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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

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こんばんは。ひょっとしてもう梅雨も終わり??今週末は
サークル仲間のとれっくさんの那須別邸にお邪魔して
テニス合宿!の予定なので、天気予報をマメに見ているのですが、
今のところ晴れと曇りが続いていて、このまま行けー!と願ってます。

春くらいにご紹介した雑誌「わしズム」、季刊なので3ヶ月ぶりに
昨日発売になりました。政治や歴史についての情報量が多くかつ正確で、
もっとも勉強になる雑誌だと思い、毎号すごく楽しみにしています。

今回の記事で特に印象に残ったのは、果たして現代の日本人は
信じるに値するのか?!という問いかけに対し、バロン吉元さんという
ベテラン漫画家の方の答えです。
『何かで読んだ話だけど、小学6年生ぐらいの子供が、下校時にバスに
乗ったら、きれいな着物を着たおばあちゃんが続いて乗ったらしい
んだね。バスは混んでいたので、小学生もおばあちゃんも吊り革に
つかまった。すると、工事現場から帰る途中らしい作業服姿の
お兄ちゃんがサッと立ち上がって「どうぞ」とおばあちゃんに
席を譲ったんだ。その子はそれを見て「偉いな」と感動した。
でも、お兄ちゃんが座っていた座席を見ると、作業服の泥がついて
いる。そのまま座ると着物が汚れる。ところが、おばあちゃんは
それを知りながら、泥を払わずに座ったというんだ。子供はそこまで
しっかり観察していて、席を譲ったお兄ちゃんも偉いし、泥を
払わなかったおばあちゃんも偉いと思ったんだって。やっぱり
どの時代も人間は信じられるものだから、これからも人間賛歌を
作り続けなきゃいかんと思う。』
わしズムVol.23 2007年夏号

私たちの日常生活でも、人の限りない優しさや温かさを思わず
感じて、すごいなーと思うことがありますよね。そっくり真似は
できなくとも、出合った親切や思いやりのある言葉をよく覚えて
おこうと思います。

ではまた明日、おやすみなさいzz...

日記 | 投稿者 テニス侍 23:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

INLAND EMPIRE

こんばんは。今日も朝8時から、葛飾のはるさんのところで
ダブルスしてきました。天気は微妙かもー、と思っていたら
結構晴れて暑いくらい。昨日土曜日も快晴で、午後のハード
コートは両面焼きのターンオーバーとなりました。。

少し前の記事で、フォアの調子が悪いと書いたのですが、
昨日松戸のコートそばに壁打ち場があったので、練習前
30分じっくりフォアのスピンとスライスを打ってみたら、
以前の感覚が戻ってきて、もうほぼ大丈夫!と思いました。

先週発売されたテニス雑誌「スマッシュ」9月号でも、フローラン・
ダバディーさん(トルシエ監督時代の通訳。テニス大好きで有名)の
連載コラムで、フェデラー選手の前コーチであるトニー・ローチさんに
今年の冬インタビューした際、テニス上達のコツを聞いてみたところ、
なんとその答えは
"You have to try a lot of wall!"(壁打ちをたくさんやらないとね!)
だったとのこと。ローチさんも、子どものときから何千時間も
"wall"をしていたそうです。私も昨日、学生時代以来久しぶりに
やってみましたが、回転量やスピード、体との距離や入射角などを
瞬時に判断しなければならないし、なにせノーミス最強の相手です
から短い時間でしたが、すごく疲れました。少しナメていたのですが、
すごく勉強になったし調子も取り戻せて良かったです。皆さんも
普段の練習に、少し"wall"を取り入れてみてはいかがでしょうか。
テンポが速くてもう汗だくですよ~!!

さて今日の午後は予定どおり、妻と恵比寿で映画を観てきました。
デイヴィッド・リンチ監督「インランド・エンパイア」です!!
先週土曜からの公開で、昨日も3公演すべて上映1時間前に満席と
なったそう。上映3時間の長尺ですが、時間軸が前後に錯綜する
複雑な構成のせいか、ストーリに没入し見入ってしまいました。
雰囲気はまさにリンチワールドで、とにかく難しい・・。台詞は
少なく、特に暗示的でもないのですが、一度観て理解可能とは
思えませんね。主演女優のローラ・ダーンでさえ公式パンフレットの
中で「自分が何を演じているのか全く分からなかったし、今も
分からない」と率直にいっているくらい。

それでもリンチ監督は、現実と幻想のあいまいな境界上で、私たち
観客の想像力をまるで試すように、不安や恐怖心といった柔らかい
部分から煽っていきます。また最後のエンドクレジット、印象的で
華やかな宴のシーンは、この世の儚さの暗喩なのではないかと
思えます。リンチ監督は、狂気を媒介として「人生は夢」、
だからこそ輝きや尊さがあるのだ、と伝えてくれているのだと
私は思います。シェイクスピアのあの有名な「人生劇場」の
考えにも似ているかも知れませんね。

『世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者に
すぎぬのだ。登場してみたり、退場してみたり。』
シェイクスピア著「お気に召すまま」岩波文庫

ちなみに私の妻も今日、リンチ初体験でしたが、
何かが心に引っかかったようで、「ツインピークス」から
始めてみると言ってました。ハマりすぎても困るんだけどね・・。

ではまた明日、おやすみなさいZZ...
映画 | 投稿者 テニス侍 23:47 | コメント(2)| トラックバック(1)

merci

こんばんは、今日は最高に良い青空でしたね~!こんな日は
やっぱりテニスボールを追いかけたくなりましたが、朝から
約束がいくつかあって、たくさん歩くトレーニングになって
しまいました。週末も天気がもってくれるといいのですが。。

