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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

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かき氷

こんばんは。今日も何だかはっきりしないお天気。
気温はちょうど良いので助かりますが、やっぱり晴れ間が
恋しくなります・・、夕日も見れますしね。

さて今日は残りいくつか、京都の写真を紹介します。
まずは六波羅密寺の帰り、四条川原町阪急の裏手にある
甘味どころ「弥次喜多」のかき氷~、絶品でした!

氷がやわらかく、まるで粉雪のよう。抹茶蜜は濃厚で苦味が
強く、冷たさと渋さによって暑さでボーとした頭をシャキッと
してくれました。でもこのお店の氷はとても大きいので、
こめかみあたりがズキズキ痛くなりましたが・・。


次は、久しぶりの龍安寺(りょうあんじ)方丈前庭です。
白砂に大小15の石を配置した繊細で美しい枯山水庭園には、
真夏のオフシーズンにもかかわらず、国内外の観光客で大変
賑わっていました。
よく見てみると、石庭の塀は奥に向かって低く傾斜し、
逆に庭の砂面は徐々に高く作られていることがわかります。
また15個の石も、奥に行くに従って低く配置されていて、
遠近法による視覚の広がりを意図的に作り出し、わずか
75坪の庭を限りなく広く見せている、ということです。

『禅』とは、心眼を開いて静かに自問自答を繰り返すことで、
時空を越えて「無」の境地にいたり、山川草木すべてが神仏で
あるとの悟りを目指すものといわれています。
禅宗寺院の庭には、私たちの来し方行く末について、自省を
うながす大きな力が備わっているのではないかと思いました。


最後の写真は大徳寺高桐院の参道の楓の木です。
この大徳寺は、応仁の乱で焼かれたあと、あの一休和尚が
再興させたことや、千利休が自身の木像を置いたことに
秀吉が激怒し自刀を命じたことでも有名。
何はともあれ、落葉のころには最高に綺麗なんだろうなーと
思わせました。
ではまた明日、おやすみなさいzz...
| 投稿者 テニス侍 01:00 | コメント(2)| トラックバック(0)

双龍図

こんばんは。東京は一日曇ったり降ったりで、気温も上がらず
過ごしやすかったですね。こうして暑い日とそうでもない日が
交互にやってきて、いつの間にか段々と秋深くなり、紅葉の季節が
まためぐってきます。黙っていても、はっきりした四季の移ろいが
感じられるというだけで、恵まれた土地に生まれ育っているんだな
と思えます。

昨日の続きで、京都のお話を。
まずは祇園にほど近い日本最古の禅寺「建仁寺」。
このお寺は栄西禅師がおよそ800年前に開山したもので、現在は
臨済宗の大本山となっています。白砂と巨岩による枯山水の前庭
「大雄苑」や、俵屋宗達作の「風神雷神図屏風」も有名ですが、
何といっても畳108枚分もの大きな天井画「双龍図」がもの
すごい迫力でした。



龍図は多くの禅寺の天井や襖に描かれていますが、仏法の教えを大衆に
降らせる(伝える)という意味や、龍神は水を司る神であるため、
火の事故から護る、という意味などが込められているそうです。
龍の表情や所作をよく見てみると、本当に生き生きとして、現実の
動物のよう。それに何か怖く恐るべきもののような、はたまた
愛嬌あふれるようななんとも言えない感じ・・。「龍」という
存在は、勿論あくまでも空想の産物。であるからこそ、遥か昔から、
夢に出てきたり物語に登場したりして、私たちの心に独特の
存在感を持って迫ってくるのでしょうね。優しさと厳しさ、
動と静、父性と母性を合わせ持つ不思議な「生き物」と思います。

明日には写真をたくさんアップしますね~、ではおやすみなさいzz...
| 投稿者 テニス侍 01:03 | コメント(2)| トラックバック(0)

京のお買物

こんばんは。先ほどはカミナリがすごく近くてビックリです!
今夜は蒲田にいたのですが、どこか近くに何度も落ちた感じでした。
しかし最近は停電ってなかなかしませんね~?!避雷技術が
相当進んでいるんでしょうね。昨年自宅付近が一時停電したとき、
最も困ったのは、そう冷凍食品です!全て駄目になりますもんね。

今夜もお客様と食事をして日付が変わってしまいました。。
昨日までの京都の旅の話を少しだけしますね。日中は強い
日差しの中を歩き回って熱中症気味になりましたし、夜は
風も出ずそれほど気温が下がらなくて、まだまだ暑かったです。

土曜日の午前、京都に到着後、まずは向かったのは、、そう
あのお家騒動の余韻が残るかばん屋さんです。。



物はやはり極上ですね。全て手作り、デザインも新家のこちらの方が
特に色づかいがシンプルで好みです。妻は鞄2個と帽子を
ご購入。。私は黒いエプロンを自分用に買おうかなーと思い、
何度か試着しましたが、適当なサイズがなくあきらめました。
今回なぜか欲しくなったのですが、上手くいきませんね・・。

その後、近くにあるがまぐち屋さんの「まつひろ商店」へ。
安価で使いやすく、ここ数年ずっと愛用しています。形や質感も
なじみやすくてお気に入りです。

さて午後からようやくお寺めぐり。祇園の近く、開山800年で
日本最古の禅寺と言われる「建仁寺」にお邪魔しました。

ここからは明日書きますねー、ではおやすみなさいzz...
| 投稿者 テニス侍 02:14 | コメント(2)| トラックバック(0)

