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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

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ラスト、コーション

こんばんは。最近は春のせいか天気が不安定ですね、今日も朝から
また雨・・。家を出るときは降ってなかったのですが、地下鉄
新宿駅の改札から外に出てみるとかなーり降っていて、
「たしか折りたたみあったよなー」と鞄をさぐってみると、
ショック!あったはずなのにない・・。
朝から冷たい雨に靴まで濡れてしまいました。。今日は六曜占い
でいうところの「先負(せんぷと読むそうです)」、午前中は
凶ということなので、まあしょうがないですね・・。

そういえば先日ご紹介した安藤裕子さんの8曲目となるシングルが
今週19日にリリースされたようです!「パラレル」という曲
ですが、春らしく前向きで力強い感じで、これまでの曲調にない
新しさがまたすごく好みです。ぜひ聴いてみてください!
PVも曲に合ったシンプルな感じが良いですね~。

昨日、ようやく以前から観たかった映画「ラスト、コーション」を
新宿武蔵野館のモーニングで観てきました!
ヴェネチアの大賞を始め、多くの映画賞を獲得した話題のこの映画、
私は2時間を超える上映が終わりエンドロールを眺めつつ、長く
続いた緊張のあとのひどく重い余韻を感じてボーっとしながら、
劇中の痛々しくやりきれない思いがこみ上げる印象的なシーンを
ずっと反芻してしまいました。

時代は1940年代、日本(汪兆銘の南京政府)と欧米(蒋介石の
重慶政府)、ソビエト(毛沢東の共産党)の3者に分裂支配される
中国、そのうち日本軍が占有支配する美しい魔都上海を舞台に、
抗日運動に身を投じる女チアチーが、汪兆銘政権の特務機関トップ、
イーに暗殺目的で接近する。この極めて危険な任務をたぐい稀な
愛国心と責任感で遂行し、体のみならず心まで自分の全てを差し
出し与えることで信用され、ついに完全に所与の目的を達成できた、
はずだったのだが・・。

まず激しい暴力や極限に近い性描写によって、アン・リー監督は
彼らの、そして私たちの、本性や本音をあぶり出そうと試みて
いると思います。余裕の全くない危険地帯で人は、自らの深い
意識を初めて知ることになるのでしょう。

劇中、チアチーがイーのために『天涯歌女』という中国のヒット曲を
踊り歌う場面で、思わずイーが涙します。日本の力を借りて成り
立つ傀儡政権の要人であったとしても、そのイーもまた中国人、
自身の境遇について想いをこらすとともに、チアチーへの愛をも
確信した涙であったろうと思います。

逆に宝石店にて眩いばかりの指輪を贈られるシーンで、チアチーは
イーの深い愛情を受けとる。死を隣合わせとする2人が、純粋な
愛を確かめ合ったその時がまさに、皮肉にも不可避な死に捕らえ
られてしまった瞬間でした。イーに思わず「逃げて」と伝える
ことで、チアチーは完全に欺きの舞台を自ら降りることになり、
イーの暗殺計画はついに終わりを告げます。

最終盤、処刑場でのチアチーの表情に悔恨の跡は全く窺えない。
真実の愛を知って男を自ら救い、その想いを貫き通した自負
からであろうか。一方、イーはチアチーとの思い出が残るベッドに
所在なく腰かける。その瞳は涙に濡れ、与えられた真の愛情に
応えられずそれに値しない自分を強く苛め責めているかのよう
にも見える。

前作「ブロークバック・マウンテン」同様、アン・リー監督が紡ぐ
この物語もまた、誰ひとり幸せにならなかった。しかし私たちは、
必死につかまえようとするとすぐ消えてしまう幻のような、
ひとつの真実の愛のかたちを、確かに見た。


さて明日土曜は朝2時間、午後4時間ダブルス練習、日曜は来週の
10Kレースに向けて走り込む予定です。
それでは、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:54 | コメント(2)| トラックバック(0)

Brokeback Mountain

こんばんは。先週末も、本当に良い天気でしたね~!土曜は楽しみに
していたテニス合宿へ、いつものサークルメンバーで白子へ行って
きました。朝6時集合、車で移動のあと8時半から練習メニューに
入りました、すごく眠い・・。
隣のコートでは、横浜市立大テニス部の面々が大きな部旗を掲げ、
真剣に大声を出しつつ真面目に練習していて、良い刺激になって
くれました。学生が宿へ引き上げたあとも、私たち7人は日没まで
ボールを追いかけ、結局9時間くらい練習できて、、またまた
良い思い出ができました。

その後近くの温泉ホテルで入浴し、汗を流した後いつもの焼肉屋で
反省会です。普段のゲーム練習では、まとめてできない練習メニューを
球出しから特に重点的にできるので、合宿は技術力アップにとても
良いです。次の日曜も朝から4時間ダブルス練習、風もなく暖かくて
たっぷりテニスができた最高の週末でした!