さて先日夜遅くのことですが、ちょっと仕事で悩んでいたことが
あって、思わず近くにいらした先輩Uさんに、失礼とは思いつつも
少しぶつぶつグチってしまいました。Uさんは同郷ということも
あって普段から私のことを何かと気にかけてくれていて、今回も
黙って「うんうん・・」と聞いてくれるので、私も調子にのって
甘え、全て話してしまいました。特に白黒答えが出る性質の問題
でもないので、本来は話すべきではないかもしれませんが、、
しっかりと聞いてくれたせいでしょうか、なんと予想外に気持ちが
すっきりとしたのです。心配ごとからずいぶん開放された気分に
なってかなり驚きでした。気持ちを受け止めてくれる人がいると
いうだけで、人は安心するものなのでしょうね。

そして思うのは、親しい人の存在のありがたみって、近くにいると
なかなか理解できないことが多いということ。反対にあまり
会えないような状況にある場合には、なぜか愛しい気持ちを
持ちやすいように思います。交通の劇的な発達によって、私たちの
世界は確実に狭く、便利になりましたが、「いつでも会える」
人と人との距離は、逆にだんだんと遠くなってしまっているのかも
しれませんね。

日常よく使われるフランス語に "Merci mille fois!!"
(メルシーミルフォア)という慣用句があります。直訳で
「1000回ありがとう!」、「ほんとうに感謝してます」という
感じの意味です。ことばや存在で支え励ましてくれる家族や友人の
存在の大きさに、改めて "Merci mille fois!!" と何度でも
伝えたいと思います。

明日朝はNさんのサークル、夕方は松戸のサークルにまたまた
お邪魔します!暑いかな~?!
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 01:46 | コメント(2)| トラックバック(0)

ロードムービー

こんばんは、今日も汗だくになりました。やっぱり晴れてくれた
ほうが暑いですが、夏らしくて気分がいいです。
今日の午前中は、所沢の西武園ゆうえんち近くまで行きましたが、
緑がすごく多くて真夏の草いきれが感じられ、気分転換になりました。

さて昨日夜、職場の先輩と帰りぎわ話していたら、仲の良い3人
揃って明日金曜夜から、なんと富士山登山に挑戦するらしいのです!
みなさん初登頂で、最初は気軽にサンダルに短パンで大丈夫~!
などと思っていたようですが、よくよく調べていくと実は結構
ハードらしく、どうなることやら・・。私も登ったことがない
ので、どんな感じだったか来週教えてもらえるのが楽しみです、
がんばってくださいね!天気は何とか良さそうですね。

さて最近ちょっと考えることは、人生ってロードムービーの
ようだ、ということ。私たちが経験する毎日の様々な出来事は、
自分の目で見たあらゆる風景は、たちまち過去の一部となって
忘却を待ちます。まるで車窓から眺めた景色が、次々と過ぎ去って
いくように。そうであればこそ、私たちは写真や文章などで
記録を取ったり、記憶に直接深く刻み込むことで、未来に残し
繋いでいこうとするのでしょうし、まさにその行いが、自分が
確かに生きていたという、物語の証明なのではないかと思えます。

さあ明日はもう金曜日、その後は週末ですねー頑張りましょう!
日曜日は恵比寿で、待ちに待ったリンチ監督の新作を観てきます。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:57 | コメント(2)| トラックバック(0)

リレー

こんばんは、今日の東京はよいお天気でしたね!昨日までの
ジメジメ感から一変して、気持ちよい晴れ間でした。中国~関西
地方も今日24日「梅雨明けしたと思われる」とのことですよね。
関東もあと少しと思われますが。。

ちょっと例外ですが、京都の情緒あふれる街並みを抜群のセンスで
撮影されている方のブログをこっそりご紹介したいと思います。
ひろさん」といわれる方で、1年半くらい続けていらっしゃる
ようですが、本当に上手く感動的な作品ばかりです。
興味ある方はゆっくり覗いてみてください。

さてこの前読んで感銘を受けたのは、東郷和彦さんという元外交官の
方が北方領土のことを書いた本。東郷さんは、祖父が終戦時の
外相、お父様が米国大使と外交官3世の方で、惜しくも自民党・
外務省の政争に巻き込まれて2002年退官されました。
1945年8月5日、終戦間近の千島列島、樺太、満州に侵略、
日ソ中立条約を一方的に破って、俗に言う火事場泥棒を行った
ソビエト連邦(現ロシア)が、いまだ国際法違反ながら実効支配
している北方4島を、なんとか取り戻そうと苦闘した経緯が記さ
れています。読後の率直な感想は、殆ど良いイメージがなかった
日本外務省にあっても、一定数の誠実な外交官は確かに存在して、
日本の国益を真剣に考え日々まさに外交活動を実践しているのだ、
と改めて知ることができ、大変嬉しく感じました。

そして私が特に印象に残った場面をご紹介します。それは2000年
9月、ロシアのプーチン大統領夫妻が初めて日本を訪れた様子を
描いた箇所です。この前段では、大統領自身が日本柔道に魅せられ、
25年以上親しまれて黒帯でもあることが語られています。

「総理主催の晩餐会にプーチン夫人が着物姿で出席し、話題を
よんだ。この日の午後、夫人のための日程として、迎賓館で着物の
試着、お茶のお点前と生け花の観賞が予定されていた。着物の試着を
した夫人はいたく気に入り、終わったあとも、そのままの姿で
お茶のお点前を見たいと言い出した。

お点前が終わると突如夫人は、お釜の前の家元と入れ替わり、
正座して新しいお茶碗で作法をまねてお茶をたてた。家元はそれを
飲まれ「大層けっこう」と言われた。夫人があまりにも素早く
日本の伝統文化に溶け込んでしまうので、一緒にいた人たちが
感嘆していると、夫人も、「私も初めてという気がしません。
日本人の生まれ変わりのような気がします」と言って、晩餐会は
このまま着物姿で出たいと言い出した。

これには夫人についていたロシア側の人たちが仰天して、
「あなたはロシアの代表なのですから、ロシアの服装で出席した方が
よいのでは」と進言したが、夫人は「私は日本が好きなのです。
それを表わすのになんの遠慮がありますか」と言ってまったく
意に介さなかった。」 東郷和彦著『北方領土交渉秘録』新潮社

暗殺指示やチェチェン問題、エネルギー政策をはじめとして、
どこまでも強権的で自国の利益のみ追求する現在のプーチンの
政治には、私も失望していますが、それでも大統領と夫人を
強く惹きつける日本の伝統文化の魅力を改めて思い知ると同時に、
外交の場面においても有効な力になり得ると思うと、永い先人たちの
努力のリレーを私たちが継承していかなくては、と思いました。

ではまた、おやすみなさいzz...

