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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

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大晦日

こんばんは、ついに大みそかです。私の家の隣には、小さいながら
神社があって、先ほど町内会長に聞いたところ、毎年600人
くらいお参りに来るそうです。引っ越してからずっとお正月は
東京にいなかったので知りませんでした。にぎやかな年越しに
なりそうですね。

しかし東京はいい天気でしたね~。今年を締めくくるには最高の
空の下で、あさ8時からダブルス。昨日までの雨がオムニコートに
残っていて、朝の強い冷え込みで砂が凍ってガリガリになって
いました。。テニスはいつものメンバーで程よい緊張感のなか、
楽しくゲーム練習できました、みないつもありがとう。

さて今日の午後時間があったので、今年最後に読んだ本も面白かった
です。バルタザール・グラシアンという17世紀スペインの著名な
修道士が残した240もの金言を集めたもので、古くはニーチェや
森鴎外、最近ではテノール歌手のパバロッティが愛読書に挙げて
いるそうです。400年もの時代を超えて現代まで語り継がれる
その言葉の一つひとつが、とても味わい深いものだと思えました。
中でもひとつ、これは覚えておきたいと思ったものをご紹介します。

「自分の愚かさに気づく」

この世は愚かな人間だらけ。
賢人といえども、天国の賢人と比べればやはり愚かなのだ。
愚の骨頂は、自分の愚かさに気づかないで人を愚か者呼ばわりすること。
真の賢人は、ただ賢そうに見えるだけでなく自分の無知に気づいている。
まったく不思議なことだ。愚か者だらけのこの世の中で、誰も頭を
働かせたり、自分もひょっとしたら愚か者かもしれないと思ったりは
しないのだから。

バルタザール・グラシアン著『賢者の知恵』
ディスカバー・トゥエンティワン刊

人を批判したりその非を指摘したくなったときは、常に自分の愚を
顧みてからにしようと思います。「自分の愚かさには厳しく、
人には優しく」できればいつもそうありたいものですね。

さああと数時間で平成二十年も始まりますね。
今年も私のブログにお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
来年も皆さまにとりまして素敵な一年になりますよう
心よりお祈り申し上げます!
日記 | 投稿者 テニス侍 22:05 | コメント(2)| トラックバック(0)

グレープフルーツ

こんばんは。今日は8時からダブルス6時間練習の日。
6ゲーム先取を5人で回すので少し休めるし、午前中は
爽やかな青空でとても楽しめました。しかし昼過ぎ、
とつぜん黒く怪しい雲が西の空からやってきて、強い風で
横なぐりの雨に・・。残念ながら午後1時で中止になって
しまいました。それでも5時間はみっちりできたので良かったです。
いつもの葛飾のメンバーでしたが、みんな色々な事情が
ある中で今テニスができるということを、よく考えてみると本当に
うれしいことなんですよね。半年後、数年後は同じ状況ではたぶん
ないでしょうから、しばらくはこの幸運に感謝して思いきり
練習していきたいと思います!

さて前からかなり気になっていたテニス専用のスポーツグラス、
とうとう2週間前に入手し使いはじめましたが、これ予想以上に
良いです!黄色いボールの輪郭がくっきり見やすくなったのと、
サービスのとき太陽が視野に入ったあとで前に出てボレーする際、
以前は眩しさが残って見にくかったのですが、今は全く平気です。
プレーする時間帯が昼間か夜間か、またインドアかアウトドアかで
グラスの濃淡を変えたり、フレームも数百種類から選べるし、
店員さんも詳しく説明してくれるので大満足でした。
ちなみに購入したお店は、御徒町駅近くにあるスポーツ専門
サングラス店「オー・ド・ヴィー」。スピードスケートの岡崎朋美
選手が用具契約していたり、スキーやマリンスポーツの選手には
かなり評判のお店だそうです。興味ある方は、一度お店をのぞいて
みてください。

最後に、ずいぶん前から毎月読んでいる雑誌の一つが「Will」という
月刊誌です。特に政治について信用できる記事が多くて、読むたびに
なるほど、とすごく勉強になっています。今週発売になった最新号
でも渡部昇一さんと日垣隆さんが、読書ということをテーマに
対談をされていて、そのなかでも特に面白かった箇所をご紹介
したいと思います。

(日垣)今日、渡部さんとお会いするので、出がけにご著書に一式、
目を通してきたのですが、ページを折ってあったり、メモして
あったり、いつ読んだかも書いてあったり、付箋を貼ってあったり
するわけです。そうすると五分くらいで、その一冊から自分が
内容をどう吸収したかというのが辿れます。私は自分がかつて
読んできた名著の一部をコラムで紹介したりしていますが、
改めて自分の今の問題意識は実はこれらの本から栄養を得ていた
のだと気づかされます。
もしこの本を手放していたら、同じ内容の本を入手することは
可能だとしても、自分の思考を辿ることはできないから、全く
別のモノだと言えますね。
(渡部)私は情報と読書とは、違うものであると思っています。
これは栄養と食事が同じようでいて全く異なるのと同じです。
ある時、知人からものすごく美味しいグレープフルーツを頂いた
のですが、それを食べている時にふと思った。これはグレープ
フルーツだから、ビタミンCが摂れると。でもよく考えてみれば、
ビタミンCなどは今やサプリメントでいくらでも摂れます。
しかし、この「うまい」という感覚、皮をむく時の感触は、
サプリメントでは味わえません。
その時に、読書というのは、装丁、本の重さ、紙の質、それらを
全て味わうものだと気づいた。読書というのは、まさに食事と同じ
なのだと思ったわけです。
「Will」2008年2月号・ワックマガジンズ刊

これを読んで、しばらく読書していないとなぜかムズムズと手にして
読みたくなる理由が少しわかりました。思えば高校時代の週末、
好きな小説を持っていきつけの喫茶店で本を開くのが何よりも
楽しくて、昼すぎに入ったはずなのに気づいたら夜だったという
ことも・・。この正月休みは東京でゆっくり過ごせそうなので、
この機会にずっとまとめて読みたかった宮沢賢治を読もうと
積んであるのです。明日くらいから開こうかな・・。

ではまた、明日も8時からダブルス練習です。おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:41 | コメント(2)| トラックバック(0)