さて先日、ずっと気になっていた映画「ブロークバック・マウンテン」を
とうとうDVDで観れました。近日話題の映画「ラスト、コーション」を
撮った監督アン・リーの前作で、米アカデミー賞も当時最多8部門に
ノミネート(受賞は3部門)されたそうです。最高に美しいアメリカ
中西部の大自然を背景に、同性愛を一つの切り口に据えた切ない
愛の物語なのですが、若く純粋な愛であるがゆえの非力やもろさと、
制約の多い現実生活との間の苦悶を丁寧に描いていて、まさに
傑作だと思いました。

60年代、ワイオミング州ブロークバックマウンテンの農牧場を
舞台に、二人の若いカウボーイ、イニスとジャックが季節労働者
として偶然知り合い、あるきっかけから求め合うようになります。
あっという間にそのひと夏が過ぎて山を離れ、2人それぞれの町に
戻り家族を設けたあとも、釣りを口実としてその後20年にも渡って
ブロークバックマウンテンで逢い続けるイニスとジャック。
しかしある日突然、特に保守的な土地柄のせいか、ジャックは
ゲイという理由だけでリンチを受け、殺されてしまうのです。
哀しみにくれるイニスは、ジャックの実家で遺品のシャツを受け
取る。それは以前、初めてジャックと出会った山を降りる際、
どこかに失くしたと思っていたものなのですが、実はジャックが
イニスとの別れのつらさのあまり、こっそり持ち帰っていたのです。
そのシャツを抱きしめながらイニスはつぶやきました。

"Jack,I Swear…" 「ジャック、俺は誓うよ」自分をいつも
思いやり、心から愛してくれたお前を忘れない、ずっと覚えて
いるよ・・ということでしょうか。「忘れない」「覚えている」ことは
「こころのなかで一緒に生きる」ある種もっとも純粋な愛のかたち、
なのかもしれませんね。

06年春のアカデミー授賞式にて、アン・リー監督はオスカー像に
向かってこう囁いたそうです。

"I wish I knew how to quit you." 

劇中の台詞にもなっていたこの言葉、「いっそ別れられたなら・・」
「忘れることができたらいいのに・・」というような意味なのだと
思いますが、監督もこのオスカーを何より切望していた気持ちが
よく伝わってくるように思います。

私たちも、一方的に恋い焦がれる対象を、または愛しあっているのに
現実のなかではどうすることもできなくて出口はなく、相手のことを
忘れたい、忘れられたらどんなに楽だろう、しかし離れられず
忘れられずにとても苦しむ、というようなこともありますよね。
このちょっとしたセリフに、監督の伝えたい大事なテーマが
込められているのかもなー、と思いました。

台湾生まれで、あのスパイク・リーと映画学科で同級生だった
というアン・リー監督、私は今後ずっと注目していきたいと思います。
ではまた、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

ヒッチコック

こんばんは。ここのところよいお天気が続いていますね~。
テニススクールの友人たちと来週忘年会を計画したのですが、
忙しくて日程がなかなか合わず、残念ながら新年会に延期。
毎年この時期は飲み会が重なって、体調を崩しやすいですよね、
十分気をつけましょう。

昨夜、軽く外で食べようか、ということで家の近くにある
らーめん店「田所商店」へ。ここは味噌ラーメン専門店で、
長野・北海道・九州(麦みそ)の3種類から味噌を選べる、
とっても美味しくてお気に入りなのです。スープも麺も美味ですが、
追加で頼む「炙りチャーシュー」これがすごくおいしいんですよ!
”Myミシュラン”としては、星3つ!安くてうまい店なので、
近くの方にはおススメします!!