日記 | 投稿者 テニス侍 01:15 | コメント(2)| トラックバック(0)

地震

こんばんは~!この前の週末は微妙な雨でしたが、テニスは運よく
すべて予定通りできました!が・・土曜の午後からひどく調子が悪い・・。
特にフォアのストローク、タイミングが悪いのか強く当たらない。
フォアは私の唯一得意といえるショット。いつもは何も考えずに
振っていたので、ひどくガックリきますね~。
テイクバックを早く、打点を前にして最後までボールを見ることで、
少しずつ修正中です。いつものサークルのNさんから、「調子が
悪いときはチャンスですよ。直していく過程で、前より良くなる
可能性が高いんですから」というアドバイス。さすが!おかげで
ずいぶん気楽に考えられるようになりました、いつもありがとう~!

さて昨日の午後、訪ねたお客様から貴重なおはなしを聞きました。
大阪市南部に10年位前までお住まいだった女性の方。
あの阪神大震災を経験されたとのことで、その体験談をお聞きして
ちょっと恐ろしくなってしまいました。当時大学生だったそうで、
ちょうど後期のテスト期間、午前4時ごろまでノートの整理など頑張って
いて、学校行くまで少し眠ろうかな~と布団に入った間もなく
5時すぎに「ドーン」という音と衝撃で完全に目が覚めたそうです。
そのあとは横に大きくすべるように揺れる建物(築40年ほど

古い木造アパート)の2階の部屋で布団をかぶりつつ、ひどく冷静に
天井を見上げて長い1~2分間を耐え、そのときは「もう完全に
死ぬだろうなー」と思っていたそうです。
運良く高台しかも地盤が堅固な地域だったようで、周りの建物も
ほぼ大丈夫だったそうですが、少し離れた海岸沿いの地域は埋め立て地
だったせいか、古い建物は軒並み倒壊してしまったそうです。
大学が兵庫の方だったそうで友人知人も多くの被害に遭われ、
消防も警察も機能していない期間が長く続いたので、自分たちが
ボランティアで埋もれてしまった死体の後片付けや瓦礫の撤去作業に
尽力されたそうです。少し落ち着いたあとで、友人と一緒に話し合われ
たことは、「人生観が一変したね」ということだそうです。
結局生も死もほんの紙一重、運次第だねーというおはなしでした。

私はいま東京に住んでいますが、こちらでも確実に近い将来、一定規模の
地震は起こるはずなので、よくよく覚悟しないといけませんね。
そういえばむかし子どものころ「地震・雷・火事・親父」などと
よく言いましたよね~。怖い親父よりも、自然や災害はもっと恐ろしいと
納得していましたが、今ではどうかな。。
私なら・・『地震・雷・抜毛・お袋(女)』かな?!
では、またあとで!
日記 | 投稿者 テニス侍 23:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

kiss

こんばんは。今朝6時ころ起きたときは普通に雨が降っていて
「こりゃ今日のテニスはダメだ~」と思いつつ、7時過ぎまでまた
全英決勝を観ていたら、そのうち雨も小降りに変わってラッキー!
今日は朝2時間と午後4時間、思い切りプレーできました。ちょっと
蒸し暑くて、汗の量が半端ではありません。何枚も用意していた
タオルやハンカチがびしょ濡れで次から次へとなくなるほど。。
汗を拭う少年は「ハンカチ王子」と呼ばれますが、40代目前の
汗かきはさしずめ何でしょうかねー?「手ぬぐいパパ」??

さて今日は各地で夏祭りが行われていますね。神社まえなどの
空き地にやぐらが立っていて、お店もたくさん並んで賑わっている
様子です。小さい子を連れている家族や、浴衣姿の女の子たちを
観るのも、ちょっとよい感じがします。でも、もうそんな時期か~、
学生たちはもう夏休みですものね。

きのうですが、あの有名な棋士の羽生善治さんが書いた
「決断力」という本を遅ればせながら読みました。2年くらい前
に出版されていたらしく、私は杉山愛選手の少し前のブログで、
とても面白かったという感想記事が載っていたので手に取り
ました。厳しい将棋界で目下最強と評価される方のお考えの
中には、興味深いお話がいくつもあったのでその一つをご紹介
しようと思います。

『アメリカのカーネギーメロン大学でロボット研究をしている
金出武雄先生から面白いことを聞いた。学生を指導するときには、
「キス・アプローチでやれ!」というそうだ。キス(kiss)というのは
"keep it simple,stupid!"の頭文字である。軍隊用語からきた俗語で、
軍曹が部下に「もっと簡単にやれ、バカモン!」という感じだという。
これはエンジニアリングの基本的な考え方だそうだ。(中略)
一般社会で、ごちゃごちゃ考えないということは、固定観念に縛られたり、
昔からのやり方やいきさつにとらわれずに考えるということだ。
私は「kissで行け」、つまり簡単に単純に考えることは、複雑な局面に
立ち向かったり、物事を推し進めるときの合い言葉になると思う。』
羽生善治著「決断力」角川書店

確かに仕事でも、トラブルやクレームに臨んだときには、ぐたぐた
難しいことを考えて遠回りしたり、先にうまい言い訳を考えて逃げ道を
探したりと、単純な解決への近道を取らないで結果的に失敗することが
私の場合多いですね。テニスでも同じ。選択肢がいくつかある
ショットの場面で、わざと成功の可能性が低い困難なものを選んで、
当然ミスしてしまいます。

そしてちょっと考えるとこのkiss approach、実際のキスの場面でも
同じかな。相手の気持ちや状況をよくよく慮っていると、なかなか
行動に移せずに痛い失敗をしてきましたからね~。
「もっと簡単にやれ、バカモンが!」くらいでちょうど良いのかも。。

