2008年04月30日
帰ってきなさい
こんばんは。東京はずっと暖かい日が続くようで、昼間は
もう暑いくらいですね。GW中なんですが、電車はふだんと
変わらない混雑ぶりでした。明日くらいから空いてくるのかな?!
さて先日ある本で発見したのが「曜日占い」。自分の生まれた
曜日ってみなさんはご存じですよね?私は全然知らなかったので
早速こちらのページで調べてみると・・「金曜日」生まれ
でした!!これからは金曜日には特にいいことがあるぞーと
思えるだけで、少しトクした気分になれるかもしれません。
あとタイなど東南アジア諸国では、生まれた曜日ごとに性格の
特徴を分けて相性などを占っているそうで、ちなみに「金曜日」
生まれの人は、「感受性が豊か、オープンな性格で友人を作る
のがうまく、常に楽しいことを求めて行動する」そうなのですが、
これ当たっていますでしょうか・・。自分としては思い当たる
フシなくもなく、といったところです。訳もなくおもしろいので、
皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
さて今週発売の政治雑誌「WiLL」6月号のうち、作詞家の
秋元 康さんのコラムにとても感心しましたので、ちょっと
ご紹介したいと思います。秋元さんが3年ほど前から教授を
されている京都の芸大の理事長、徳山詳直(しょうちょく)さん
が、今年の卒業式で学生たちに贈った言葉についてです。
「縁あって、去年、京都造形芸術大学の副学長に就任した。
浅学非才な僕には荷が重いと、お断りしたのだが、何度か
京都に足を運ぶうちに、引き受けようと思った。この
大学のキャンパスに三十数年前の自分を見つけたからだ。
何をしたいのか?どこへ向かえばいいのか?それすら
わからなかったあの頃。タイムマシンに乗って、あの頃の
僕に力を貸したいと思った。(中略)
今年の卒業式で、最後に理事長から卒業生に贈る言葉があった。
『これから、あなたたちには、幾多の試練が待ちうけている
でしょう。絶望することもあるでしょう。死にたくなることも
あるでしょう。でも、そんな時は、この大学のことを思い出して
ください。どんな状況でも、大学はあなたを受け入れます。
自暴自棄にならず、とにかく、大学に帰って来てください。
この大学は、あなたたちの帰る場所です』
文言は正確ではないが、そういう意味合いの贈る言葉だった。
齢七十七歳の理事長は、ステッキを突きながら壇上を去る時も、
何度も立ち止まっては、『帰って来なさい』と訴えた。舞台
袖に退場する直前も、もう一度、客席の学生たちに目で約束
させた。
僕が生涯で一番、感動したスピーチだった。」
秋元 康「WiLL」2008年6月号・29ページ
この言葉、すごくずっしりとくることばですね。ふと自分の
社会人1年目の春を思い出してしまいました。そして老骨の
理事長が「帰って来なさい」と言ってくれる大学では、きっと、
本当に優しくて勇気のある人間が育つだろうなと思いました。
「帰ってくるんだよ」、翻って私はいつか、安心して帰ってこれる
場所を築き、こんな言葉を贈れる人になれるのだろうか。
ではまた、おやすみなさいzz...
もう暑いくらいですね。GW中なんですが、電車はふだんと
変わらない混雑ぶりでした。明日くらいから空いてくるのかな?!
さて先日ある本で発見したのが「曜日占い」。自分の生まれた
曜日ってみなさんはご存じですよね?私は全然知らなかったので
早速こちらのページで調べてみると・・「金曜日」生まれ
でした!!これからは金曜日には特にいいことがあるぞーと
思えるだけで、少しトクした気分になれるかもしれません。
あとタイなど東南アジア諸国では、生まれた曜日ごとに性格の
特徴を分けて相性などを占っているそうで、ちなみに「金曜日」
生まれの人は、「感受性が豊か、オープンな性格で友人を作る
のがうまく、常に楽しいことを求めて行動する」そうなのですが、
これ当たっていますでしょうか・・。自分としては思い当たる
フシなくもなく、といったところです。訳もなくおもしろいので、
皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
さて今週発売の政治雑誌「WiLL」6月号のうち、作詞家の
秋元 康さんのコラムにとても感心しましたので、ちょっと
ご紹介したいと思います。秋元さんが3年ほど前から教授を
されている京都の芸大の理事長、徳山詳直(しょうちょく)さん
が、今年の卒業式で学生たちに贈った言葉についてです。
「縁あって、去年、京都造形芸術大学の副学長に就任した。
浅学非才な僕には荷が重いと、お断りしたのだが、何度か
京都に足を運ぶうちに、引き受けようと思った。この
大学のキャンパスに三十数年前の自分を見つけたからだ。
何をしたいのか?どこへ向かえばいいのか?それすら
わからなかったあの頃。タイムマシンに乗って、あの頃の
僕に力を貸したいと思った。(中略)
今年の卒業式で、最後に理事長から卒業生に贈る言葉があった。
『これから、あなたたちには、幾多の試練が待ちうけている
でしょう。絶望することもあるでしょう。死にたくなることも
あるでしょう。でも、そんな時は、この大学のことを思い出して
ください。どんな状況でも、大学はあなたを受け入れます。
自暴自棄にならず、とにかく、大学に帰って来てください。
この大学は、あなたたちの帰る場所です』
文言は正確ではないが、そういう意味合いの贈る言葉だった。
齢七十七歳の理事長は、ステッキを突きながら壇上を去る時も、
何度も立ち止まっては、『帰って来なさい』と訴えた。舞台
袖に退場する直前も、もう一度、客席の学生たちに目で約束
させた。
僕が生涯で一番、感動したスピーチだった。」
秋元 康「WiLL」2008年6月号・29ページ
この言葉、すごくずっしりとくることばですね。ふと自分の
社会人1年目の春を思い出してしまいました。そして老骨の
理事長が「帰って来なさい」と言ってくれる大学では、きっと、
本当に優しくて勇気のある人間が育つだろうなと思いました。
「帰ってくるんだよ」、翻って私はいつか、安心して帰ってこれる
場所を築き、こんな言葉を贈れる人になれるのだろうか。
ではまた、おやすみなさいzz...