たとえば

こんばんは。今日は日中穏やかな天候でしたが、夜からは冷たい雨
となりましたね。意外と遅い時間からで助かりましたが。
私の勤めている会社も今日で仕事納め。夜までお客様のところを
挨拶まわりしていました。それにしても、話をしていると時間は
あっという間に過ぎていき、、かなり数多く訪ねたのですが、
ついに時間切れ。。どうしようもなく電話で不義理を詫びた
ところも何件か出てしまいました。

今年は暦の都合で、年始6日まで休みなので本当に長いですね。
テニスとランニングやるぞー!と気合だけ十分なんですが、前回の
マラソン大会で痛めたヒザがまだ少し痛む・・ので、今夜8時まえ
ギリギリであらかじめ電話予約した整骨院さんに行ってきました。
こちらは家から2駅ほど千葉県よりの駅前にあって、2年前まで
親身にご指導いただいていたテニスコーチに勧められたところです。
そのコーチによると、どんなに痛くても競技をなんとか続けながら
治してくれることを考えてくれる優秀な先生だということで、
期待を胸に行ってみたのです。診察の結果、わたしのヒザも状態は
それほど悪くなく、練習もある程度続けて良いとのことです!
ただし体の使い方と筋力アップ(特に腹筋)をしないとまた同じことに
なるということで、ヒザの治療と並行してトレーニングも教えてくれる
ということです。市民ランナーもたくさん治療にきているようで、
かなり安心しました。電気治療を受けている間も、となりに座られた
60代とおぼしき男性は、毎月700キロ走っていて腰が痛いよ、と
おっしゃっていました!!700キロ?って毎日20キロ以上ですよね・・。
私もムリせずゆっくりペースでやっていきます。あさって30日からは
お正月中ずっと天候も安定している予報のようなので、さあどんどん練習だー!

さて先日25日の夜、TVで小田和正さんが毎年クリスマス夜にスタジオ
で演られているライブを何年かぶりに観ました。小田さんの声は、今年
還暦というのに澄み切って伸びやかで、まさに国宝級だと改めて思いました。
その中でも、ゲストのさだまさしさんと今回共同で作ったという曲が
最高に感動的だったので、その歌詞だけでもお伝えしたいと思います。
30数年前のデビュー当時の自分に向けて、またこれから未来の自分に
向けて、伝えたいこと尋ねたいこと、というテーマで作ったそうです。

「たとえば」

話したいことが幾つもある あの頃の僕に会えたら
たとえば迷いながら選んだ道の 辿り着く場所について
伝えたいことが他にもある あの頃の僕に会えたら
たとえば信じていたことの 正しさとその過ちについて
それから不安を胸に映し 怯えたあの夜の闇も
たとえばありもしない夢に 紛れて逃げたことも

あの頃の僕に告げたいのは
ひたすら そこから ひたすら 歩き続けること
あの頃の歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

尋ねたいことが幾つもある 未来の僕に会えたら
たとえば傷ついたり愛された この生命の重さや
尋ねたいことは他にもある 精一杯生きたかどうか
たとえば奇跡的にめぐり会えた 愛しい人のことを

ここからの僕に言えることも
ひたすら このまま ひたすら 歩き続けること
今のままの歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

ひとつだけ言えることは 全ては今日のために
たいせつなことはひとつだけ 全ては今日のために

話したいことが幾つもある あの頃の僕に会えたら
話したいことが幾つもある 未来の僕に会えたら

(作詩さだまさし・作曲小田和正)

過去と未来をつなぐ現在の自分。
いつかきっと、と目標を追いながらも
大切にすべきなのは、一度だけの今という時間。

この曲を聴いて最初に受けた印象は、
「ものすごく優しくて穏やかな視線」ということ。
自分の時間を真剣に丁寧に積み重ね「ひたすら歩き続け」た人
こそが、他者へほんとうの優しさを伝えることができるんだろう
なーと思いました。この曲かなり良いと思います。もし興味ある方は
録画あるので、声をかけてください。
ではまた!おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:59 | コメント(0)| トラックバック(1)

クラレッタ

こんばんは。日曜くらいから体調不良で、今日は家で一日
休んでいました。家の前の診療所に行って、なじみの先生に
診てもらったら去年と同じ胃腸炎とのことで、出してもらった
薬も前と同じです・・。とにかくゆっくりして我慢しつつ、
治るのを待つしかないようです。幸運にも熱はなく、食欲も
あるのでじきに良くなると思っています。

しかし日ごろの行いの結果なのか、処方された『整腸剤
ラックミー顆粒3日分』が、今年の私のクリスマスプレゼントと
なってしまいました。。

さて前回の記事で、女性にとってのバッグへの思い入れに
ついて、積年の謎を晴らしてくれた文章を読んだと書きました。
今日その塩野七生さんのエッセイ文を、かなり長いですが
引用したいと思います。
皆さんも、もしかしたら「ああ、こういうことだったんだー」と
膝を打たれるかも知れません。

「男たちは、女のハンドバッグを、こまごまとした女特有の
品々をもち歩く入れ物にすぎない、と思っているにちがいない。
ところが、これが、完全な誤解なのだ。女にとっての
ハンドバッグは、女の心の、そして肉体の一部なのである。
女のバッグには、たしかにいろいろな実用小物が入っている。
ただ、女の場合、なにが入っているかは問題ではない。
もち歩くという行為自体が、意味をもつのである。

試しに、ハンドバッグをもっていないときの、女を想像してみて
ほしい。なにかが欠けているはずだ。大きなポケットがいくつも
ついている服で、実用小物を入れる場所には不足しなくとも、
女はバッグをもちたがる。なにも手にしていないと、大切なものが
欠けていることを、無意識にもわかっている証拠である。
ハンドバッグという物体が、女にとってどれほど大きな意味をもつかを
示したエピソードを、ひとつご紹介したい。