明日も午前中、はるさんのところでダブルス練習楽しみです。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 01:06 | コメント(2)| トラックバック(0)

シャドウ

こんばんは。今日は研修で終日横浜桜木町のランドマークタワーに
行ってきました。空が広くて開放感がありますね。海の匂いも
感じたし、天気もうす晴れで心地よい一日でした。

先ほどニュース速報で知ったのですが、先日ブログにも書いた
元文化庁長官で心理学者の河合隼雄先生が、今日の午後
逝去されました。去年の8月に倒れて以来、意識不明のまま入院
されていたようです。先生はユングの臨床心理学を日本に初めて
導入されたことであまりにも有名ですよね。私も学生時代に、知人の
勧めで先生の多くの著作に触れる機会があり、たくさんの興味深い
知識を教えてもらいました。

例えばこんなこと。ある知人に、どうも気に入らないキライな人が
いたとしますよね、虫が好かないというか、合わない感じの人。
ユング心理学ではこういう人や部分を「シャドウ(影)」と呼ぶそうです。
その人が嫌いな理由を考えてみると、その要素はまさに自分自身の
無意識の中にあって、ふだん表出させてはいないけれども認めたく
ない嫌いな自分の部分を、他人の中に投影して見ていると考える
のです。そう思えば、思い当たるフシはありませんか?
自分は全く関係ないと言い切ることは難しいのではないでしょうか。
他にも「グレートマザー」や「ペルソナ」、「トリックスター」、外向・
内向理論やマンダラなど・・。本当に面白い話が数々あるので、
心理学に興味のある方にはぜひオススメします。

河合先生、私のある時期を支え救ってくれたと思い感謝しています。
本当にありがとうございました。
享年79歳、謹んでお悔やみ申し上げます。合掌。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

こんばんは~、今日は少し肌寒い感じの一日でしたね。
7月も半分を過ぎました。今年は猛暑のようですが、
負けずにがんばりましょうねー!

今日はお客様との約束で、たまプラーザ東急の2階に先月できたらしい
京都本店の小川珈琲店に行きました。やはり老舗の専門店はいいですね。
安心して通常のブレンドを頼みましたが、苦味の濃いめ、カップ
ごとにドリップされているので香りもとてもよかったです。
南千住のバッハ、千歳船橋のホリグチ、京都のイノダ、自由が丘の
アンセーニュダングル、札幌の宮越屋・・。カフェでもなくバールでもない、
日本独特の質の高い喫茶店文化の良さを改めて感じ、嬉しくなりました。
いつか私も、焙煎技術を勉強し自分の店を持ちたいと思って
います。。

さて今日読んだ仏教に関する本に出てきた、江戸前期の禅僧である
沢庵和尚(漬物のたくあん漬けを発明した人だそうです)の言葉が、
なぜか心に残りましたのでご紹介します。

「人間この世に客としてやってきたと思えば苦労はないものだ。
満足できる食事が出されたら、ご馳走に思っていただき、満足できぬ
ときでも、自分は客であるから褒めて食わねばならない。夏の暑さ、
冬の寒さも、客であるからじっと耐えねばならぬ。子や孫、兄弟たちも、
自分と一緒にやって来た相客と思って仲良く暮らし、心を残さず
さらりと辞去せねばならぬ。」 ひろさちや著『狂いのすすめ』集英社新書

私たちは故郷である浄土から客としてこの世に来ていて、客の立場
ですから思いどおりになることは少なく、当然いろいろな苦労があります。
そして浄土に戻る日が近づけば、あっさりと心を残さず帰りましょう
というお言葉。私は特に『心を残さずさらりと辞する』というところに
強く共感しました。あのとんちの一休さんも室町時代の禅僧ですが、
やはりたくさんの面白い逸話があるようで、今度まとめて読んでみよう
かなと思ってます。ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:46 | コメント(2)| トラックバック(0)

カムイ

こんばんは。今日はまた雨の一日になりました。梅雨明けが
待ち遠しいですが、もうそろそろですかね?!

ちょっと前ですが、先週末のフェドカップ惜しかったですね~!
しかし高雄選手と森田選手がシングルスで初めての勝ち星をあげて、
最後まで期待させてくれました。それにしても、全英終了後すぐに
FEDという日程では、トップ選手は出場しづらいので、何とかして
ほしいものです。。

今日の夕方、見慣れないメールアドレスからのメールが携帯に
入りました。誰だ~??とよくよく見てみると・・、なんと5年以上前
から連絡を取っていなかった大阪の友人からのものでした。
「8月に東京に寄るので、時間ある~?」という感じもなんだか
懐かしい。引越しなどで年賀状も途切れていたのですが、元気そうで
安心しました。ずいぶん久しぶりでも、声をかけてくれるのは
ものすごく嬉しいものですね。確か娘さんがいたはず、もう
かなり大きくなっているかな。。

さて、きのうスクールで練習合間にまたKコーチと北海道旅行の
ことを雑談。世界遺産の知床半島を船で観光したことがすごく
印象に残ってるとおっしゃっていました。それも珍しいほど天気が
良く暑いくらいだったようで、運良くヒグマの親子も見れたそう
です。うーん、よかったですねキムコーチ!!
私も北海道に住んでいた小さい頃には全く実感が無かったのですが、
今から思うとアイヌ語でいわゆる「カムイ」(自然の中の全ての
ものに宿るというアニミズムの神)と呼ばれるものが確かに
存在するのではと思えてきます。
濃霧の草原、深夜の獣声、湖畔の夕暮、吹雪の去った朝の雪紋。。
アイヌ(「カムイ」の対語で私たち人間の意味)として、私たちは
時には自然と対峙する時間がやはり必要なのでしょうね。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

時間

こんばんは。新潟上越地方の地震、テレビの映像を見るだけで
本当に恐ろしいですね。
家が倒れて人が生き埋めになったり、原子力発電所から煙が
上がっているところを見ると、自然の大きな力にはどうにも全く
逆らえないですね。被害に遭われた方々はこれから、住居や水道、
電気やガスの復旧まで不安な日々が続きますが、何とか頑張って
持ちこたえてください。。東京でももちろん他人事ではありません
から、気持ちのうえでも十分備えておかないといけませんね。

