に寄ったら、禅の言葉を集めた
文庫本が平積みされていたので買い求めました。タイトルは
「ふっと心がかるくなる禅の言葉」というものです。
その一冊の中にも、いくつもの味わい深い禅語が並んでいて、どれも
含蓄があって長く心に留めておきたい教えだなーと思いました。
その中でも、印象に残った言葉をご紹介します。
『流水、無心にして落花を送る』
~散る花とそれを運んでいく流水(川)の関係のように、
人との交わりにおいても無心・あるがままであれという意~
「よその家を訪問したとき、客人としてあまりにも丁重な扱いを
受けるとこちらが恐縮してしまいますよね。また、仕事関係の
接待の場でも、相手に気をつかわれすぎたり、下心がみえてしまうと
居心地の悪い思いをすることでしょう。
もてなされる側も、心配りに感謝もせず不遜な態度をとったり、逆に
遠慮ばかりしても相手をがっかりさせてしまいます。
『流水、無心にして落花を送る』とは、風に散って落ちてきた花を、
川の流れがただ当たり前のこととして運んでいくこと。花は流れに
運ばれようとして落ちてきたのではなく、川は花が落ちるのを
待っていたわけではありません。花はただ自然に散り、川はただ無心に
流れていくだけです。無心だからこそ美しいのです。
主張せず、見返りを求めず、相手の心をかき乱すこともない。互いを
信頼して自然に身を任せ合う。人と人との関係もこうありたいものです。」
永井政之著「ふっと心がかるくなる禅の言葉」永岡書店刊
この禅語を知った時、まず思い浮かんだのは、前に勤務していた
会社の近くに、桜並木を従えた目黒川が流れていて、毎年春になると
水面をたゆたう桜の花びらが、夜の明かりの中で美しく幻想的な
眺めを呈していたことです。
人との出会いや付き合いにおいても、ただ自然に無心に、信頼の
うえに任せあう、そんな関係の中で日々生活していきたいものですね。
こういった禅の言葉はごく短いですが、生きるうえでの励みや
力になってくれるもの、今後も学んでいきたいと思いました。
ではまた、明日も有明10時スタートで男女シンングルス予選の
残りを観戦してきます。雨かな?! おやすみなさいzz...