第二次世界大戦の少し前、ファシズム下のイタリアは、ムッソリーニに
支配されていた。全体主義政権の樹立に成功して、のち二十年間も
イタリアの独裁者でいた男だ。ムッソリーニとヒトラーを同類視したがる
人は今も多いが、私にはこの二人は、相当にちがいがあったと思えて
ならない。まずもって、ムッソリーニは、独裁者は独裁者でも、ユダヤ人を
殺しまくって平然としていた、いや自分は正しい行為をしていると確信さえ
もっていた、ヒトラーの冷酷さはもちあわせていなかった。他者より
自分たちが優れているとした優越心とは、無縁であったからである。
ドイツ人とイタリア人との違いかもしれない。辺境の北の民ドイツ人と、
古代ローマ時代から都会人でありつづけた、南の民イタリア人の
ちがいによるのかもしれない。一言でいえば、ムッソリーニは、良きにつけ
悪しきにつけ、ヒトラーと比べて、段ちがいに人間的であったのである。

このムッソリーニには、愛人が一人いた。名を、クラレッタ・ペタッチという。
美しくて明るくて南国的な、夫が妻として紹介するとき、ごく自然に誇りを
抱くような、春のさわやかな西風が最もふさわしいと思わせる女だった。
それが、夏の激情も、秋の憂愁も、冬の絶望も味わうことになったのは、
ムッソリーニに出会ってしまったからである。

ムッソリーニには、もちろん正夫人がいた。ラケーレという名で、子供も、
五・六人はもうけた仲である。いわゆるソウコウの妻で、精神も身体も
ムッソリーニに似て、たくましい農民タイプの女だった。だからだろうが、
なかなかしっかりした女であったらしい。ムッソリーニは愛人に、妻とは
反対の女を選んだのだろう。だが、妻は妻である。カトリックの国でもあり、
離婚などは問題外だった。

クラレッタの存在は、まもなく、イタリア人の相当な部分の知るところと
なったようである。ムッソリーニが、愛人の存在をひた隠しにする
という型の男でもなかったからだろうが、その国のナンバー・ワンの
愛人となれば、やはり隠しとおすのはむずかしかったからである。
それでいて、イタリア人の多くは、愛人のいるこのリーダーを、それゆえに
非難したりしはしなかった。イタリア人の最大の長所はバランスのとれた
精神の持ち主であるということで、人生を黒か白かにはっきり分けることが
不可能なことを知っているこの種の人々にとって、愛人の存在は、
人間的な証拠とでもうけとられたのであろう。

(中略)
このような状態で幾年かが過ぎた後、イタリアは、ドイツ側について戦争を
はじめる。そして、当初は好調でまもなくドイツ、イタリア、日本側に不利に
変わったのは、第二次世界大戦の戦況の変化だから、ここでは説明する
必要もないだろう。この三国の中で最初に戦線から離脱したのが、
ムッソリーニのイタリアだった。長靴の形をしたイタリアのつまさきから
はじまり、次第に北上した連合軍は、イタリア内のパルチザンの助けも
あって、北イタリアの国境近くまで、ムッソリーニを追いつめる。
ドイツの下士官に化けてスイスに逃亡しようとしたムッソリーニが、
パルチザンに捕われたのは、日本が降伏する一年前であった。ここから、
愛人クラレッタが表舞台に登場してくるのだ。

パルチザンの手におちたということは、死と同じことだった。その
ムッソリーニに、彼女は、あらゆる手をつくして近づこうとする。
一方、正妻のラケーレは、子供たちを連れて、中立国スイスに
逃れることに成功していた。その妻に、ムッソリーニは、子供たちの
ために生きてくれと、実に真情あふれる美しい手紙を送っている。
反対に、子供のない愛人は、男と死をともにすることだけを考えて
いたのである。

クラレッタには、愛する男の許に行き、ともに死ぬことだけが残された。
ようやく男に追いついた彼女は、もう二度と離れない決心であったらしい。
パルチザンたちも、彼女までは殺すつもりはなかったし、とくに
彼らの首領格だった一人の伯爵は、クラレッタだけは助けようと努めた
のだが、彼女の決心はゆるがなかった。死を前に気の落ちこんでいる
ムッソリーニをなぐさめる勇気さえ、彼女にはあったのだから。

最後の一夜を過ごした百姓家を出て行くとき、クラレッタは、それまで
持っていたハンドバッグを、置いたままで出て行く。小路に沿う
一つの家の前の鉄門を背に、独裁者は機関銃の集中砲火を浴びて死んだ。
愛人をかばって、この殺人行為に最後まで抗議をやめなかった
クラレッタも、ともに死んだ。

それまで手放さずにもち歩いていたハンドバッグを、まるで死期を
予測したように、その朝だけはもって出なかったクラレッタを
心にとめていたのが、あの伯爵である。貴族生まれの男だった
からこそ、そのような学校では教えない文化も、肌身で理解していた
のであろう。死を覚悟した女が、世間のすべてを捨てる想いを、
ハンドバッグを置いたままで出て行くことで、無意識にあらわしている。」

塩野七生著『男たちへ』文藝春秋

女性にとっては「バッグを持ちあるくという行為それ自体に意味があり」、
「ないと何かが欠けている」印象を与え、それを置いて行くことは
「世間のすべてを捨てる」ことと同義なのだということですね。私も
これからは、使われないバッグの山を見るたびに「これはもう処分した
方が・・」などと野暮なことは決して言わずに、女の人生における大切な
小道具のひとつとして、温かく見守ることができそうです。。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 21:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

海老蔵

こんばんは。今日は午後からいいお天気になりましたね。朝イチで
テニスの予定でしたが、残念ながら雨で中止。。昨日は夜中まで
葛飾はるさんのサークルの忘年会で楽しんだため、やや体調不良。
今日は正直休めてよかったかも・・。明日も4時間練習の予定
なので早めに休まないと。

そういえば、昨日のその忘年会ではるさんのお兄さんと話して
いたら、私がなんと市川海老蔵(!)に似てると言って頂き、
ビックリ♪今まで伊武雅刀や舛添要一に・・とは言われてきました
が、、帰宅して妻にそのことを話したら「坊主で目玉が外にでて
いるからじゃないの?!」といわれ、納得・・。そうそう
いいことはないものです。。

さて今日の午後、仕事で川崎のお客様のお宅へ訪問。雑談中
聞いてみると、宝石をカットしたり台を作ったりするお仕事を
されていらっしゃるとのことでした。それも一品ものだけを扱う
「ハイジュエリー」専門職人さんで、ここ最近は景気が良いのか
とても需要が多いらしく、下は数百万円から上はもう天井なし
とのこと。ここだけの話、原石をカットしながら「これを少し
持ち出せば、家のローンなどすぐ終わっちゃうな」と考えることも
あるそうです。。