今朝は8時から、半年ぶりに葛飾のKさん主催のダブルス練習会に
参加してきました。台風で今日もたぶんダメかなーと思っていたので、
久しぶりの外でのプレーにみんな嬉しそうでした。
プレー自体はちょっと風があって難しかったのですが、すっきりした
青空の下で、暑くない時間に思い切りできて楽しめました。

さて楽しい時間はあっという間に過ぎるとよく言いますよね。
今日は少し時間のおはなしをします。

あのアインシュタインは有名な相対性理論の中で
「魅力的な異性の隣で過ごす1時間は、わずか1分にも満たないと
すら思えるし、逆に熱いストーブの上で1分座らせられたら、
それは1時間のようにも思えるだろう。それが相対性ということだ。」
として、客観的時間と主観的時間との明らかな違いを述べています。

しかし、20世紀を代表するドイツの作家トーマス・マンは、
代表作「魔の山」の中でこんな表現をしています。
「一日がほかのすべての日と同じだとしたら、千日も一日のごとく
感じられるであろう。そして毎日が完全に同じであるならば、
いかに長い生涯といえども恐しく短く感じられ、いつの間にか
過ぎ去っていたということになるだろう」
トーマス・マンの時間の解釈によれば、密な内容の日々を過ごして
いるとき、時間は「早く過ぎ去る」ように感じられるが実は逆なので
あって、変化のない退屈な日々こそが「千日も一日のごとく」思える
のだということです。そういえば大人になってからの毎日毎週は忙しくて
すごく早く感じられるし、逆に手ごたえのあるしっかりとした想いを
刻んだ日々は、今から振り返ればすごくゆっくりと感じられますものね。

こういった時間論は多くの哲学者や文学者が持論を戦わせるissueの
一つですから、たまに考えるとちょっと面白いですね。

ちなみに、何かに集中し熱中すると「寝食すら忘れる」と言いますよね。
私は決して食べることだけは忘れられませんが・・。

では、今夜はスクール行ってきまーす。また明日!
日記 | 投稿者 テニス侍 19:16 | コメント(2)| トラックバック(0)

歴史

こんばんは。関東は台風の影響で今日も大雨です。テニスの予定も
全てキャンセル、とても残念です。明日も朝8時からオムニで予定が
あるのですが、大丈夫かなー??

昨日の午後は、読みたかった歴史本を持って近所のデニーズへ。
大雨のせいでお客さんも少なく、ゆったり読み進められました。
私はここ数年、特に歴史に興味を持つようになったのですが、
そのきっかけの一つは、それが私たちの人生の成り立ちに似て
いるなーと思ったからです。

「歴史というものは、たくさんの人たちがその時その時にとった
行動の積み重ねで、あっちに曲がりこっちに曲がりしながら、
よろよろと今あるような世界まで到達したものあって、これは
何も一定の方向や一定の目的があって、着々と進歩してきたわけ
ではない。今ある世界は、世界の目的でもなかったし、これから
現れるであろう世界というのも、どんなものになるかは誰にも
予想はつかない、そんなものはまだ決まっていないのです。」
『日本人のための歴史学』岡田 英弘著・WAC出版

私も日々の生活のなかで、こっちにしようかどうしようか色々と
悩みながら、そして最後には51対49で不安ながらも決断して
進むことが多いですし、その行動の積み重ねの結果が私という
人間だと思うのです。

それに日本史のひとコマを紐解いてみるだけで、私たちの先輩方が
確かに生きてきた足跡を通じて、同じ日本人として共感と愛着、
尊敬を感じることができます。そして諸外国からの言われのない
非難や中傷から先達の名誉や日本の伝統を守る術は、正しい歴史
知識しかないと考えています。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 22:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

夕日

こんばんは。今日の東京は一日じゅう曇り空、雨に当たらず
助かりました。晩には美しい夕やけの光も少しだけ見れました。
そういえば夕日のことで、ふと思い出したことをあとで書きたいと
思います。

その前に、今夜はメンタルヘルスの外部研修に参加して、
面白かったことをお伝えしたいと思います。
今日の講義のテーマは「部下を会社うつから守る方法」。
特に関心があったのは、躁うつ病は分裂病(統合失調症)や
ヒステリーといった器質的な障害とは異なり、脳における
一時的な化学的状態のことなのだそうです。具体的には
「セロトニン」という化学物質が長く不足した状況が続くと
いわゆる「うつ」という状態になりやすいことが、最近の研究で
ほぼ解明されたとのことです。
「セロトニン」って何か聞いたことがあるぞーと思っていたら、
講師先生が「この物質を最も多く含む食品はバナナです」と
おっしゃられました。
あーやっぱり!テニスの選手が、サプリやドリンクとともにバナナを
試合中食べているのは、この「セロトニン」が高ぶる気持ちを
冷静に落ち着けてくれる働きをしてくれるから、と何かで聞いた
ことがあります。
私なども、毎日のように夜中起き出したり、テニスではここ一番
のサービスをダブったりと、メンタルに全く自信がありません
ので、バナナに助けてもらおうかな・・。
友人知人の例を挙げるまでもなく、うつはすでに身近な病気です
ので、みなさんもセルフチェックをしたり、ときどき注意して
みましょうね。。

さて夕やけ空のおはなし。子ども時代から何度となく見て、
そのキレイな色や雰囲気に、自然と感動してきましたよね。
19世紀ロシアの文豪ドストエフスキーは、晩年の最後の長編
「カラマーゾフの兄弟」のなかで、夕日について老賢人ゾシマに
このように語らせています。

『わたしは夕日が好きだ。夕日の長い、ななめに射す光が好きだ。
その光とともに、祝福に満ちた長い一生の中の静かな、穏やかな、
やわらいだ思い出となつかしい人たちの面影が浮かんでくるが、
わたしはそれを愛している。それら全ての上に、神の真実がある。
その真実は人を感動させ、和解させ、そして全てを赦すのだ。』