さて来週日曜は、立川市の昭和記念公園で行われる
マラソン大会「TOKYO 10K CHRISTMAS RUN 2007」に参加します!
午前10時まで受付すれば当日参加もできるようで、興味ある方は
チェックしてみてください。2千人以上の大きな大会らしく、
公園内の特設コースを大きく2周します。スタート時間も午後
1時と遅いので、ゆったりと楽しんできますね~。
来週も天気よいといいな。

今朝も8時からダブルス練習、メンバー途中変わって12時まで
練習できました。ロブはだいぶラクに打てるようになってきた反面、
ハイボレーのミスが多い・・。腕でなくて、軸足から踏み込み足で
打ち込む意識が足りない。また明日も朝から、練習あるのみですね、
がんばろう!

昼テニス帰りに、行きつけのTSUTAYAで、ずいぶん久しぶりに
アルフレッド・ヒッチコック監督を借りてきました!
1954年発表のカラー作品「泥棒成金 To Catch a Thief」です。
代表作「鳥」や「サイコ」、「北北西に~」とか「めまい」などなど
心理描写が絶妙に巧いサスペンス作品は、どれも本当に面白いですよね。

今日の「泥棒成金」は結構笑えてハッピーエンドの明るいものでした。
主演のグレース・ケリー、やっぱり息を呑むほどの美貌ですね~。
モナコ王子に嫁いで王妃になるのも頷けます。エルメスが彼女の
ために作った「ケリーバッグ」なども有名ですよね。

また南仏海岸の美しさも、すごく魅力的に撮れています。
"midi(ミディ)"と言われる歴史ある保養地ニースやモンペリエ、
カンヌあたりをいつか訪ねて、ゆっくり過ごしてみたいなー
と思いました。

余談ですがヒッチコックの孫娘が昔通っていた大学映画科の授業で、
「ヒッチコックが好きな映画の要素」という課題が出たらしいのです。
孫が監督に聞いてみたら「疑惑の影だよ」という本人の答えだった
のでそのまま提出したら、なんと結果は不合格!
その理由は「推敲が足りない」ということ・・。
著者作者の意図はいつも、受け手や評論者へ正確には伝わらない
という、相変わらずのテーマですね。

明日も良い一日を!おやすみなさいZZ...
映画 | 投稿者 テニス侍 22:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

「めがね」

こんばんは。今日も最高の秋晴れで、気持ち良かったですね~!
今日はテニスをお休みし、来週のマラソン大会に向けて、
近所の荒川土手を30分くらいランニング。日差しはそれほど
厳しくないので、快適に走れました。走りながら川岸に目を
向けると、川面に釣り糸を垂れる家族連れが意外に多くて、
丁度なにかを釣り上げたお父さんに「何が釣れるんですか?」と
尋ねてみると、これは「ハゼ」というんですよ、とのお答え。
クーラーボックスを見せてもらうと、エラのところがギザギザ
している体長15センチくらいの魚で、銀色に透き通っていて
かなりきれいなお魚でした。釣りも面白いんですよね~、
少しやりたくなってしまいました。

で夕方には、舞浜のイクスピアリで映画「めがね」を見てきました!
去年話題になった「かもめ食堂」を撮られた荻上直子監督の新作です。

その第一印象は、とにかく食べものをおいしく食べるシーンがたくさん
あって、とてもお腹のすいてくる映画だということ。梅干し、しゃけ、
卵焼き、味噌汁、納豆、ベーコンエッグ、厚切りの食パンや
バーベキュー、かき氷、ビール・・。

そして台詞や音楽が少なめなのも特徴的。春の海辺のシーンで、
穏やかな波の音に耳をすまして、きれいな夕やけの空をゆったりと
眺めていると、徐々にスクリーンの中へ自分が入り込んでいく感じが
します。そして目をつぶってみると、今回舞台となった南の島
(与論島だそうです)の爽やかな空気感を、演者と一緒に味わえた
気持ちがしました。荻上監督は、「観る」というよりも「体験する」
「感じる」映画を意図的に作ったのではないのかな、と思います。

とりたてて何をすることもない辺鄙な土地で、「たそがれ」ながら
暮らすことのできる「才能」。「あせらずゆっくり」という言葉。。

そして同じ時間と空気を一緒に過ごす、その何でもなさそうなことが、
何よりも贅沢で何よりも大切なことなのだ、ということをこの映画を
観て改めて感じました。

ではまた、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:22 | コメント(2)| トラックバック(0)