あと仕事柄、市販よりもごく安く指輪などを入手できるらしく、
数年前一度奥さまに、普通の会社員では一生買えないような高価な
ものを贈ったそうなのですが、意外にも反応はイマイチだった
よう。もともと貴金属類にさして興味の強くない方だそうで、
人によってもまあ本当に様々なんだなーと思いました。
私などは装飾品は、肌に触れるものでもあるし、特にストーリが
大事なのかも、と思います。例えば誰にいつどういう状況のときに
貰ったものなのか、どんな想いとともに買ったものなのかと、
身につける際やふと意識するたびに思い巡らすものですものね。

そう、身につけるといえばバッグへの執着についても女性の
七不思議の一つだといつも思ってきました。私の家も(決して
高価とは言えませんが)バッグだらけです。その謎を解明して
くれる文章が、今日読んだ塩野七生さんの文庫本「男たちへ」
に載っていましたのでご紹介したいのですが、やや長いので
明日にしますね。何でも「女にとってのハンドバッグは、心の、
そして肉体の一部なのだ」そうです・・。

ではまた、おやすみなさいzz..
日記 | 投稿者 テニス侍 23:58 | コメント(4)| トラックバック(0)

ハクキン懐炉

こんばんは。今朝もかなり寒かったので、とうとう去年の残りの
携帯使い捨てカイロを使用。。すごく温かくて助かりました~!
そういえば昔なつかしい”ハクキン懐炉”(ベンゼンを燃料に
プラチナ触媒によって酸化発熱するもので、大正12年に発明された
日本が誇る携帯カイロ)が最近見直されて大人気だそうです。
デザインもとても味があるし、クリスマスも近いので、近い人への
贈り物にも良いかもしれませんね(ちなみに私も先日HPから注文
しました)。そろそろ届くころなので、使い心地をまた報告しますね。

さて今日読んだ手塚治虫さんの文庫本「ブッダ救われる言葉」には、
こころに響く教えが数多く集められていて、久しぶりに圧倒されて
しまいました。手塚先生の漫画本は、ときに無性に読みたくなる
んですよね。これまで私が夢中に読んだシリーズは、とりわけ
「アドルフに告ぐ」「火の鳥」「ブラックジャック」そしてこの
「ブッダ」です。

たとえばこんな言葉に触れると、目前の悩みも忘れさせてくれます。
『永遠の時と空間にとって、人の一生などほんのひとかけらの
氷の粒にすぎない。いま、生きて美しく輝くとみれば、つかのまに
消え去って、時の流れの中にとけこんでしまう。』

あと、今回いちばん腑に落ちた教えはこちらです。

『この世の中はどんなものでも、おたがいにつながりを持っているものだ。
それは一生つづく。一生のあいだおまえは世の中のあらゆるものと
つながりを持ってゆく・・。同じつながりを持つのなら・・、自然に
まかせたらどうだね?』

これはブッダの死に際にもっとも近くにいたといわれるアナンダにいう
言葉である。この時点ではアナンダはまだ迷いの最中にいる。そんな彼に
ブッダは人間というおたがいのつながり合いについて説き、
「おまえが人を殺したくなった時、その人間はおまえが手をくださずとも、
いつかは自然に死んでいくのだと考えなさい」というのだ。

人間は一生の間に、いったいどれだけ多くのものとつながりを持っていく
のだろうか。そして人間はまた誰もが自分こそが一番愛しいと思う。
だが他の人々もまた同じことを思っている。

「そうであればなおさら、他人を傷つけてはならないのだ。なぜなら、
自分を他人に置き換えた時、もっとも愛しいものを傷つけたことに
なるからだ」ともブッダはいう。

他人の思いに共感し、それを思いやるところに真のきずなが生まれ、
つながりもまたさらに深まることになる。それが慈悲の心であり、
苦から解放されて真に自分を愛することにもなる。

手塚治虫著『ブッダ救われる言葉』光文社

他人とのつながりには、行き違いや誤解もあってどうしても軋轢が
つきもの。それでも普段から、あまり拘らず「自然にまかせて」いく
気持ちの余裕が大切なのかもしれませんね。また、仕事でも
私生活でも、関係する相手と思いを重ねてつながりが深まったと
感じられる瞬間は、何物にも代えがたい満足感を覚えますよね。
そんな至福の機会は、そう多くは訪れないのですが。。
それでは、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

あなたが大切だ

こんばんは。今週もずっと天候が安定していて過ごしやすいですね。
朝晩はぐっと冷え込むので体調には気をつけましょうね。

この前の週末に出場したマラソン大会の結果ですが、ランネットに今日
アップされていました。ネットで47分02秒、10キロ男子出場者
1563人のうちで555位と、まあ上々の成績です!
週末には練習してもう少し体を絞ったら、もっと楽しめそうですね。
さあ次は、来月13日に荒川で開催される第9回谷川真理ハーフ
マラソンに参加する予定です。がんばりまーす!

さて今日読んだ本は、最近ハマって前にもご紹介しました脳科学者で、
あの有名な「クオリア(高い質感)」という概念を生み出した
茂木健一郎先生の最新刊です。町田康さんや山下洋輔さんなど5人の
作家やダンサーとの対談を収録した本なのですが、今回は落語家の
立川志の輔師匠との会話の中で、最も印象に残った箇所を少し引用
したいと思います。

(茂木)師匠は人生の最初に嬉しいと思って「もうこれで俺という存在が
肯定できる」と思ったものを、ずっと追い求めてこられたわけですね。
(立川)自分の肯定ね、いちばん大きい要素だったでしょうね。
スポーツもやりましたし、いろいろやりましたけど、その商店街で
お店に入っていって、大人に交じって笑い声の中にいた、その自分が
言ったことで笑ってもらった記憶は、今も絶対大もとですね。
(茂木)自分が認められたというか、自分という存在がほかの人に
とって大事なこととして受け入れられたとか、おそらくそういうことです
よね。人間は、社会的動物ですからね。ほかの人に認めてもらわないと
生きていけないんです。
(立川)そうだよね。最近素敵だなと思うコピーがあったんですよ。
公共広告機構のCMで「命は大切だ、命を大切に。そう何千何万回と
言われるより、『あなたが大切だ』、誰かがそう言ってくれたなら、
それだけで生きていける」っていうコピーがある。
あれなんか、本当にいいコピーだなと思う。
(茂木)あれは真実ですよね。
(立川)先生が言ったことはそういうことですよね。
(茂木)人間が大事だとか子供が大事だとかいったって、結局はこの俺を
大事だと思ってほしいということですよね。