カズオ・イシグロ

こんばんは。だんだん朝夕は過ごしやすくなったものの、
日中は暑くて大変でしたね。今23時くらいですが、東京は
豪雨ですごい音がしてます。この週末も天気は大丈夫そうですね。
ツヨシ家は明日から月曜まで、京都散策の旅にでかけます。
京都地方も天気は安定しているようですが、気温は連日
35℃とのこと・・、やはりしょうがないですよね。。

夕食は今年初物の「さんま」です。ちょっと前にTVで報道してたので
リクエストしていたのです!今年は特に豊漁らしくて安価だし、
味ももう最高でしたよ~!新鮮なあぶらがすごくのっていて、内臓も
きりっとした苦味が滋味深く、醤油をほんの少したらして食べたら、
ほんとうにご飯がどんどん進みます。初秋の代表的な味覚ですよね、
大好きです。他にこの時期は果物もまた美味しいですよね~。私の
大好物のひとつは「梨」です!(ほかにも大好物が無数にありますが)
絶妙な甘さとシャキっとした歯ごたえ、少し冷たくして食べると
これが最高です!前に埼玉県の春日部というところによく行く梨園が
あって、初めてのときにたくさん味見をさせてくれたのですが、
梨もやっぱりもぎたての旨さは違うんですよねー。それに現地では
すこし変な形のものや、ぶつけたものなどをたくさんおまけしてくれる
ので、嬉しいものですよね。

さて、先週から読んでいますカズオ・イシグロ、面白いですよ~!
デビュー作の「遠い山なみの光」をおととい読み終え、昨日から前々作の
「わたしたちが孤児だったころ」を読み始めています。一言でいえば
「会話」のセンスが抜群!当初、少し読みにくい感じもあるのですが
登場人物が会話を重ねれば重ねるほど微妙にズレていく、ふだん
私たちもよく経験する感じが、見事に表現されています。筋書きも
「遠い~」は戦後すぐの長崎から英国に移住した女性による、ありし日の
回想であったり、「わたしたち~」は1930年代の上海が舞台と
なっていたりと、歴史の背景も楽しむことができます。
「日の名残り」などほかの代表作を読み終えたらまた書きますね。
久々に、のめり込める作家に出合った感じがして、嬉しく思ってます。

ではまた、おやすみなさいzz...
| 投稿者 テニス侍 23:56 | コメント(2)| トラックバック(0)

ビバンダム

こんばんは。今日の東京は、朝方雨が降っていたせいか
少し暑さも和らいだ感じでしたね。気象庁発表の9月の
天気予報では、来月中旬まで30℃を超える猛暑が
断続的に続くとのことです・・もうすぐ壊れます。。

とうとう昨日から全米オープン予選がスタートしましたね。
男子は今年もロジャーでほぼ決まりだと思いますが、
女子は・・全くわかりません。はっきりしてるのは、
また寝不足の毎日が続きそうだということ。
予選組の日本人選手もみんな頑張ってねー!

さて今日のタイトルは、世界最古で最大のタイヤメーカー
「ミシュラン」Michelinの販促用キャラクターの名前です。
そしてこのブログの左側プロフィールページの写真が
ビバンダム(愛称ビブ君)その人。彼は見たとおり全身タイヤで
できているので、どこか変な愛嬌があるでしょう~!
その昔19世紀、馬車の車輪がゴム製になったところから
ミシュランの長い歴史が始まり、その後、自転車やオートバイ、
自動車などの急速な発展に合わせて、ミシュランの業容拡大に
一役買ったのがこのビブ君なのです。
初登場は1898年ということなので、今年でなんと109歳?!
そんなお年とはとうてい思えない笑顔・・、ほんと頑張ってますね~!!

ミシュランタイヤは戦闘機や旅客機はもとより、スペースシャトル
にも採用されているそうなので、ビブ君は音速で飛びまわり、宇宙も
経験したことになります、スゴイ!!このキャラクターファンは
日本でも多くって、表参道と吉祥寺にファン向け専門店もあるんです。
私も1回ずつお邪魔しましたが、特に吉祥寺の店はもう博物館みたい。
それにほとんど閉店状態なので、開いているのが奇跡的な状況です。
ポスターや鉄製の看板など、すごく古くていい味のでてるものが
多く、値段も殆どついていませんでした(売りたくないのでしょうね)。

いつでもどこでもビブ君を見かけると、いまだに心ひかれるのは
なぜなのかなー?今年の11月からは、東京版のミシュランガイドも
出るそうですね、これもすごく楽しみにしています。
ちなみに、似た語感のフランス語で "mi-chemin" ミシュマン
(道なかば、何かの途中)という単語があります。まだまだ完成への
途上・成長途中という感じがして、好きな言葉です。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

クリーニングタグ

こんばんは!今日は北海道の実家からトマトをたくさん送って
もらいました。丹誠こめて育てているから、今年は特に出来がよい
ようで、身も詰まってずっしり重いし、ちゃんと熟しているので
酸味も甘味も濃いような気がしてすごく美味しいです。今年はまだ
かな~?と話してたところだったので、おかげでしばらくまた
おいしく頂けます、いつもありがとう!