不完全なふたり

こんばんは。夏休み中で、ゆっくりしています。。
毎年、旅行や帰省で、夏休みは東京にいないことが多いので、
少し新鮮ですね。人がかなり少ない感じです。

昨日は妻も休みだったので、朝の空いている電車に乗って、
新宿武蔵野館のモーニングショー「不完全なふたり」を観て
きました。諏訪敦彦監督の作品は初めて観ましたが、すごい
です!次回も必ず観たいと思いました。

日本人スタッフによってフランスで、フランス人俳優を使って
撮影されたこの作品、結婚後15年を経て、とうとう離婚を決意
した夫婦が知人の結婚式出席のため、住まいのあるリスボンから
パリの質素なホテルに滞在し、友人たちと旧交を温めながら、客室や
レストラン、パーティーの会場で、危機に陥ったふたりの湿った
対話をじっくりと見せるという展開です。
諏訪監督の特徴的な長回しは、現実感を強く意識させて緊張感を
持続させるし、現場で俳優に即興演技させるスタイルは、
リアリティーの強い言葉と、気詰まりな沈黙を生々しく表現していて
脱帽です。なんでも当初は、A4用紙で3枚程度のプロットしか
ないまま撮影開始したそう。原題は"un couple parfait"
「完璧なカップル」となっているのは、そんな男女などあり得ない
という皮肉でしょうか。

劇中で主演女性が発したこの一言が特に印象的です。
「私たち、いったい何をしてきたの? 何をしてこなかったの?」
また最後のシーン、地方列車の発着駅モンパルナス駅舎は鉄骨
むき出しの天井部分が美しいのですが、女性の両親が住むボルドーに
帰るという別れの場面で、男が発した台詞もまた秀逸。
「あっちでは迎えに誰か来てくれるの?」
「いつリスボンに帰ってくる?」
結局、女はボルドーには戻らず、また現状のまま・・。

別れを現実のものとして意識することでしか、私たちは歩み寄れ
ないのかなー。相手を理解する努力とあきらめ。動けばうごくほど
互いのズレは強調され、修復不可能に思えてしまいます。
控えめな演出と音声によって、逆にたくさんの繊細な問いを
投げかけてくれる、すばらしい作品でした。

映画館を出たあと、カレーが食べたいねーということで、
有名な新宿中村屋さんに行って、カレーバイキング。
この話はちょっと面白いのでまたあとで!では~
映画 | 投稿者 テニス侍 19:09 | コメント(2)| トラックバック(1)

Piano Blues

こんにちは、今日も晴れ・・。昨日夜半には雨が降ったようで
(夜に洗濯してベランダに干した私のウエアもびしょ濡れ・・)、
そのぶんちょっとむし暑い感じですね。
きのう日曜日は朝8時から2時間、いつものはるさんのところで
ダブルス練習。ミスが多く、特にストロークのタイミングが悪くて、
パートナーに迷惑かけてしまいました・・。暑さで集中できず、
足も動けてなかったです。休み中は毎日テニスの予定を入れている
ので、ボールをインパクトを含めてずっと見続け、集中してプレー
に入っていきます!

今朝早くのニュースで知ったのですが、モントリオールの
マスターズ決勝でなーんと、ジョコビッチがフェデラー
フルセットの末下して、優勝!!準決勝ではナダールに勝って
いますから完全勝利ですね。ほんとおめでとうございます!
先月の全英で証明されたように、トップ2の差もずいぶん接近
しているし、ジョコ、マレー、ガスケなどいわゆる「ベイビー
ボールズ」世代もトップをぐんぐん追い上げていますね。
このまま29日開幕のUSオープンもすごく楽しみです!!