茂木健一郎著「芸術の神様が降りてくる瞬間」光文社

相手を大切に思う気持ちを、これまでも、今この瞬間も、私はちゃんと
届けてきたと胸を張れるだろうか・・。その逆に、感謝の念とともにきちんと
受けとめてきたと言えるのか・・。よく考えてみようと思いました。
それではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:54 | コメント(4)| トラックバック(0)

東京10Kクリスマスラン

こんばんは、今日も気持ちよく晴れてくれましたね~。
予定どおり東京西部、立川市にある国営昭和記念公園で開催された
「TOKYO 10K CHRISTMAS RUN 2007」に参加しました!
10キロの部は男女で3000人を超える参加者、5キロの部や
チビッコランナーたちを含めると、なんと6300人が出場登録
している大きなランニング祭りでした。

私は体調も万全、ランニングとしては練習不足ですがテニスはいつも
長時間やっているし大丈夫~!と思いつつ、午後1時のスタート時刻
15分前にラインに付きました。空は快晴、しかし風が少し出ていて
寒かったです。

さて結果、前回51分台だった江戸川マラソン10キロのときよりも、
ずいぶん短縮できて47分台かなと思います。
明日には詳しい記録がランネットのHPに掲載されるらしいです。
グロス(号砲が鳴ってから、個人がゴールラインをまたぐまで)の
大会時計で47分台だったので、もしかするとネット(全員が
シューズに着けた計測チップで、個人の正確なタイムがわかります)
ではもう少し早いかも、記録もまた楽しみです。。

実は前半すごく快調で5キロ21分くらいだったのです。もしかして
45分切れるかなと思った矢先、左ヒザが少し痛くなり大幅にペースダウン、
何十人にどんどん抜かされました。とても残念です。
次回は少し身軽にして、45分にチャレンジします!!

この大会はクリスマスをテーマに、家族や友人で楽しんで走りましょう!
という主旨が、スタッフにも会場設営にも徹底していました。
そして多くの参加者が慣れた感じで仮装して走っていたりと、本当に
気持ちよく楽しめる雰囲気で、家からは少し遠いのですが、来年も
また参加したいなーと思いました。

5キロの部スタートの写真です。みんな真剣に走ってますね~!


さてこれからゆっくり風呂に入りヒザのケアをしたあと、前に
とれっくさんに借りたテニスレッスンDVDを観て、ダブルスの勉強を
しようかな。それではまた、おやすみなさいzz...
マラソン大会 | 投稿者 テニス侍 21:05 | コメント(2)| トラックバック(0)

ひとり密かに喜ぶこと

こんばんは、今週もあっという間に週末です。それにあと2週間で
今年もおしまい、特に今年は四季の巡りが早かった気がします。
そうだ、年賀状もやらないとね。。
それにしても今日は雲ひとつない青空で、昼間は少し暖かかったし
最高の天気でしたね。あさって日曜も、マラソン大会なので今日
くらいいい天気だと気持ち良いのにな~。

今日ちょっと時間があったので、本当に久しぶりに自分の部屋の
片づけをしました。いま住んでいる家は貸家でして、なんと60坪
くらいあって広さは抜群なのです(全然使いこなしていない
のですが・・)。読んだ本でごちゃごちゃの書棚を整理したり、
いらない書類を大量に捨てたり、雑貨をひとまとめにして処分
したり・・、やり始めたらすごく時間がかかって大変でした。
年末の大掃除ではないですが、終了後はかなり気分が良いもの
ですね。これからは少しづつやるようにします・・。

さて今日読んだ本は、新聞雑誌の書評欄で大評判の詩集
「求めない」でおなじみ、英文学者加島祥造さんのエッセイ本です。
古代中国の思想家・老子が唱える「道(タオ)」を、私たちにも
わかりやすく伝えてくれています。特に「豊かに生きるためには」
という個所が印象的でしたので、少しご紹介しますね。

「富の中身は、人によっていろいろ違いますから、いちがいには
言えません。しかし僕に言わせれば、それは非常に単純なものです。

すなわち
”自分が自由になること、それが富だ”。
そして
”自由になるということは自分の内なる声にしたがうこと、つまり、
隠れていた自分の能力をひきだすことだ”。

自分の能力をひき出すのには、二つの大切な要素があると思います。
一つは、『閑』ということ。
閑は、社会的要求に応じて働く自分からは、出てこない。社会的
要求から少し遠ざかることです。自分のままでいられるような時間を
つくる。

もう一つは、『自足』の気持ち。それを持つと、隠れていた
潜在能力が出てくるんです。その大きなチャンスが生まれてくる。

『閑』と『自足』を少しでも獲得した人は、自分の深い能力に気づき
はじめる。自分の生きることの楽しさを知りはじめる。

企業社会だけでやってきた人には、少し難しい課題かもしれません。
アイルランドの詩人イエーツも、ある婦人に向かって「自分ひとりで
密かに喜ぶことです-それはとても難しいことですが」と言いました。

自分ひとりで密かに喜べるのは、その人が自分の深い能力を見つけた
ときです。これが”富”の中身だと、いまの僕は思います。

まず、よく笑うこと。そうしたら、あなたはもう少し豊かになれるはずです。
ひとり密かに、喜ぶことです。」 
加島祥造著「老子と暮らす」光文社文庫

自分のままでいられる時間をつくり、自分の潜在能力を引き出して、
ひとり密かに喜ぶこと・・。思えば私などは、大勢集まって
ワイワイガヤガヤと遊ぶのも捨てがたい若造でありますが、
その反対に、自分自身と真摯に対面し、内なる声に従って自分の
世界を密かに楽しめる人の方が、もしかするとずっと豊かなのかも
しれないなー、とも思いました。