さてこの間の夜、新宿の会社から家に帰るため地下鉄に乗りました。
いつも通りさほど混んでなく、立っている人が何人かというくらい
でしたが、途中の駅で私の目の前に座っていた女の人が降りようと
座席を立ち上がったとき、ちょっとあわてたのか、ハンドバッグを
ひっくり返してしまったのです。財布や手帳、携帯など色々なものが
車両の床にばらまかれて大変だったのですが、すぐにそこにいた多くの
人たちが全部拾って渡してあげ、何とか無事降車されていました。
こういう場面に出くわすのって、ちょっと何かいい感じですよね。

そういえば私もずいぶん昔ですが学生時代の冬にバイト先の
ボウリング場から帰るとき、地下鉄の座席に手袋を片方置き忘れた
まま、乗り換え駅で降りてしまったのです。ずっと本に夢中に
なっていた私は忘れたのも気付かずに、そのまま階段方面に
歩いていたら、見知らぬ女の子がわざわざ車両から降りて
「あのー」と私を呼び止め、手袋を渡してくれたのです。
本当にやさしい人だなー、と感動してしまいました。
わりとタイプの感じの子だったので、その後ちょっと誘ったり
すれば良かったなー、とか思ったりして・・。

ついでに思い出せば10年ほど前、朝通勤電車を当時の職場が
あった五反田駅で降り、会社まで歩いていたらふとすごい力で、
ズボンの後ろが捕まれた気がしました。「あれ、何だー?」と
思って振り返って見たら、少し年上の女性が私のチノパンに
付いていたクリーニングタグ(朝履くときに取り忘れた)を
引っぱって取ってくれたようで、大きく笑って
「よーく見ないとダメよー!」とかなんとか言ってくれたと
思います・・。その後、クリーニングのあのタグを見るたびに
そのときの女性の笑顔を思い出しています。。

思えば生まれてこのかた、いただいてきた優しさや親切が本当に
多いですね。少しでもお返ししていけるよう、日々がんばりますね。
それではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

書店

こんばんは。今日も暑い~!新宿駅の西口のパネルは37℃・・。
例によってたくさん汗をかきました、しかし体重は78~80キロ
の間を絶望的にさまよっています。
先日、仕事で港区のとある美容外科医院に伺いました。私とほぼ
同年代の男性院長に、雑談のなかで「一番多い相談や施術は
何ですか?」と興味本位で尋ねてみたら、なんと「おなかの脂肪
吸引術」だそうです!!ちなみに約20万円、日帰りでOKとのこと。
お困りのみなさんいかがですか?!私は・・もう少し努力してみます。。
そこの医院の患者さんの男女比は1対9(!)で、男性は20代の
若い人がほとんどらしいです。美容外科だけあって、若く美しい
看護士さんや助手の方ばかりですし、雑居ビルの高層階にあったので、
病院というよりは、消毒液の匂いがする秘密の会員制クラブのような
不思議な雰囲気でした。

さて今日は本屋さんのはなし。私も小さいときから書店が大好き!で
今もほとんど毎日どこかのお店に入って、あれこれ物色して
います。今お気に入りの店は、三軒茶屋駅上のツタヤと
高田馬場駅東口の芳林堂書店、大森駅のブックファースト。
本も一期一会というところがあって、今は買わないけど
今度見つけたら読もうと思ったものなどは、次の機会には
タイトルも作者も覚えてないことがあったりしますよね。
またいつも思うのは、仲のいい友人から勧められた本でも、
あまり面白いと思わずピンとこないことも多い、という
こと。あくまで、自分が進んで読んでみたい!と思うもので
なければ、読む方の身も入らないということでしょうか。
どうもオススメ本は、中学の感想文指定本を連想してしまう
のは、私だけかな・・?しかし私もこのブログでさんざん
紹介してしまっているので、もしかしたら読みづらくなって
いるのかも、、その場合は許してください。。

ではまた、最近ハマっているカズオ・イシグロの「遠い
山なみの光」を読んで寝ます、おやすみなさいzz...
| 投稿者 テニス侍 23:47 | コメント(4)| トラックバック(0)

アンパン

こんばんは。今日も昨日とは違って真夏の暑さでしたね。
午前中、秋の区民大会への手続きをしたあと、近くの図書館で
世界遺産をアーカイブした大きな写真集を借りてきました。
地理本が昔から好きでしたが、簡単な歴史とともに世界の
文化遺産と自然遺産を楽しむことができて面白かったです。
近い将来の夢としては、インド、トルコ、ギリシアあたりを
訪ねてみたいなーと思いました。日本にも世界遺産として
未来に引き継ぐべき大切な宝物と認定された地域や文化財が
たくさんありますよね。10年ほど前の夏、岐阜と富山の県境に
ある五箇山と白川郷の合掌造り集落を訪ねたことがあります。
厚い茅葺き屋根が60度もの勾配で作られ、合掌しているように
見えることから「合掌造り」と名づけられたようで、95年に
文化遺産として認定。有数の豪雪地帯と言われるこの地域、
幅30センチくらいの水路がきめ細かく設けられていて、
その澄んだ水に手を差し入れてみると真夏なのにビックリする
ほど冷たくて気持ちよかったことを覚えています。日本の
古くて美しい里山の風景が、ここにまだ残されていると思いました。

さて今日の午後読んだ本のうち、高名な哲学者であった父、
谷川徹三さんのことを、息子の俊太郎さんが想う詩がとても
印象的でしたのでご紹介したいと思います。

『アンパン』
ぼくの父はアンパンを軽蔑していたが
フォアグラは尊敬していた
そして生涯ニンニクを愛した
母のことも愛していたと思うが

母は父を意地がきたないと言っていた
戦争中息子の僕にも内緒で
ひとりで乾燥イモを食べたという理由で
離婚を決意したこともあったそうだ

父は「雨ニモマケズ」に感動していた
一日玄米四合ト/味噌ト少シノ野菜ヲタベ
という食生活は自分には出来ないと
知っていたからではあるまいか

九十一歳のときバルセロナへ行った
ガウディを口をきわめて罵った
イベリア航空のことは褒めた
昼食にキャビアが出たからだ

死んでから勲章をもらった
法をおかしてサンショウウオを食ったことを
誰も密告しなかったらしい
ちなみに父は哲学者だった

ぼくは今アンパン片手にこれを書いている

「愛ある眼」谷川徹三著 谷川俊太郎詩・編 淡交社刊

食を通じて、父徹三さんの人間味をよく表わしていて
微笑ましく感じます。旺盛な食欲を前にしては、私たちは
いくつになっても、哲学者であっても、まさに子ども同様
なのでしょうね。