昨日の午後、「ピアノ・ブルース」(Piano Blues,2003)という映画を
DVDで観ました。これがまた最高に良かったです。伝説のジャズ
トランペッターであるチャーリー・パーカーの波乱の一生を撮った
「バード」(Bird,1988)、雪山の白さと闇夜の黒を繰り返し象徴的に
使い、男の孤独な愛を描く「ペイルライダー」(Pale Rider,1985)、
最近の有名な「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」など・・
私の大好きなクリント・イーストウッド監督による、ブルース
ミュージシャンへのインタビューと、多くの演奏映像を折り込んだ
珠玉のドキュメンタリー映画です。あのレイ・チャールズとともに
ピアノを前にしてふたり座り、ブルースへの思いや音楽を始めた
きっかけなどを聞くシーンも良いし、デイブ・ブルーベックによる心が
こもった演奏も良かった~。そのあとのピート・ジョリーの演奏も
最高!手指の皮膚の深いしわが目立ちながらも、鍵盤に触れる
ひとつ一つの動きに、深い思いが与えられている様が感動的なのです。
イーストウッドも軽く70才を超えますし、出演者全員が60を
超えるご老人。音楽への愛情がにじみ出る、渋くて味がある男たちの
言葉と演奏にしびれた作品でした。イーストウッドによる劇中の以下の
言葉もとても印象的だったので、ご紹介します。
"The Blues are the roots, everything else are the fruits."
(ブルースは音楽のルーツであり、ほか全ての音楽はその果実である)

ではまた!夜はスクール2コマ行ってきます!!
映画 | 投稿者 テニス侍 16:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

INLAND EMPIRE

こんばんは。今日も朝8時から、葛飾のはるさんのところで
ダブルスしてきました。天気は微妙かもー、と思っていたら
結構晴れて暑いくらい。昨日土曜日も快晴で、午後のハード
コートは両面焼きのターンオーバーとなりました。。

少し前の記事で、フォアの調子が悪いと書いたのですが、
昨日松戸のコートそばに壁打ち場があったので、練習前
30分じっくりフォアのスピンとスライスを打ってみたら、
以前の感覚が戻ってきて、もうほぼ大丈夫!と思いました。

先週発売されたテニス雑誌「スマッシュ」9月号でも、フローラン・
ダバディーさん(トルシエ監督時代の通訳。テニス大好きで有名)の
連載コラムで、フェデラー選手の前コーチであるトニー・ローチさんに
今年の冬インタビューした際、テニス上達のコツを聞いてみたところ、
なんとその答えは
"You have to try a lot of wall!"(壁打ちをたくさんやらないとね!)
だったとのこと。ローチさんも、子どものときから何千時間も
"wall"をしていたそうです。私も昨日、学生時代以来久しぶりに
やってみましたが、回転量やスピード、体との距離や入射角などを
瞬時に判断しなければならないし、なにせノーミス最強の相手です
から短い時間でしたが、すごく疲れました。少しナメていたのですが、
すごく勉強になったし調子も取り戻せて良かったです。皆さんも
普段の練習に、少し"wall"を取り入れてみてはいかがでしょうか。
テンポが速くてもう汗だくですよ~!!

さて今日の午後は予定どおり、妻と恵比寿で映画を観てきました。
デイヴィッド・リンチ監督「インランド・エンパイア」です!!
先週土曜からの公開で、昨日も3公演すべて上映1時間前に満席と
なったそう。上映3時間の長尺ですが、時間軸が前後に錯綜する
複雑な構成のせいか、ストーリに没入し見入ってしまいました。
雰囲気はまさにリンチワールドで、とにかく難しい・・。台詞は
少なく、特に暗示的でもないのですが、一度観て理解可能とは
思えませんね。主演女優のローラ・ダーンでさえ公式パンフレットの
中で「自分が何を演じているのか全く分からなかったし、今も
分からない」と率直にいっているくらい。

それでもリンチ監督は、現実と幻想のあいまいな境界上で、私たち
観客の想像力をまるで試すように、不安や恐怖心といった柔らかい
部分から煽っていきます。また最後のエンドクレジット、印象的で
華やかな宴のシーンは、この世の儚さの暗喩なのではないかと
思えます。リンチ監督は、狂気を媒介として「人生は夢」、
だからこそ輝きや尊さがあるのだ、と伝えてくれているのだと
私は思います。シェイクスピアのあの有名な「人生劇場」の
考えにも似ているかも知れませんね。

『世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者に
すぎぬのだ。登場してみたり、退場してみたり。』
シェイクスピア著「お気に召すまま」岩波文庫

ちなみに私の妻も今日、リンチ初体験でしたが、
何かが心に引っかかったようで、「ツインピークス」から
始めてみると言ってました。ハマりすぎても困るんだけどね・・。

ではまた明日、おやすみなさいZZ...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:47 | コメント(2)| トラックバック(1)