また、80歳を超えながらも長野の山奥でひとり思索する
加島さんは、この本を通じて
「人にどう見られようと構わないから、とにかくもう少し自由に
生きようよ、太古からつながる大きな道(タオ)を感じながら」
というメッセージを、言葉を替えて何度も伝えてくれているのかな、
と感じました。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:45 | コメント(2)| トラックバック(0)

いただきます

こんばんは。東京は今日も風もなくおだやかな冬の一日でしたね。
午後遅く、晩秋のかげり日のなかで、鮮やかな黄色をたたえた
イチョウの落葉のうえを歩いたら、何層も厚く重なっていたせいか
足の裏にとても柔らかく温かい感触がして、ちょっと面白かった
です。まさにイチョウの絨毯ですね。

昨日の夜帰宅してキッチンの片隅に、何やら見覚えのある
封筒が一通置いてあり、もしかと近寄ってみると先週受診した
人間ドッグの結果通知書・・。すぐに開けて中をのぞいてみると、
今年は「問題なし」とのことで、安心しました!ただし所見欄には
「一日1800kcalで十分ですよ。運動も忘れずに」
との記載あり。運動はやり過ぎくらいですが、食事は食べ過ぎ・・。
これからはレコーディングダイエットでしょうか?!
太らないで済む良い方法、誰か教えてくださ~い!!

さて来年2月、予想どおり"THE POLICE"が再結成して来日しますね~!
ポリスとしてはこれが最後でしょうし、そもそもポリス自体を
観たことがないのでチケット手に入れました!2月14日の
東京ドーム追加公演です。高校時代にたくさん聴いた曲を
生で味わえると思うと、すごく楽しみ~!!ただし、取れた
席が微妙・・「2階3塁側15列350番」ってどこなんだろう??

最後に、昨日入手して読んだ本ですが、中国人と日本人の違いを鋭く
観察し分析した法政大学教授の中国人、王敏(ワン・ミン)さんが
書いた「日中2000年の不理解」という新書本です。日中は同種同文の
兄弟文化といわれますし、その姿かたちもほとんど同じように
見えます。しかし私たちは経験上、お互いの価値観の違いに唖然と
することも多いですし、「尖閣諸島」や「南京」、「チベットやウイグル
での人権弾圧」、「農薬」、「不法滞在と犯罪」・・というように
今後も深刻な利害の対決に頭を悩ますことが多くなるでしょうから、
どうしても無関心ではいられないと思っています。同新書での
王教授による冷静な日本人論に、膝を打った箇所をちょっと紹介しますね。

「日本の風土が災害と恩恵を同時に提供していることが分かる。
烈しい災害をもたらす風土と掛け替えのない恵みを受ける風土が
共存している。台風や梅雨がなければ実りの秋はない。火山や
地震がなければ癒しの温泉が豊富にあるわけがない。日本人は
この国土に住む限り、この秋霜烈日を受け入れなければならない。
日本人はこれを受け入れ、自然に触れ、敬慕し、畏怖してきた。
どの国よりも自然との一体感が育ったとしても不思議ではない。

日本人は浜辺できれいな貝殻をよく探している。貝殻や小石に
自然の力が宿っていると感じるからだという。八百万の神々への
信仰の原点が醸し出す、素朴な習俗と思われる。

生きとし生けるものに崇敬の念を払う原初的なアニミズムあるいは
シャーマニズムに通じる素朴な感情が、現代の日本人にも継承されている。
日本という風土で育った人々はこの感性を共有している。恵まれた
豊穣の自然と一体になる感性を精神的な共通財産にしている。
この感性について、日本人の間では説明を必要としない。『以心伝心』
ですむ。暗黙のうちに通じ合う感性である。言葉では語れない感性である。

日本人のなかで、日本神話の国生み、神生みを信じている人はほとんど
いないだろう。しかし、日本人は神社仏閣にお参りして敬虔である。
それは、日本人は、神を感性で感じているからに違いない、こう思う
ようになった。心のなかにいると感じているということだ。
自然と一体になる感性から生まれる共鳴を神聖とする心だ。神聖な
共鳴は教義という言葉で語れるものではない。信じるかどうかではなく、
感じるかどうかである。神が存在するかどうかという問いかけには
肯定が少ないが、感じるかどうかという問い方に替えれば、
もっと肯定派の比率は上がると思われる。自分なりに敬虔になり感性で
受け止めるのが日本人の信仰なのではないか。自分の感性に向かって
祈るから日本人の祈りは静寂である。中国人のような喧騒にならない。
(中国人は)神が自分の外にあるから外に向かって声をかけたく
なるわけである。食事を取る前に手を合わせて発する『いただきます』は、
本来自分の感性に語りかける言葉であろう。

日本人における八百万の神の内在化が、花鳥風月に対する日本人の
触れあいであるということができる。日本人の信仰心は、生活の
なかで感じられる自然の恵みと自然との融合感がもとになっている。
宗教を理屈で理解するのではない。神聖な感覚に浸るなかから
宗教心が生まれる。教義がなくても心のなかに取り込んでしまう。
神道に教義がないのも当然であろう。日本人は以心伝心で理解しあう
文化を育んできた。このように、私は見ている。」

王 敏著「日中2000年の不理解」朝日新書

私もやはり、限りなく恐ろしく限りなく豊かな「自然」のなかで、
神としか言いようのない存在を感じてきたと思います。
そして「いただきます」という言葉は、私たちの内なる神に
向けて発せられているという指摘には、しばらく考えさせられました。
まさに「自然の恵みをいただく」のですものね・・。

ではまた、おやすみなさいZZ...




日記 | 投稿者 テニス侍 23:57 | コメント(4)| トラックバック(0)

イノダコーヒ

こんばんは。今朝もきりっと晴れて気持ち良い天気のなか、
いつもの仲間でダブルス練習です。最近4時間コースが多かった
ので2時間はあっという間ですね。ここ最近、サークル主宰者
「はるさん」のサービスが以前よりもコース・スピードともに
大きく進化して厳しくなりちょっと困っています・・。でもこれに
対応できるようになれば、自分もレベルアップに繋がるので
本当に有り難いこと。年末年始もたくさん練習しましょうね~!!