太陽がその日の役目を終えて世界を紅の光でつつむとき、なぜか
気持ちがすごくなごみますよね。この現実世界は、ドストエフスキー
の小説のごとく、葛藤や悲しみのほか様々な生々しい感情に充ち
満ちているのですが、それでも夕日のやさしい光は古今東西、
私たちに救いや癒しを与え続けてくれているんだよなー、と
思いました。。

さあとうとう3連休ですね~、明日くらいは降らないで欲しいと
思います。ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:50 | コメント(4)| トラックバック(0)

二都物語

こんばんは。今日も小雨が降ったりやんだり、しめっぽい一日
でしたが、夜7時ころには雨も上がって夕やけ空が見え、
ちょっと癒されてしまいました。

そういえば先日の話。2年前から指導してもらってるテニス
コーチのKさんが、夜練習帰りに車へ道具を積んでいる私を
呼び止めて「これ~」と渡してくれたのです。あれ何かなと思ったら
「とうきびフロランタン」というお菓子で、なんでも先月北海道に
旅行してきたらしく、、「えー、どこを回ってきたんですか?」と
尋ねると、「釧路で降りて、厚岸の牡蠣を3軒食べ歩いたよー。
最高に美味しかった」とのこと!たぶんコーチは私のブログを
知らないはずなので、ちょっとした偶然の重なりの一例です
よね。もしかしたら同じ店で食べてたりして。。
Kコーチは私とほぼ同い年。指導がちょっと厳しいと思うことも
ありますが助言が的確で、テニスへの愛情も深く信頼できる
カッコいい男性なのです。ごちそうさまでーす!

さて、いい男というと思い出すのは、19世紀イギリスの作家
ディケンズによる代表作「二都物語」の主人公シドニー・カートンです。
普段は何にせよひどくいい加減な男なのですが、思いを寄せる女性
のために、その女性が愛する貴族男性(シドニーの友人でもある)の
身代わりとなって、民主革命の嵐中にあるパリの断首台に登ったという
有名なあらすじ。

戦後平和主義の象徴ともいえる言葉「命どぅ宝」(いのちこそが宝物)
という考え方と合わせて、愛情や友情のために自らの命を賭けた
このディケンズの描く男性の姿に、私たちは少し想いをめぐらせて
みる必要があるかもしれませんね。。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

父の涙

こんばんは。今日も東京は曇り空に時おり青空が見えるくらいの
穏やかな一日でしたね。明日から週末くらいまでは梅雨らしい日が
続くらしいので、ちょっと困ります。3連休だけは降らないように・・。

さて昨日のウインブルドン男子決勝、ムチャクチャ感動しました!!
でもなぜか独り、第一セットからずっとテレビの前で、手のひらと足の裏に
大量の汗をかいている自分がいました、えぇ・・猿ですか?!
試合はフルセット、最後は6-2としたフェデラーがついに03年からの
5連覇達成です。。最後のチャンピオンシップポイント、ナダールの
バックハンドがフェデラーの頭上にあがって逆クロスにスマッシュを
決めた瞬間、フェデラー選手は芝の上に横たわって大声を上げて涙・・。
ついついもらい泣きしそうになりました。優勝おめでとう、ロジャー!!
しかしナダールとの力の差は、芝でもほとんど感じられないほど接近
していますよね。ストロークでは完全に上回っていると思えるし、
ボレーもすごく上手、あとはサービスくらいですね、恐るべし21才!
8月のハードコートの全米もまた楽しみにしています。

あと女子の決勝はヴィーナスの勝利に終わりましたが、土曜の夜に
TVで表彰式を観ているときのこと。準優勝のマリオン・バルトリ選手が
スピーチの中で、関係者席に座っているお父さんのヴォルテールさん
に、心のこもった感謝の言葉を伝えていました。さらに前列に座って
いたヴィーナスの父リチャードさんにも声をかけられていた様子が
映っていたのです。最初はヴォルテールさんもさわやかな笑顔で、
握手やハグで応えていたのですが、そのうち感きわまったように
号泣し泣き崩れていました。6歳から厳しい練習を父娘で繰り返し、
ついに全英準優勝という最大の成果を得たうえに、愛する娘や同じ
テニス選手の父親に優しい言葉をかけられるというのは、本当に
嬉しく幸せなことなんだろうなーと、またまた感動してしまいました。
男の涙も時にはいいものですね。
またテニス選手一人ひとりのプレーや勝敗には、やはり家族や
コーチ、友人など周囲の人たちの熱く真剣な思いが込められて
いるのだな、と改めて思い直した今年のウインブルドンでした。
ではまた明日、おやすみなさいzz...
テニス | 投稿者 テニス侍 01:42 | コメント(4)| トラックバック(0)

ギルガメシュの森

こんばんは。今日もわりと涼しい中、午前は葛飾のはるさんの
サークルでダブルス練習。ちょっと嬉しかったことは、なじみの
メンバーでとても愉快な男性Tさんが、美人の奥さんを連れて
きてくれたこと!テニスを始めて4回目(!)とおっしゃるの
ですが、しっかりとラケットを振れていてラリーもかなり
続くし、すごくセンスあるなーと思いました。私など、初めて
ラケットを握った高校生のときは、しばらく全くラケット面に
当たらず、フレームか空振りの連発だったのに・・。旦那さんは
スポーツ万能のいい男ですから、すぐに上手くなるでしょう
ね~。みんなでさらに上手くなって、団体戦にたくさん出ましょう!!