ウディ・アレン

こんばんは、東京は今日も暑ーい1日でした。
先週末田舎に帰省してるあいだに、「ロジャー敗れる」ニュースに
がっくしきました。ブレークポイント17個のうち1個しか
取れないとは・・、録画したので週末じっくり見ます。

さて今日はまた映画の話ですが、この春日本公開された
ウディ・アレン監督の「マッチポイント」観ましたか?!
後半かなり予想外の展開で、「人生はやっぱり運かなー」と
いう結末だったと思います。
もう70歳を超える巨匠ですが、ずいぶん好き嫌いのはっきり
する作家。私はといえば・・、もちろん大ファンです!
初期のドタバタコメディーもキライではありませんが、中期のやや
落ち着いた作品群が好きです。「アーニー・ホール」(1977)、
「カイロの紫のバラ」(1985)、「ハンナとその姉妹」(1986)や
「夫たち、妻たち」(1992) を特にオススメします。
孤独で滑稽で、救いようもなくて情けない人間の本性を常に肯定的
かつ温かい眼差しで捉えつつ、シニカルでユーモラスな会話と笑いで
ストーリを進めていきます。切なく哀しく、しかしなぜか笑える
不思議な作品が多いと思いますよ。

ちなみに初監督作品のタイトルは「何かいいことないかい?!
子猫チャン!」(1965)。原題は"What's New? Pussycats!"
ですからね・・腰くだけの脱力感に襲われます。。

今年秋には昨年撮影された新作「スクープScoop」が日本公開される
予定ですので、機会があればぜひ覗いてみてください。
ではまた、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 00:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

かすていら

こんばんは。東京は午後雨の予報でしたが、何とか降らずに
助かりました。6月はあじさいの季節ですよね。今日みたいに
あまり暑くない曇りの日には、久しぶりに鎌倉の古寺を訪ねて
坂道を散歩するのも良いかもー、と思いました。

今日は全仏女子準決勝で、第1試合はシャラポワがなんと完敗。
2月の東レでも準優勝のイワノビッチに2-6、1-6です。
今年初めからのサービス不調が続いて、上のレベルでは
通用しないようですね。メンタルが強い選手だから、必ず
立ち直ると思いますが、ちょっとまだ心配です。
次の試合はエナンVSヤンコビッチ。ファーストは6-2で
エナンで、やはり地力の差が際立っているようですね。

さて今日夜は、東五反田にある編集会社イマジカの試写室にて、
昨日記事にしたこうの史代原作「夕凪の街 桜の国」を観てきました。

この映画は原作にかなり忠実で丁寧に作られた印象です。
昨年漫画を初めて読んだときの感動をよく思い出しました。
最も心に残った台詞は主人公の女性によるもので
「原子爆弾は落ちたのではなく『落とされた』のよ」です。

私たち日本人は、戦後の反戦平和の呪文や思考停止から
抜け出し、左翼教科書ではない正しい歴史を常にきちんと
学び続けて、私たちの先輩が今までずっと懸命に作り上げて
きたこのすばらしい国日本を、何としても守っていかないと、
と改めて思いました。
この映画、7月下旬から公開されるとのことですので、
機会がある方は一度ご覧になってみて下さい。

ところで先日、ある方から私が大好きな福砂屋の
かすていらを贈ってもらったのですが、その中に入っていた
冊子に面白いことが書いてありました。約400年以上前の
安土桃山時代、長崎にもポルトガル人宣教師がたくさん
入ってきて、日本でキリスト教を広めようとあらゆる手を
尽くしたそうなのです。なんでも、お酒の好きな人には
イベリア半島で仕込んだ最高の葡萄酒を振る舞い、
下戸の人にはカステッラ(カステーリャ地方のお菓子の意味)を
ご馳走して普及に努めていたそうです。ちなみにくいしんぼうで
下戸の私も、美味しいカステッラで何度も攻められたら・・、
どうなることやら全くわかりません。。
ではまた明日、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

雨傘

こんばんは!マスターズ・ローマではフェデラーがまた、
予選上がりの選手に敗れてしまったようですね。
ナダルとの決勝を楽しみにしていたのですが、
さらに調整してもらって月末からのフレンチでは
最高のプレーを見せて欲しいです!!