そして今日は午後から、大丸東京店に先月できた京都本店の
イノダコーヒ」に行ってきました。東京初となるこのお店、
1か月以上経った今でも大人気らしく、店の前に行列が出来ていました。
私も並んで入店し、窓際カウンター席に座って珈琲をいただきました。
ここのお店の特徴は、たっぷりのミルクと砂糖が始めから入っていること。
学生時代、あの有名な京都三条支店のラウンドテーブルで注文して
目の前に出された瞬間、あれれとビックリしたことを覚えています。
酸味が特に強い独特の味わいは、60年を超える老舗の余裕を感じさせます。
機会があればぜひ一度ご賞味ください。

さてこのブログも、去年の12月に始めてからもうすぐ丸1年に
なるんですよ!読んでいただいている方々にいつも励まされながら、
ようやく続けられていると思います、皆さまありがとうございます!!
2年目のこれからも無理をせずに、テニスと読書を中心として地味に
書いていきますから、時々のぞいて見て下さいね。

さて今日読んだ新書本は「処世術は世阿弥に学べ!」。この本は、
遠く室町時代、足利義満の寵愛を受けて能楽を大成させた世阿弥が
残した多くのことばを紹介しています。私たちは「いかにして
この世界のうちに生きるのか」ということを、現代においても
十分通用する新鮮さと強さで訴えかけてきます。

「世阿弥の言葉は実に具体的である。その具体的なことをいう時に、
また実に的確にそれを要約する言葉をいう。適切なものが
見つからなければ、自分で言葉を作ってでも、要約してみせる。
『時節感当』もそうした言葉の一つである。
この『時節感当』という言葉には、いくつかの人間の能力についての
考えがいわれている。一つは、いうまでもなく、タイミングを
つかむ能力である。時の節目を見る能力である。どんな正しい
ことをいっても、それがタイミングを外してしまえば、けっして
人々に受け入れられることはない。行動にも説得力がなくなる。
私達は、現在のなかに生きている。この現在のなかで戦うには、
ただ先見の明を誇るのではなく、この現在に的確に『当たる』考えが
必要なのだ。世阿弥はそのことをよく知っていた。なにしろ、
かれは、あなたと同じようにこの現在のうちに生きて、ここで
結果を出さないことには、生きていくことができない人間で
あったからだ。

そこで、世阿弥は、さきにあげた言葉をいったのだ。諸人の心を
受けて、声を出すべし。待ち受けている人々の心の動きを
はっきりと受けとめて、発言をしなければならない。タイミングとは、
この諸人の心の動きを読み取る能力のことにほかならない。
タイミングを逸したということがある。それが言い訳がましく聞こえる
のは、なにかタイミングというものを、人間にはつかまえがたい偶然の
もののようにいって、責任を逃れているからだ。実は、タイミングは、
『人』の心の動きのことであるとするならば、タイミングを逸した
のは、結局、人の心をつかんでいなかったことにほかならない。
正しいだけではダメなのだ。その正しさを人々の心に受け入れて
もらう、『時節』をつかまないといけない。
それはいったいどういうことなのか。こういってもいい。人は、
当たり前のことだが、一人では生きていない。あなたは時間と場所を
他人や『諸人』と共有して生きている。こんな当たり前のことを、
つい私達は忘れる。それも人間であるからだろう。自分のタイミング
しか見ていない。他人のタイミングこそ、最も大事なことなのだ。」

土屋恵一郎著「処世術は世阿弥に学べ!」岩波アクティブ新書

思い通りに事が運ばないとき、「タイミングが悪い」と嘆くまえに
やるべきことは『諸人の心を読み取り捉える』構えを忘れないこと
なのですね。
この他にも「人生とは、連続的な時間の持続ではなく、いくつもの
非連続の飛躍のなかで、その段階を経験していくものだ」という
ことばにも、思わず頷いてしまいました。。そう、不安や恐れを
感じながらも目をつぶってその一歩を踏み出していくことで、
これまでとは違う全く新たな舞台に上がれることは、誰もが
経験上理解していることですものね。

さあまた一週間忙しいですね、頑張りましょう。おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 22:46 | コメント(4)| トラックバック(0)

ヒッチコック

こんばんは。ここのところよいお天気が続いていますね~。
テニススクールの友人たちと来週忘年会を計画したのですが、
忙しくて日程がなかなか合わず、残念ながら新年会に延期。
毎年この時期は飲み会が重なって、体調を崩しやすいですよね、
十分気をつけましょう。

昨夜、軽く外で食べようか、ということで家の近くにある
らーめん店「田所商店」へ。ここは味噌ラーメン専門店で、
長野・北海道・九州(麦みそ)の3種類から味噌を選べる、
とっても美味しくてお気に入りなのです。スープも麺も美味ですが、
追加で頼む「炙りチャーシュー」これがすごくおいしいんですよ!
”Myミシュラン”としては、星3つ!安くてうまい店なので、
近くの方にはおススメします!!

さて来週日曜は、立川市の昭和記念公園で行われる
マラソン大会「TOKYO 10K CHRISTMAS RUN 2007」に参加します!
午前10時まで受付すれば当日参加もできるようで、興味ある方は
チェックしてみてください。2千人以上の大きな大会らしく、
公園内の特設コースを大きく2周します。スタート時間も午後
1時と遅いので、ゆったりと楽しんできますね~。
来週も天気よいといいな。

今朝も8時からダブルス練習、メンバー途中変わって12時まで
練習できました。ロブはだいぶラクに打てるようになってきた反面、
ハイボレーのミスが多い・・。腕でなくて、軸足から踏み込み足で
打ち込む意識が足りない。また明日も朝から、練習あるのみですね、
がんばろう!