さあ夏休みも終わり、明日からまた仕事!がんばります。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

朝顔

こんばんは~。今日は涼しい風を久しぶりに感じて、気持ちよい
一日でしたね!最高気温は27℃だったようです。朝2時間と
夕方4時間練習でしたが、汗もそれほどではなくて、最後まで
集中できたのでとても良かったです。

今夜、私の家の台所には焙煎したてのコーヒー豆がなんと
3kgも積まれています。見る限りよく焼けているし、何といっても
すごくいい匂いがします。どうしてそんなにあるの?というと、
コーヒー器具の専門会社KONOが企画した、珈琲店を経営する
ための2日間のセミナーに、私の妻が参加してきたのです。初めて焼いた
わりには、上手くできたという講師先生の評価を得たらしいですよ。
まだ私も飲んでいませんが。明日も講義と実践が1日中あるらしく、
なんと明日は6kg持ち帰ってくる予定らしいです・・、
そんなに飲めないよ~。お引取りいただける方がいれば(豆の
ままでよければ)お譲りしますので、申し付けてください。
味はもちろん保証できませんけどもね。

さて今日朝のテニス練習に向かうとき、家の近くでアサガオが
咲いていました。淡い空色や濃い群青色、赤みがかった紫色が
特に美しい、代表的な夏の花ですよね。朝顔といえば、千利休と
秀吉のよく知られている話を思い出します。

利休はかなり珍しい朝顔を自ら栽培していて、それが京中に大きな
評判を呼んでいました。その噂を聞いた秀吉が「自分もぜひ見てみたい」
と望んだので、利休は秀吉を家に招きました。ところが約束の日の早朝、
利休は庭の朝顔を一本残らず摘み取らせてしまったのです。何も知らない
秀吉はやって来るなり、庭にひとつも花がないのを見て驚き、不満
であったものの、傍らの茶室に招き入れられると、その質素な床の間に、
ただ一輪だけ、見事な朝顔が活けられているのを見て、大いに唸り
感心したという逸話です。

日本人の美意識を外国人に説明する際の、足し算ではなく引き算・
切り捨ての美学の例としても有名ですよね。のちに利休は秀吉に
ある理由で自決を強要されてしまうのですが、黄金の茶室を
作らせてこれみよがしに自慢する秀吉には、利休の一輪の花の
美を心底は理解できなかったのではないのかな・・。
私も、たくさんではないただ一輪の朝顔をかくし持つ人になりたい
ものだと思います。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:52 | コメント(2)| トラックバック(0)

夏の終わり

こんばんは。今日の午後は曇りがちでしたがまた暑かったですね。
東京は37℃!だったそうです。でもこの週末くらいには猛暑も
一段落でしょうか?

昨日も夜8~11時、松戸Mさんのサークルの練習に参加。
夜とはいえかなりむし暑く、アップ15分の段階で汗だく・・。
最近ますます汗の量が増え、ウエアに「重み」を感じるほど。
シューズもずぶ濡れになりますし、もう異常事態ですね。

ボレー対ストロークなどの基礎練習をしていると、練習相手と
何か会話しているような気になることがあります。フォア・
バックはもちろん、回転量やスピードを変えてタイミングを
ずらしてみたり、ボレー側では距離の長短でリズムを変えたり。
このMさんのサークルは50人以上所属する大所帯のため、
昨日初めてお会いした方もいましたが、それでも練習のなかで
ちょっとした信頼関係ができたりするのも楽しいです。
ラリーを続ける面白さも、テニスの大きな魅力のひとつですよね。
プロの練習風景を見ていると、ほんとうに簡単そうに
脱力しながらも、伸びのあるいいボールを打っていますからね~。
私も、楽しい仲間がいつも練習してくれるおかげで、少しずつ
成長しているはず?、今後もまたよろしくお願いします!!

先ほど知ったのですが、以前に書いたフロリダ・ニックボロテリーで
練習を積んでいる期待の錦織圭選手、とうとう10月のAIGオープンに
主催者推薦での本戦出場が決定し発表されました!!現在ランキングは
250位前後なので、GS、マスターズの次にグレードの高いAIGで
活躍して、ぐーんと順位を上げて欲しいですね。どんなプレーをするのか
非常に楽しみ♪です!

この夏休み、ほとんど初めてずっと東京にいるのですが、読書と
映画とテニスで贅沢な時間を過ごせています。車も人も少なくて
かなり快適ですね。昨日休みの妻と一緒に、フランソワ・オゾン監督の
前作「スイミングプール」をDVDで観たり(感想長いので後日
書きます)、しばらくしてなかった洗車をしたり、佐藤優さんの著作を
読んだり・・。冷房の効いた部屋で、本を読みながらうとうと
居眠りするのも、ほんとうに気持ちいいものですね~。

今日8月16日は京都の五山送り火と燈篭流しの日。川面に浮かぶ
色とりどりの灯篭や鳥居形の炎の美しさを見ると、私は
「今年の夏も終わりだなー」と、なぜか少し寂しさを感じます。
家族や仲間と過ごした思い出とともに。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 03:13 | コメント(4)| トラックバック(0)

中村屋のカリー

こんばんは。今日は朝2時間と、夜8時から2時間ダブルス練習。
特に夜の部は、女1と男3の4人で回していったのですが、
レベルがかなり高く勉強させていただきました。特にKさん
(男性)は、テニスを始めてほんの数年とのことでしたが
実力抜群で、今年のプリンスカップ男子ダブルス全国ベスト4!!
軽いスイングで重く伸びるボールを打ち込んできます。また
女性も本当に上手くてミスがなく、聞いてみたら船橋市民Bクラス
女ダブ優勝だそうです!
しかし、私も今日はかなーり集中していました!ペア替えで
6ゲーム先取でしたが、タイブレもありつつ2勝1敗で
乗り切りました。終了時点でもうヘトヘトながらも、面白かったです!
Iさん、また企画してくださいね!!