さて今日は女子ダブルス決勝でもあるんですよね。杉山・スレボ
トニック選手、全仏に続いて頑張れ~!!2人ともクレーより
芝の方がチャンス大かと思います。そして男子フェデラーVS
ナダル、最高の舞台は整いました。この数年、2人のレベルは
ピークを迎えていると思うので、今年もしっかり観戦したいと
思います。

さてほぼ毎週、練習参加させてもらっている松戸のMさんの
サークルは、市内のハードコートを練習拠点にされています。
だいぶん前にもブログで紹介したことがありますが、そのコートは
樹齢百年以上と思われる針葉樹の巨木の林に囲まれた最高の
立地にあって、暑くなってきた今の季節には緑っぽい樹脂の
匂いがしてきたり、昆虫や小鳥がときどきコートに遊びにきたりと、
それがまたとっても心地よい気分になります。
少し前、長野の森を散歩したときも思いましたが、古い巨木を
見るとなぜか感動するんですよね。それは、何十何百年という
長い年月のあいだ、自然の厳しさにたくましく耐えてきたその
風格に畏れを感じるからかもしれません。近くに寄っていって
根元から苔蒸した木肌に触れたり、耳を近づけてその音を
聴いてみたくなりますものね。

それと同時に私たちは、あの有名なメソポタミアの王で、
神によって聖なるレバノンスギの森を任された番人フンババを
殺害してしまったギルガメシュ王の末裔でもあります。
神の意思に反して木を切り、森を伐採して人間の文明を発達
させてきたこの大いなる罪や矛盾。。巨木は現代に生きる私たち
にも、多くのメッセージを問いかけているのかも知れないと
思いました。
ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 21:44 | コメント(2)| トラックバック(0)

七夕

こんばんは。今日は午後から少し晴れ間が出てきて、しかも
暑くなくてテニス日和でしたね。今日も午後3時間、いつもの
Mさんのサークルでダブルス練習してきました。プレーの
調子はまずまず良かったです。特にサービス&ボレーのとき、
落ち着いて早めにステップを入れ、視線を低くするよう注意
しました。その結果、ほぼ深くて低いボレーになったようです。
今後も常に心がけないといけませんね。

全英男子決勝は昨年同様フェデラーナダルになりました。
芝の戦いも壮絶なものになりそうですね、明日楽しみです。
ちなみに私の予想は3-1でフェデラーです、5連覇がんばれ~!
女子決勝はこれから開始、バルトリとヴィーナスです。バルトリが
エナンに勝つとは驚きでしたね。22歳の彼女は昨年のAIG決勝で
藍子選手に逆転勝ちで優勝しましたが、またさらに上手くなっている
んでしょうね。去年のAIG開催中にちょうど誕生日を迎え、大会から
バースデイケーキを贈られたときの、彼女のとても嬉しそうな表情を
よく覚えています。ちょっとしたサプライズだったのでしょうね。
ちなみにGS初の決勝進出のバルトリ選手、毎日たっぷり10時間
睡眠をとっているそうで、それが快調の第一の秘訣だそうです。
ちょっとうらやましい・・。

さて今日は犬の話をしたいと思います。テニスコートには、よく
散歩がてら犬を連れてくる方がいますよね。いつも笑ったような
表情で、人間に対して好奇心旺盛な犬はつくづくかわいいなー!
と思います。
それに子犬の太くて短い足や、かわいらしい目で見つめられた
ときなんかは、本当にとろけてしまいそうです。。
はたまた、ふと遠くを見つめている犬の横顔などは、哲学者か
老賢人を思わせる風情で、いったい何を考えているのか尋ね
てみたくなりますよね。
寂しい時にはさびしい声で泣いて人を呼び、犬仲間が恋しいとき
には遠吠えをして遠くの仲間と交流したり、、犬は素直に感情を
表現することができて、とってもうらやましい気がします。
私も必要な場合には、あれこれ悩まず正直な気持ちを信頼できる
人に伝えられたらいいと思います、犬を見習って・・。
しかし戌年生まれの私のこと、美味しいものを見たらくわえて
走って行き、穴を掘って埋めてしまったりして?!

さあ今日は七夕でしたね。
みなさんは短冊にどんなお願い事を書きましたか?
『私たちみんなに幸運と笑顔がたくさん訪れますように!』
ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 22:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

adieu

こんばんは。今日は久しぶりに青い空が覗いて、気持ちよく過ごせた
一日でした。ウインブルドンはエナンに続き、ヴィーナス
クズネツォワを破ってベスト4に進出しました。とても調子が
良さそうです。そして先ほどのゲームセットで見せたヴィーナスの
こぼれんばかりの笑顔がとてもかわいい!そういえばおととい
森上選手に勝った時も、そして昨日シャラポワを破ったときも
同じように思いました。媚びや邪気がなく真っ直ぐな彼女の笑みは
まるで妖精のようでした。みなさんも一度、ヴィーナスの表情に
注目してみてください。ご存知のとおりプレーは野獣のごとく
獰猛なのですが、そのギャップもまた魅力的なんですよ。

さて私も毎日のように、仕事やテニスなどで多くの人と出会い、
たくさんの言葉を交わしてお知り合いになります。
その一方で、以前は親しい関係にあった人でも何らかの事情に
よって次第に疎遠となり、ついには連絡も途絶えてしまうことも
やはりありますね。
フランス語に、"adieu"(アデュー)という「永遠(または)長いお別れ」を
意味する言葉があります。死のようにはっきりとした別離もあれば、
ちょっとした理由から別れてしまって、もう一生会えないということも
ありますよね。私たちのふだんの生活でも、この"adieu"と
いう言葉をときには意識してみると、いつかは別れがくる
ことをぼんやりと感じつつ、それでも人との出会いという
偶然の妙味をより大切にできるかも知れませんね。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:52 | コメント(2)| トラックバック(0)

麦わら帽子

こんばんはー、今週は梅雨らしい天気が続きますね。
このしめっぽい何日かが過ぎると、さあついに真夏です~!
お盆くらいまてのひと月が最も暑い時期なので、熱中症には
十分気を付けましょうねー。

全英も例年より雨が多く、試合も中断→再開→すぐまた雨で中断・・の
繰り返しで、進行が本当に心配されてきました。ナダルの3回戦の
試合などは、先週土曜日から足かけ5日やってようやく今日終わった
そうです・・。明日朝も録画を観ますが、再開後5分間の練習
シーンばかり見ている気がします。。