昼テニス帰りに、行きつけのTSUTAYAで、ずいぶん久しぶりに
アルフレッド・ヒッチコック監督を借りてきました!
1954年発表のカラー作品「泥棒成金 To Catch a Thief」です。
代表作「鳥」や「サイコ」、「北北西に~」とか「めまい」などなど
心理描写が絶妙に巧いサスペンス作品は、どれも本当に面白いですよね。

今日の「泥棒成金」は結構笑えてハッピーエンドの明るいものでした。
主演のグレース・ケリー、やっぱり息を呑むほどの美貌ですね~。
モナコ王子に嫁いで王妃になるのも頷けます。エルメスが彼女の
ために作った「ケリーバッグ」なども有名ですよね。

また南仏海岸の美しさも、すごく魅力的に撮れています。
"midi(ミディ)"と言われる歴史ある保養地ニースやモンペリエ、
カンヌあたりをいつか訪ねて、ゆっくり過ごしてみたいなー
と思いました。

余談ですがヒッチコックの孫娘が昔通っていた大学映画科の授業で、
「ヒッチコックが好きな映画の要素」という課題が出たらしいのです。
孫が監督に聞いてみたら「疑惑の影だよ」という本人の答えだった
のでそのまま提出したら、なんと結果は不合格!
その理由は「推敲が足りない」ということ・・。
著者作者の意図はいつも、受け手や評論者へ正確には伝わらない
という、相変わらずのテーマですね。

明日も良い一日を!おやすみなさいZZ...
映画 | 投稿者 テニス侍 22:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

直感

こんばんは、今日も穏やかでよいお天気。午後は仕事で六本木の
弁護士先生の事務所にお邪魔しました。50代の男性、美味しそうに
葉巻をふかす愛煙家の一風変わった方でした。仕事の話は
そっちのけ、学生時代フランスやスイスなどアルプスの山小屋で
スキーガイドをなさっていたときの思い出話が、とても面白かったです。
面談は奥さまもご一緒だったのですが、しょっちゅう話が脱線すると
奥さまが気を遣って元に戻そうと努めてくれるので、助かりました。

そういえば昨日も人間ドッグで訪れた病院で、いつもの院長先生の
趣味のマラソンで半月板を痛めてリハビリに時間がかかったお話とか、
バリウム検査をしてくれる技師の方が、昔からこだわっているカシオの
腕時計のお話、、営業という職業柄か面白い話をいつも聞けて
楽しいことが多いですね。
人間ドッグ、結果はまだわかりませんが、血圧が毎年10くらい
下がっていて、今回は100-60!どこまで下がるんでしょうか?!

さて昨日「脳は直感している」という新書本を手にしました。
「虫の知らせ」とか「予知夢」など、非科学的として無視されて
いる現象にもちゃんと意味があるのだとする著者の考えの多くに、
納得することが多かったです。著者によれば『直感力』とは、
「知覚情報をもとに本人の経験・知識を加味し、最善の手段を選ぶための判断力」の
ことだといいます。そういえば優秀なテニスプレーヤーは、対戦相手の
配球をまさに直感によって返球しますし、女のカンは好きな男の
様々なサインから、隠し事を正確に読み取ることができるそうです・・。

「危険という生物の生死に関わる重大問題を回避するためには、
脳は半ば自動的に直感を使って、正しい行動を人間に取らせよう
とする。しかし、『正解』にたどりつくことは、必ずしも
重大問題とはみなされないので、自動的に直感力が発揮されるのを
待つのではなく、積極的に直感を活用しようとする姿勢を
持つことが大事になる。

では、そもそも直感によってたどりつくことができる『正解』とは、
どのような特徴を持ったものだろうか?
この現実世界では、『正解』とはしばしば、条件によっていくつかの
『別解』に分かれていく。つまり、数学のテストのように
『唯一の正解』というものがあるのではなく、場面によって
求められるものは変わりうる、ということだ。

ところが現代ではしばしば、これとはまったく逆のことがいわれる。
ただ一つのことにとことん執着するのが、最善の道だという考え方が、
多く見受けられるのだ。
たとえば『東大に受かること』をただ一つで最高の正解だと思う親が
多かったり、『ただ一人の運命の人との出会い』を信じている人も
多いし、『自分に合った天職がどこかにある』と思い込んでいる人も、
多いような気がする。

しかし、あらかじめ決定された『正解』がある、という考え方は
間違っている。そのような思い込みは『直感力』を鈍らせるだけだ。
世界も、自分自身も、日々、変化しつづけている。もちろん変わらない
ものもあるが、変わるものもある。そういったことを前提に、日々、
人生の経験を積み重ね、非言語的メッセージに耳を澄まし、現場で
直接感じる(直感する)ことが、正解にたどりつく着実な方法なのだ。」

佐々木正悟著「脳は直感している」祥伝社新書

刻々と多様に変化する現実のなかでは、一つの正解をどこまでも
追及するよりも、日々培った『直感力』を用いつつ、自分に相応しい
正解の一つを得られればよしとする方が、不安や迷いの少ない安定した
生活を送れると私も思いました。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:57 | コメント(2)| トラックバック(0)

白子町テニス合宿

こんばんは。週末は風もなく最高のお天気でしたね!土曜日は
予定どおり千葉県白子町へはるさんのサークル仲間6人で、
テニス合宿に行ってきました!朝5時起きで葛飾のメンバーを
ピックアップして6時すぎに待ち合わせ場所へ集合、9時前には
練習開始です。実は金曜日、会社のパーティーなどあって帰宅が
午前1時前に・・。ちょっと寝不足で眠かったのですが夕方5時の
日没まで思う存分楽しめました!その後、地元の温泉で2時間
くらいゆったりしてから東京に戻り、9時から焼肉店で打ち上げ&
反省会。これがとても幸せな瞬間ですね、好きなテニスをベースに、
気の知れた友人と食べながら話せるなんて、ほんとうに大感謝です!
テニス仲間のみなさん、また来年3月にいきましょうね~~!!

実は今日日曜日も朝8時から4時間ダブルス練習、ちょっと
体が重いですが、合宿で重点練習したロブの精度が格段に
良くなったように感じました。抜けるような青空も最高でした!

で夜は、妻が11月から勤めはじめた大丸東京店へお迎えに。
都心の他の百貨店に比べると随分こじんまりしていますが、
大人っぽい品揃えとお店の構成にかなり好感をもちました。

さていよいよ12月ですね。今年もあと1か月、「終わり
良ければ~」のことわざどおり、仕事も私生活も引き続き
全力で当たっていきたいと思います。
それではまた、おやすみなさいzz...
テニス | 投稿者 テニス侍 23:58 | コメント(6)| トラックバック(0)
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