さて昨日の話のつづき。パンや水羊羹でも有名な新宿中村屋の
もう一つの売りは「カレー」ですよね!バイキングで思いっきり
食べてきました。チキンや夏野菜など5種類のカリーはもちろん、
ナンや数種のライスもすごくおいしい~!野菜も種類が豊富、
新鮮で質の高いものでした。さらにデザートの果物は、巨峰と
西瓜。味が濃くて最高のものでしたし、何種類かケーキもあって
もう大満足!値段も1500円とお手頃で、オススメします!

このお店「中村屋」は創業107年の老舗、相馬愛蔵氏が
パン製造から始めたお店なのですが、中国の革命家孫文を始め
多くの政治運動家、芸術家との付き合いも広く、あるきっかけで
一人のインド人青年の身元を預かることになります。それがのちに
インド独立運動に名を馳せることになるラス・ビハリ・ボースです。
当時の日本はまだ日英同盟が有効でしたから、インドの革命家は
国外追放処分とされるのが通例、ボースも例外ではなかったのです
が、相馬夫妻が命がけで彼をかくまい続けました。

そうした縁で、相馬夫妻に強い愛情と感謝を抱いていたボースは、
昭和2年(1927年)中村屋の喫茶部開設時に一番の恩返しをします。
それは純インド式カリーの紹介でした。
大正時代末期、百貨店の新宿進出に中村屋は少なからず脅威を
感じていました。お客様からも「買い物のとき一休みできる場所を
設けてほしい」との要望を以前から頂いていました。そこで相馬は
喫茶の開設を検討したが、喫茶のような丁寧なお客扱いは容易には
出来ないだろうとしり込みしてしまいます。それを聞いたボースは、
相馬夫妻へのお礼のため、また祖国インドの味を日本に伝えるため、
純インド式カリーを名物料理にした喫茶部をつくろうと提案します。
そしてようやく喫茶部を開設。日本で初めての純インド式カリーが
発売されました。
 ところが、ボースが作ったのは本場のインドカリー。お米は
インディカ米を使用し、スパイスの強烈な香りが漂います。
またお肉も当時の日本人が見慣れない骨付きのゴロっとした大きな鶏肉。
初めはその異国の料理にお客様も戸惑いをかくせませんでした。
そこで相馬夫妻はお米をインディカ米のようにソースが浸透し、
なおかつジャポニカ米のようにモチモチ感がある白目米にします。
しばらくするとお客様が骨付き肉やスパイスの香りにも慣れ、
次第に売上が伸びていくようになりました。当時一般のカレーが
10銭から12銭程度でしたが、中村屋のカリーは80銭。それにも
かかわらず飛ぶように売れたそうです。
こうして、純インド式カリーは中村屋の名物料理になりました。
そこにはボースの、祖国に対する愛情、相馬家に対する感謝が
あったのです。

日英同盟破棄後、ボースは日本国籍を取得して相馬夫妻の娘俊子と
結ばれます。中村屋のカリーはこうして「恋と革命の味」として、
喧伝されるようになりました。

昭和19年(1944年)、インド国民軍と日本軍は共同でインドに突入
するものの、イギリスからの独立を賭けたインパール作戦は
物資不足から大敗に終わります。翌昭和20年(1945年)の1月、
ラス・ビハリ・ボースは熱望していたインド独立を見ることなく、
病によりその生涯を閉じました。

私たちと全く同じ情を持った人々が、その生きた時代の荒波にもまれ
ながら、数々の問題に直面し行動を起こしたときの、その恐怖や絶望、
希望や勇気、悲哀や怒りといった感情を想像し、共感していくところに
歴史を学ぶおもしろさがあるのだと思います。
中村屋のカリーを食べながら、数十年というほんの近い過去の先達の
足跡をこうして辿ることもまた、歴史を味わい未来につなぐこと
なのかもしれませんね。

ではまた明日、おやすみなさいzz...

参考HP:新宿中村屋「中村屋サロン
| 投稿者 テニス侍 02:05 | コメント(6)| トラックバック(0)

不完全なふたり

こんばんは。夏休み中で、ゆっくりしています。。
毎年、旅行や帰省で、夏休みは東京にいないことが多いので、
少し新鮮ですね。人がかなり少ない感じです。

昨日は妻も休みだったので、朝の空いている電車に乗って、
新宿武蔵野館のモーニングショー「不完全なふたり」を観て
きました。諏訪敦彦監督の作品は初めて観ましたが、すごい
です!次回も必ず観たいと思いました。

日本人スタッフによってフランスで、フランス人俳優を使って
撮影されたこの作品、結婚後15年を経て、とうとう離婚を決意
した夫婦が知人の結婚式出席のため、住まいのあるリスボンから
パリの質素なホテルに滞在し、友人たちと旧交を温めながら、客室や
レストラン、パーティーの会場で、危機に陥ったふたりの湿った
対話をじっくりと見せるという展開です。
諏訪監督の特徴的な長回しは、現実感を強く意識させて緊張感を
持続させるし、現場で俳優に即興演技させるスタイルは、
リアリティーの強い言葉と、気詰まりな沈黙を生々しく表現していて
脱帽です。なんでも当初は、A4用紙で3枚程度のプロットしか
ないまま撮影開始したそう。原題は"un couple parfait"
「完璧なカップル」となっているのは、そんな男女などあり得ない
という皮肉でしょうか。