さて関東地方は午後雷雨の予報もありましたが、
幸いなことに今日はそれほど激しい雨になりませんでしたね。
一日中持ち歩いたお気に入りの長い傘の出番は、夕方から
夜にかけてのほんの短い間だけに終わりました。
私が傘をみるといつも思い出すのは・・、皆さんごぞんじ
あのカトリーヌ・ドヌーブ主演のミュージカル映画「シェルブールの
雨傘("les parapluies de Cherbourg"1963)」です。大好きな
映画のひとつで何度かビデオで観ていますが、筋がきは
とっくにわかっているのに、毎回たまらない気持ちになります。
マイルス・デイビスとの共作もある天才作曲家
ミシェル・ルグランの音楽も最高ですし、雪のガソリンスタンド
でのラストシーンで、途切れがちの男女2人の台詞には思わず
心が震えてしまいます。偶然再会したお互いの現実のなかで
ともかく精一杯の気遣いと想いが十分に伝わってきて・・。
特に良い映画を観たとき、私はふとこんな思いをめぐらせます。
私たちの尊敬すべき先達が多くの困難の中で、大切に作り
育ててきた作品たちがぎっしりとつまっている、宝石箱のようなものを。
それを考えるだけでも、ああ生きてるっていいなーと思えますね!
ではまた、おやすみなさいzz...

映画 | 投稿者 テニス侍 00:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

DAVID LYNCH

こんばんはー!東京は今日も暑くて夏の陽気でしたね。
東急二子玉川駅からみる多摩川は、晴れているとのどかで
心地良いのですが、今日はかなりの人々が川のながれを
眺めながらのんびりしていましたー。私もボケーと
土手で昼寝したくなりました。

さてこの間映画を観に行ったとき、何気に映画チラシを
見ていると目に飛び込んできたのがコレ↓!


あのTVドラマ「ツイン・ピークス」でおなじみデイヴィッド・
リンチ監督の新作「INLAND EMPIRE(内なる帝国)」です。
私は90年に放映されたこの「ツイン・ピークス」に兄の
勧めでハマり、全30話をビデオで観て以来の大ファン。
前作「マルホランド・ドライブ」から5年ぶり、今年7月に
日本公開されるそうで、とても期待してしまいます。。
アメリカではすでに昨年12月に封切されたそうです。
予告編をYOU TUBEで先ほど見ましたが、すごくコワイ・・。
意味不明の黒ウサギ人間がまた気持ち悪い。。
あと「ツインピークス」の主演俳優カイル・マクラクランも
出演するそうですよー。リンチの映画を象徴しているとも思う
この人の表情がかなり印象的なのです。FBIの捜査官役であった
彼のようなごくフツーの常識人が物語の最終盤にひととき
見せる狂気の表情、これが最もおそろしく怖い!!
これはどうしてなのかなー??と考えてみると・・、
それは私たち一人ひとりの中に確実に存在する「自分の狂気」を
垣間見ることになるからだと思うのです。ふだんの生活上、特に
意識することはないものの、人間であれば誰しもがかくし
持っているものを・・。
今年還暦を迎えるリンチ監督、新作も楽しみにしてますよ~!!

ではまた、おやすみなさいzz..
映画 | 投稿者 テニス侍 23:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

緑の光線

こんばんは!東京は夕方から少し雨が降ったりしましたが、
午後のダブルス練習は何とか大丈夫でした。松戸市の
屋外ハードコートで、まわりはかなりの雑木林に囲まれた
ちょっとリゾート気分?の味わえるところなのですが、
サークルの主催者Mさんにお聞きしたところ夏はカブトムシ
やセミがコートにわんさと姿をみせるそうで、これも
楽しみですね~。最高15℃の今日くらいでも空気は
やわらかくて気持ちよく、過ごしやすい一日でした。

さて今日のタイトルは私が最も好きな映画の一つ、
エリック・ロメール監督の代表作「緑の光線」です。
約20年前に撮影されたこの映画、若い女性が長い夏の
バカンスを友人の別荘や親戚の家などを転々としながら、
ひとり所在無く過ごす顛末を描いています。南仏の夏の
陽光やきらきら光る海の開放感と、主人公デルフィーヌの
孤独や閉塞感のコントラストもさることながら、ため息にも
ならないほどの微妙な気持ちの揺らぎがまさに絶妙に表現
されていて、ロメール監督の技に何度も唸ってしまいますよ。
だまされたと思ってぜひ一度挑戦してみてください!!