さて今日、お客様のご自宅に伺ったところ、なじみの5才の娘さんが
お気に入りらしい麦わら帽子をかぶって、わざわざ見せに来てくれた
のです。いろいろとポーズをとって見せてくれるので「とても
似合ってて、すごくかわいいよー!」と伝えると、恥ずかしい
ような嬉しいような表情をして、素直に喜んでくれました。
砂浜の波に洗われる足あとのごとく、すぐに消えてなくなる
種類の言葉ではあっても、人が喜ぶ姿を見ると自分も本当に
嬉しくなるものですよね。男にとっては、家族や友人など周囲の
人々に笑顔をもたらし、幸せを与えることこそが、最大の満足
なのだろうな、と改めて思いました。
でーはまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 00:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

応援

こんばんは、今日は降りそうで降らず微妙な天気でした。
涼しいので有難かったですが。昨日の午前中は本格的に雨と
なり、道端で見かけるあじさいの水色や群青色がきらきら
輝いていて、とても楽しめました。

実はきのう朝から少し熱っぽく、咳が止まらずに胸も痛かったので
夏カゼは早めにやっつけないとー、と家の前にある診療所で診て
もらったのですが、いつもの先生いわく「のどもそんなに腫れて
ないし、呼吸音もまあ正常、熱も37度3分では、今ツヨシさんに
出せる薬はないですね。頑丈そうな体ですしムリしないで安静に
すれば大丈夫」とのことでした・・。
まあ、薬よりもその言葉を聞いてすっかり元気になってしまいましたけど。

このところ朝早く起きて全英観てるので、そのせいかなー?と思い
つつ、今朝もまた5時から観てしまいました。それにしても森上選手
惜しかった!!ファイナルセット5-3でサービスゲームを迎えた
のにあと一息でしたよね!
随所に何とか勝ちたいという執念が見えて、とても悔しいけれど
今後に十分期待を繋ぐ敗戦でした。ウインブルドン第2コートの
観客の多くも森上さんの大健闘に、最後まで温かい声援を
送っていたようです。

そこで今日のタイトルは「応援」です。私は小学校3年から中学
まで軟式野球をしていたのですが、忘れもしない小学6年のころ、
負けたら最後の大事な公式戦でサードを守っていたときです。
たしか同点で試合終盤まできて2アウト・走者3塁、相手の打者が
打ちそこなってバントのようなゴロが私の目の前に転がって
きました。走者はもちろんホームへ走りこんでいき、私も負けずに
無我夢中でボールを取りにいって、頭から滑り込むように
ホームベース寸前で走者にタッチ・・。ずいぶん長い沈黙の時間の
あと、アンパイアから「アウト!!」のコールが聞こえました。
ほっとした気持ちを感じる間もなく、スタンドにいる学校のみんなの
熱い声援や、仲間からの「えらい!よくやった!!」の声が
すごく嬉しかったことを今でもよく覚えていて、応援と聞くと、
25年も前のあの野球場の光景をはっきりと思い出してしまいます。

もしかすると今、私はテニスでもあの一瞬の記憶の再現を求めて
プレーしているのかもしれません・・、仲間のみんなが歓喜し、
私を認めてくれた瞬間の至福を。。

ではまた明日、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:49 | コメント(2)| トラックバック(0)

江戸しぐさ

こんばんはー。今日は朝からどんより曇り空、7時くらいには
雨も少し落ちてきて「うーん、今日はムリかな?」と思いながら
葛飾のコートに向かったのですが、幸運にも雨も上がり、いつもの
サークルのメンバー4人で2時間たっぷり楽しめました。
プレーのあとで、いつも楽しいHさんが「俺もブログはじめるかなー!」
というのです!テニスももちろん上手だし、自転車のレースにも
出場したり、と趣味が広い方ですからまた違った一面が見られると
思うと嬉しいです。夏の合宿も楽しくできたらいいですねー!

ウインブルドン、森上選手ヴィーナス相手に大健闘です!
1セットは落としたものの2セットは2ブレークの4-1で、
残念ながらサスペンデッド。正直、プレーの質では森上さんの方が
高い気がしますし、ここ数年AIGや東レで見てきた中でも、今年の
夏はさらに上手くなっていると思います。特に上位選手にかなり勝て
ているので、どんどん自信がついているのではないかなー。
明日はぜひ、全英3回優勝のヴィーナスを破って初のベスト16
へ進んでください!
ご自身のブログも細かく更新されていて、調子の良さがうかがえますよ。

さて最近多くの書店でよく見かけるのが「江戸しぐさ」という特集
コーナーです。現代に生きる私たちが忘れつつある、生活の美学とでも
いうか「粋」な振る舞いや身のこなしの優美を、私たちの先達から
改めて学びましょうというもので、近くの図書館でそんな一冊を読んで
感銘を受けましたのでご紹介したいと思います。

例えば、渡し舟に乗っている乗客たちが、後から乗ってくる乗客の
ために、自分のこぶし一つぶんだけ席をずらすことを「こぶし腰浮かせ」
といったり、狭い路地で傘をさした2人がすれ違う際にお互い少しだけ
傘を傾けることを「江戸の傘かしげ」といったように、江戸の狭い社会で
必然的に身に付けた人間関係のコツの数々。。
実は現代社会の私たちも、わりと自然に行っていることも多いのですが、
言葉にすると何か気持ちがあたたかくなりますよね。

これら江戸しぐさの背景には、「袖振り合うも他生の縁」という
日本独特の考え方があるそうです。見知らぬ人同士であっても、傘が
触れ合ったり同じ舟に乗り合わせるのも前世からの縁、隣にいる人は
全てご縁のある人なのだ、という意味だそうです。そういえば、私に
とっても、テニスを一緒にプレーしてくれる方たちや、このブログを
読んでくれる方たちにも、何かのご縁が確実にあるのでしょうね。
勝手な人間ですし、随分と未熟な私ですが、付き合ってくれる方々に 
心から感謝しています。ではまた明日、おやすみなさいzz...

(参考本)「思いやりの日本人」佐藤藍子著・講談社現代新書
日記 | 投稿者 テニス侍 23:24 | コメント(4)| トラックバック(0)
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