劇中で主演女性が発したこの一言が特に印象的です。
「私たち、いったい何をしてきたの? 何をしてこなかったの?」
また最後のシーン、地方列車の発着駅モンパルナス駅舎は鉄骨
むき出しの天井部分が美しいのですが、女性の両親が住むボルドーに
帰るという別れの場面で、男が発した台詞もまた秀逸。
「あっちでは迎えに誰か来てくれるの?」
「いつリスボンに帰ってくる?」
結局、女はボルドーには戻らず、また現状のまま・・。

別れを現実のものとして意識することでしか、私たちは歩み寄れ
ないのかなー。相手を理解する努力とあきらめ。動けばうごくほど
互いのズレは強調され、修復不可能に思えてしまいます。
控えめな演出と音声によって、逆にたくさんの繊細な問いを
投げかけてくれる、すばらしい作品でした。

映画館を出たあと、カレーが食べたいねーということで、
有名な新宿中村屋さんに行って、カレーバイキング。
この話はちょっと面白いのでまたあとで!では~
映画 | 投稿者 テニス侍 19:09 | コメント(2)| トラックバック(1)

Piano Blues

こんにちは、今日も晴れ・・。昨日夜半には雨が降ったようで
(夜に洗濯してベランダに干した私のウエアもびしょ濡れ・・)、
そのぶんちょっとむし暑い感じですね。
きのう日曜日は朝8時から2時間、いつものはるさんのところで
ダブルス練習。ミスが多く、特にストロークのタイミングが悪くて、
パートナーに迷惑かけてしまいました・・。暑さで集中できず、
足も動けてなかったです。休み中は毎日テニスの予定を入れている
ので、ボールをインパクトを含めてずっと見続け、集中してプレー
に入っていきます!

今朝早くのニュースで知ったのですが、モントリオールの
マスターズ決勝でなーんと、ジョコビッチがフェデラー
フルセットの末下して、優勝!!準決勝ではナダールに勝って
いますから完全勝利ですね。ほんとおめでとうございます!
先月の全英で証明されたように、トップ2の差もずいぶん接近
しているし、ジョコ、マレー、ガスケなどいわゆる「ベイビー
ボールズ」世代もトップをぐんぐん追い上げていますね。
このまま29日開幕のUSオープンもすごく楽しみです!!

昨日の午後、「ピアノ・ブルース」(Piano Blues,2003)という映画を
DVDで観ました。これがまた最高に良かったです。伝説のジャズ
トランペッターであるチャーリー・パーカーの波乱の一生を撮った
「バード」(Bird,1988)、雪山の白さと闇夜の黒を繰り返し象徴的に
使い、男の孤独な愛を描く「ペイルライダー」(Pale Rider,1985)、
最近の有名な「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」など・・
私の大好きなクリント・イーストウッド監督による、ブルース
ミュージシャンへのインタビューと、多くの演奏映像を折り込んだ
珠玉のドキュメンタリー映画です。あのレイ・チャールズとともに
ピアノを前にしてふたり座り、ブルースへの思いや音楽を始めた
きっかけなどを聞くシーンも良いし、デイブ・ブルーベックによる心が
こもった演奏も良かった~。そのあとのピート・ジョリーの演奏も
最高!手指の皮膚の深いしわが目立ちながらも、鍵盤に触れる
ひとつ一つの動きに、深い思いが与えられている様が感動的なのです。
イーストウッドも軽く70才を超えますし、出演者全員が60を
超えるご老人。音楽への愛情がにじみ出る、渋くて味がある男たちの
言葉と演奏にしびれた作品でした。イーストウッドによる劇中の以下の
言葉もとても印象的だったので、ご紹介します。
"The Blues are the roots, everything else are the fruits."
(ブルースは音楽のルーツであり、ほか全ての音楽はその果実である)

ではまた!夜はスクール2コマ行ってきます!!
映画 | 投稿者 テニス侍 16:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

souldiers

こんばんは、あいかわらず猛暑ですね~。昨日も今日も
ウチの隣の大木から、夜中じゅう蝉の鳴き声が聞こえています。
夜でも温度が一定以上であれば鳴くらしいですね。数年
地中で暮らして、地上ではたった2週間の命らしいですよね、
思い切り鳴いて飛んで悔いのないよう過ごしてもらいたいものです。。

今日は夕方から3時間、松戸のMさんのサークルへ久しぶりに
お邪魔しました。もう1年以上のお付き合いになると思いますが
たまにしか顔出せないのに、いつも歓待してくれて感謝です、
ありがとうございます。
今日は夏休みのせいか、少な目の4人でダブルス練習、ちょっと
ハードでした。今日は、先週の合宿からなんとなく
つかめてきたリターンの押し出す感じをよく意識して練習。
半年前まで習っていたコーチが、最近始めたブログで知ったのですが、
要はリターンもボレーと同じ(!)で、踏み込み足が球足の長さを
調整するために非常に重要だという説明でした。軸足を決め、反対の
踏み込み足でボールを押すイメージです。これがないと、押せなくて
短くなったり、回転だけの軽いボールとなってしまうとのこと。
これは分かりやすい!!とてもいい感じでリターンができてきました。
このコーチ、去年もポッカPTRランクシングルス全国1位(アマチュア)
にもなったとても上手な方なのです。興味あれば、このコーチのブログ
「目からウロコ!」もぜひ見てみてください。