あとこのタイトル「緑の光線」の意味ですが、、
空気が最も澄みきった日に、水平線に沈む瞬間の太陽が
いっとき緑色の光を放つことがあり、幸運にもその光景を
目にした人は『大切なひとの心の中がはっきり見えるように
なる』という昔のイギリスの言い伝えだそうです。
想う人の心のうちを何とか読みとりたいという心理は、
いつの時代も不変なんですね。。

ではまた、おやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 03:07 | コメント(4)| トラックバック(0)

パトリス・ルコント

3月ですねー。私の田舎街では毎月1日の朝6時になぜか
消防署のサイレンがものすごく大きく鳴って、そのたび毎回
毎回飛び起きていたのですよ、何か意味あるんか~ってずっと
思っていました・・。
今日の午後、暖かい日差しのなか初めて訪問したお客様の
会社は独立系の映画配給会社で、良い映画を長く扱って
いらっしゃるところでした。オフィスもソファーや机、
書棚のデザインなど、洗練された調度品で統一されて
とても気持ちのよい空間でした。
それに日本に初めてパトリス・ルコント監督を紹介した
ことでも有名らしいですよ。私も随分前にこの監督の作品
「髪結いの亭主」を観て感動したひとりです!!
なかでも主人公の男性が不恰好なダンスを踊るシーンが
あったと思いますが、そのへんてこな踊りに象徴される
生の歓びと、その後ラストの絶望とのコントラストに心を
ひどく動かされたことを思い出しました。おかしくて悲しく、
品のよいユーモアにあふれた作品だったと思います。
ではまた、おやすみなさいzz...

映画 | 投稿者 テニス侍 00:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

都会のアリス

こんばんは!明日は東京も雨の予報ですがもう金曜ですね。
毎週のことですが時間が経つのがすごくはやくてびっくり
します。「時間は誰しも平等で、ないないと嘆くのでは
なく、作り出すものです」「5分10分の細切れ時間を
大切に」・・なんていうけどねー。こうしよう、あれを
やろうと理想は高いのですが、なかなか現実には難しいかも
しれません。。
昔、学生時代はそれなりに忙しかったですが、映画(ビデオ)
を観る時間はたくさんありました。いつも3本くらい借りて
一気にみてましたもんね。ちなみにお気に入りの監督
ベスト3はビリー・ワイルダー、エリック・ロメールそして
ヴィム・ヴェンダースです。そのうち特に1本と言われれば、
今のところヴェンダースの「都会のアリス」!30年以上前の
作品で、中年男と小さな少女の典型的ロードムービーですが、
特に映像がとにかくキレイで、ラストの鉄道車両を撮った
シーンは驚きにあふれて大感動したことが印象に残って
います。DVDになってますので是非みてみてください!

余談ですが、映画って音響の良い劇場や大画面液晶・
プラズマで見るよりも、小さな画面で音の悪いブラウン管
TVを周りを暗くしてごく近くでで見たほうが、集中し
内容に入り込めると思うのは私だけ??
ではまたおやすみなさいzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 01:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

硫黄島からの手紙

こんばんは!
先ほどタイトル映画を109シネマズ木場で観て帰りました。
夜9時すぎスタートのレイトショーでしたが、50人位の
入りでした。映画の方はすごい迫力でした~!戦闘シーンが
多く、少し圧倒されてしまいましたが、この夏に
「散るぞ悲しき」という単行本でこの映画の主人公、
栗林中将のことを読んでいたので、ストーリーはほぼ
知っていたのですが、日本領ながら一般立ち入り禁止の
硫黄島の実写がたくさん見れたのも良かったです。
私の祖父の代の方々が、実際に満州からシナ、大東亜戦争に
出兵されたわけですが、その方々の大変な苦労の
おかげで、いまの私たちの幸せな生活や、世界でも有数の
日本の繁栄があると思うので、また改めて深く感謝したいと
感じました。ぜひ皆さまも機会があればご覧ください!
では、明日も8時からテニスに行ってきま~す。。
おやすみなさいzzz...
映画 | 投稿者 テニス侍 00:46 | コメント(2)| トラックバック(0)
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