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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

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中村屋のカリー

こんばんは。今日は朝2時間と、夜8時から2時間ダブルス練習。
特に夜の部は、女1と男3の4人で回していったのですが、
レベルがかなり高く勉強させていただきました。特にKさん
(男性)は、テニスを始めてほんの数年とのことでしたが
実力抜群で、今年のプリンスカップ男子ダブルス全国ベスト4!!
軽いスイングで重く伸びるボールを打ち込んできます。また
女性も本当に上手くてミスがなく、聞いてみたら船橋市民Bクラス
女ダブ優勝だそうです!
しかし、私も今日はかなーり集中していました!ペア替えで
6ゲーム先取でしたが、タイブレもありつつ2勝1敗で
乗り切りました。終了時点でもうヘトヘトながらも、面白かったです!
Iさん、また企画してくださいね!!

さて昨日の話のつづき。パンや水羊羹でも有名な新宿中村屋の
もう一つの売りは「カレー」ですよね!バイキングで思いっきり
食べてきました。チキンや夏野菜など5種類のカリーはもちろん、
ナンや数種のライスもすごくおいしい~!野菜も種類が豊富、
新鮮で質の高いものでした。さらにデザートの果物は、巨峰と
西瓜。味が濃くて最高のものでしたし、何種類かケーキもあって
もう大満足!値段も1500円とお手頃で、オススメします!

このお店「中村屋」は創業107年の老舗、相馬愛蔵氏が
パン製造から始めたお店なのですが、中国の革命家孫文を始め
多くの政治運動家、芸術家との付き合いも広く、あるきっかけで
一人のインド人青年の身元を預かることになります。それがのちに
インド独立運動に名を馳せることになるラス・ビハリ・ボースです。
当時の日本はまだ日英同盟が有効でしたから、インドの革命家は
国外追放処分とされるのが通例、ボースも例外ではなかったのです
が、相馬夫妻が命がけで彼をかくまい続けました。

そうした縁で、相馬夫妻に強い愛情と感謝を抱いていたボースは、
昭和2年(1927年)中村屋の喫茶部開設時に一番の恩返しをします。
それは純インド式カリーの紹介でした。
大正時代末期、百貨店の新宿進出に中村屋は少なからず脅威を
感じていました。お客様からも「買い物のとき一休みできる場所を
設けてほしい」との要望を以前から頂いていました。そこで相馬は
喫茶の開設を検討したが、喫茶のような丁寧なお客扱いは容易には
出来ないだろうとしり込みしてしまいます。それを聞いたボースは、
相馬夫妻へのお礼のため、また祖国インドの味を日本に伝えるため、
純インド式カリーを名物料理にした喫茶部をつくろうと提案します。
そしてようやく喫茶部を開設。日本で初めての純インド式カリーが
発売されました。
 ところが、ボースが作ったのは本場のインドカリー。お米は
インディカ米を使用し、スパイスの強烈な香りが漂います。
またお肉も当時の日本人が見慣れない骨付きのゴロっとした大きな鶏肉。
初めはその異国の料理にお客様も戸惑いをかくせませんでした。
そこで相馬夫妻はお米をインディカ米のようにソースが浸透し、
なおかつジャポニカ米のようにモチモチ感がある白目米にします。
しばらくするとお客様が骨付き肉やスパイスの香りにも慣れ、
次第に売上が伸びていくようになりました。当時一般のカレーが
10銭から12銭程度でしたが、中村屋のカリーは80銭。それにも
かかわらず飛ぶように売れたそうです。
こうして、純インド式カリーは中村屋の名物料理になりました。
そこにはボースの、祖国に対する愛情、相馬家に対する感謝が
あったのです。

日英同盟破棄後、ボースは日本国籍を取得して相馬夫妻の娘俊子と
結ばれます。中村屋のカリーはこうして「恋と革命の味」として、
喧伝されるようになりました。

昭和19年(1944年)、インド国民軍と日本軍は共同でインドに突入
するものの、イギリスからの独立を賭けたインパール作戦は
物資不足から大敗に終わります。翌昭和20年(1945年)の1月、
ラス・ビハリ・ボースは熱望していたインド独立を見ることなく、
病によりその生涯を閉じました。

私たちと全く同じ情を持った人々が、その生きた時代の荒波にもまれ
ながら、数々の問題に直面し行動を起こしたときの、その恐怖や絶望、
希望や勇気、悲哀や怒りといった感情を想像し、共感していくところに
歴史を学ぶおもしろさがあるのだと思います。
中村屋のカリーを食べながら、数十年というほんの近い過去の先達の
足跡をこうして辿ることもまた、歴史を味わい未来につなぐこと
なのかもしれませんね。

ではまた明日、おやすみなさいzz...

参考HP:新宿中村屋「中村屋サロン
| 投稿者 テニス侍 02:05 | コメント(6) | トラックバック(0)
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