午前にいくつか用事を済ませ、午後はクーラーの下で念願のカズオ・
イシグロの小説を少し読みました、ちょっとむずかしめですが面白い~!
感想はまた書きますね。ボニー・ピンクのDVDも観れました。
去年夏に沖縄でミニライブをしたものでしたが、夕暮れから始まった
海岸での映像は最高に綺麗で幻想的ですらありましたし、私が
最も気に入っている曲"souldiers"の演奏が収録されていたので、
しばらく聴き入ってしまいました。
特に歌詞の最後の部分が、大好きなんですよね~。
機会があれば、ぜひ聴いてみてください。

when you love someone
when you learn who you are
there's no waste even if it's a losing battle
(誰かを愛するとき、自分が何者かを学ぶとき、そこに無駄な
ものなどない、たとえそれが負け戦であったとしても)

私たち個々の胸にも、しっかり飛び込んでくる文章でもあるし、
これをちょっと大きく抽象して考えてみても良いのかもしれません。
家族や故郷を愛する誠実勤勉な人々がいて、帝国主義列強がひしめく
西洋流の近代化を急ぎ進めつつ、必要な資源がほとんどなくも輝く
伝統文化に誇りを抱く東洋の皇国は、西と東のはざまでどこに進んで
いくのが良いのか自問自答しながら、圧倒的不利な戦力差を誰もが
十分に知ったうえで自衛戦争に突き進んだ日本。

数百万の命が無駄ではなかったと、いつか思える日がくると信じて。

ではまた、おやすみなさいzz...
音楽 | 投稿者 テニス侍 01:18 | コメント(0)| トラックバック(0)

冨嶽三十六景

ホント暑っついですね!天気予報をみると向こう一週間はすべて
晴れのマークです。予定が立てやすくていいんですけど・・ね。

今日は入社同期の友人と飲み会をして、先ほど帰宅しました。
いつも明るくて能力抜群のTさんに、とうとう念願の女の子が
この秋生まれるそうです、ホントおめでとう!うらやましい~。
無事かわいい赤ちゃんが生まれるように!!

さて今年の冬から基礎体力をつけるため、テニスをする前の15分程度
走っています。もう少しラクに走れるよう頑張ろうと思い、10月に
開催される第28回江戸川マラソンに申し込みました。家の近所を
走る10キロコースなので、のんびり景色を楽しんできたいと思い
ます。申し込みは今日行ったんですが、いつも利用している郵便局の
若い局員さんとのやりとりがちょっと面白かったので、以下ほぼ実録。

(私が振替用紙を窓口に出すと)
「あ、ツヨシさんマラソン出るんですか~?」
「え、はい・・」
「へー!何分くらい走るんですか??」
「うーん、初めてだからわからないけど1時間くらいじゃないかな」
「そんなに走って大丈夫なんですか?」
「中学以来だから自信あまりないけど。やせるかなーと思って」
「がんばってください!結果教えてくださいね!!」

この局員さんとは、ここ何年も葉書を購入したりと顔見知りでは
あったのですが、私的な話をしたのは初めて。今回マラソンを
きっかけに、こういったささいな交流も生まれるものだなー、と
少し嬉しくなりました。

さて今日のタイトルはとても有名な浮世絵師、葛飾北斎の
代表作名です。この5月に、長野の小布施町に行った時のこと。
北斎が晩年居を定めた町ということで、多くの肉筆画を含む
展示が楽しめる美術館「北斎館」を訪ねました。
見事な絵図の数々、特にお祭りで使用する屋台の天井部分に描いた
大胆な波の図柄の迫力にはしばらく言葉も出ず、ただうなって
しまいました。さすがゴッホやモネ、トゥールーズ・ロートレック
など多くの印象派画家たちを魅了し、彼らの創作に多大な影響を
与えたといわれる北斎の技。色づかいや構図はもちろんのこと、
見えない風や動きの一瞬を捉える技法が特にすばらしいと思います。



江戸浅草の長屋で、1849年に逝去した彼の辞世の句は
「人魂で行く気さんじや夏の原」(ひとだまになって、夏の
野原をふらりふらりとあの世まで行くというのも、気楽でいいものだ)
だったそう。達観の境地にある天才画家の、あさりと浄土に還る
最期の心境をよく表わした句であるように思います。

さーてとうとう夏休みになりました。テニスや映画、読書などでゆっくり
過ごしたいと考えてます。ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 02:54 | コメント(4)| トラックバック(0)

家族になりたい

こんばんは。今日も朝から暑かったですね。寝室の厚いカーテンの
隙間からこぼれ出るほんの少しの日差しに、もう圧倒されてしまい
やれやれと思ってしまいます。。でも夜はそれほど蒸さないので、
まだ助かっていますが。今週くらいが1年で最も暑さの厳しい時期
ですものね、おいしいものをたくさん食べて、明るく乗り切って
いきましょう!
 
さて先日入籍されたアーティストの矢井田瞳さんが、ご結婚相手の
ことをファンに向けて初めて書いた文章を読みました。これがかなり
印象に残りましたので、ご存知の方もたくさんいらっしゃると
思うのですが、改めてちょっとご紹介しますね。

『今日は、皆様に報告があります!突然ですが、私矢井田瞳は、
本日7月28日に入籍をしました。相手は、音響の仕事をしている
1つ年上の方です。東北出身の温かい人です。
一緒に仕事をしたことはありませんが、友達として出会ってから
今まで、色んな歓びや哀しみを分け合ってきました。
仕事にも生きることにも向上心を忘れない彼と家族になりたいと
強く思うようになりました。これからも矢井田瞳として、より一層、
音楽道に精進していきたいと思っていますので、温かく見守って
頂ければ嬉しいです!』

平易で素直な語り口に、飾りのない現在の幸せ感がよく感じられるのと
同時に、「温かくて向上心を忘れない人と、家族になりたいと
強く願った」という部分にとても共感しました。あまねく女性の持つ
根源的なやさしさが、微笑みとともに家族や友人を励まし勇気づけ、
明日をよりよいものにしようと共に努力する姿勢、それこそが
「幸福」のひとつのかたちではないのかな、という気がします。

そういえば私は結婚してもうすぐ8年になるのですが、プロポーズの
言葉って何だったかなーと思い出してみたら、なんと若気のいたりか
4連4行の定型詩を作って渡したようです・・。今もしまだどこかに
あるのなら、何としても取り戻したいものですが。。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:57 | コメント(10)| トラックバック(0)

那須合宿

こんばんは。今日もすごく暑かったですね~。
週末の2日間は、那須でテニス合宿に行ってきました。
天気も最高で、全身汗まみれになりながら、リーダーの
はるさんを中心に綿密に組み立てた練習プランを
こなしていきました。普段はゲーム練習主体なので、
はっきりと気付かなかったそれぞれの弱点が明確に
なったことも良かったですね。また各自のプレーを
ビデオ撮影して、後日チェックできるようなので、
それも楽しみです。自分の声もそうですが、テニスの
フォームも想像していたものとは全然違う自分の姿に
最初は唖然とするんですよね・・。
また夜は、とれっくさんの別荘へお世話になりました。
キレイなリゾート別邸で、うらやましい感じです。
またお邪魔させてくださいね~!

テニス合宿は、最近は半年に1度くらい色々参加して
いますが、6人という少人数で密度の濃い内容になった
ので、今回は大満足しています。温泉も2つも入れたし。。

またみんなで行きましょうね!大好きなテニスを思う存分
できて、温泉でリラックスできて、美味しい食べ物を
仲間と分かち合うなんて、なかなかできないことですよね。
いろいろなタイミングがうまくかち合って、今回のような
素敵な旅行になったと思うと、ほんとに運が良いなーと
思えます。みなさんに感謝!!
ではまた、おやすみなさいzz...
テニス | 投稿者 テニス侍 23:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

志は煙霞にあり

こんばんは、ようやく梅雨明けらしいですね。今朝は新宿駅に
着いたとたん、夏らしい土砂降りにあたって朝から全身びしょ
濡れで出社・・。でも日中は快晴で、気分最高でしたね。
夏はやっぱり暑すぎるくらいで丁度良いかもしれません。
週末もこの調子でお願いしま~す!

昨日の晩は、ずっと会っていなかった旧友4人と渋谷で再会。
約5年ぶりながら雰囲気は全然変わらなく、でもみんな(私以外?)
しっかり大人の男顔をしていました。昔とは職場や家族環境は
お互い大きく変わっていますが、性格や話し方などはほとんど同じで
面白かったです。。共通の知人の話題や近況をあれこれ話しつつ、
本当にあっという間の一夜でした。ときには旧知の友と思い切り
バカ話なんかをしたりするのも、すごく楽しいものですね~。

さて待ちに待った夏休みがとうとうやってきますね!私の休みは
再来週の1週間ですが、妻の休みが残念ながら合わないため、
下旬に大好きな夏の京都をまた少しだけ訪れることにしました。

4年前の夏、午後の強い日射しを浴びつつ、エリザベス女王が
75年に訪れて以来、あまりにも有名な禅寺である龍安寺の石庭を
初めて訪ねました。ものすごく暑くてめまいを覚えながらも、庭に相対
して腰を据え、白砂と15個の石が絶妙な配置によって調和する箱庭を
眺めていると、不思議と心が落ち着き澄んで、何か意識が集中してくる
ような心地がしたのを憶えています。様々な外国語を含む話し声や
夏虫の音などで、実際はうるさいくらいだったのでしょうが、
それでも「静寂」という言葉が相応しいとさえ思いました。
今夏もまた行きたいと考えています。

先日読んだ京都のお寺に関わる本のうち、とりわけ寺院に庭を作る
その意味についての箇所が、ちょっと印象に残りましたのでご紹介します。

「庭造りを手掛ける石立僧(いしだてそう)の始祖と言われ、有名な
苔寺(西芳寺)の作庭をした禅僧・夢窓疎石。彼の説法をまとめた
『夢中問答集』には「志は煙霞にあり」という言葉がある。
煙霞とは自然のことであり、自然にこそめざすものがあるというのだ。
また「山水に得失なし、得失は人心にあり」とも記され、自然そのものに
損得や利害はなく、それらは人の心にこそあるもので、損得利害を
捨てて、山水を修行の手立てとせよというのである。つまり作庭は疎石に
とって修行であると同時に、人々を仏法に導く手だてであったことがわかる。」
宮元 健次『京都 格別な寺』光文社新書

仏教の究極の目的は民衆の救済といわれています。だとすれば寺院や
その庭は人々の心を癒し救い守り続けることで、先の大戦を含む幾百年の
時代の大きなうねりを、民衆とともに奇跡的に乗り越えてきたのでしょうね。

で、ちょっと話が違うかもしれませんが、私の父母はずいぶん昔から
野菜づくりに凝っているのです。畑を耕して種をまき、毎日毎日
飽きずに世話をして秋に収穫を迎えます。その日々の過程もまた
作庭と同様、煙霞に教えや救いを得ているのかも知れないですね。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:30 | コメント(2)| トラックバック(0)
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