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ツヨシ、しっかりしなさい!! テニス侍&ジョグ侍ツヨシです!<記録>フル3'38"58('09.04かすみがうら)ハーフ1'35"50('09.04焼津)10k40'48('09.05葛西臨海公園)

テニス侍
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あるでん亭

こんばんは。昨日は強風と雨がすごかったですね。なんとか
もっていた桜もすっかり葉っぱだけを残して、ちょっぴり
恥ずかしげな姿になってしまいました。今週は天気も不安定、
晴れと雨が交互にやってくる感じで、春っぽいですね。
週末だけは豪雨にはならないで欲しいのですが・・。

さて近ごろハマってよく通っているお店が、パスタ専門店の
「あるでん亭」です!新宿の職場の隣ビル地下にあって、
それほど広くないお店(30席もないくらい)なので、お昼どきは
いつもかなりの行列になっています。その店名のとおり芯が
残るくらいカタめのパスタがとても美味しい~。噛むと香りが
鼻に抜けるような感じがして、私はとても好みです。。
特に一番は、実はそれほど期待していなかった「ボンゴレビアンコ」。
あさりの出汁なのか塩加減も絶妙で、これには一撃で参って
しまいました。ちなみにこのビル、アリタリア航空のオフィスも
入っているそうで、店にはいつもイタリア人の集団がお見えになって
おります。。銀座店と吉祥寺店もあるそうなので、お近くの
方は一度お試しください!!

あと先日読んだ本「女ひとり玉砕の島を行く」をご紹介したいと
思います。大変おもしろくって、しおりを使わずに読んでしまいました。
著者は74年生まれの若い女性。太平洋西部、先の大東亜戦争で
初めて敗戦の地となったガダルカナル島をはじめ、ブーゲンビル、
タワラ、サイパン・テニアン、硫黄島などを訪れ、戦跡をめぐりながら
伝聞や記録ではわからない過去を過去の視点で見、当時の人々の
思いに心を馳せることで、私たちの父祖がどんな思いで戦い、
潰えていったのかぜひ自分の目で見てみたいと思ったそうです。
この著者の笹さんは、いくつかの雑誌の書評などで繰り返し
お見かけしていましたが、平易な言葉で自分の思いをきちんと
伝えられる能力のある方だな、という印象を持っていましたが、
初めて出された単行本も力作で読み応えがありました。
そんな中で特に心に残った箇所はこちら、結びの部分でした。

「(先の大戦時に)海外で戦没した兵士たちは二百四十万人に及ぶ。
言うまでもないが、戦争は彼ら個人が引き起こしたものではない。
その戦場の体験があまりに悲痛であり、自分の身代りに友が死んだ、
あるいは父が死んでいった・・、そんな思いがあるからこそ、多くの
戦友や遺族たちは戦地を訪れ、慰霊碑を建立したのではないか。

司馬遼太郎氏は、かつて太平洋上の島々での戦いを、「戦争よりも
棄民」と評した。いくつかの太平洋の島を巡り、戦闘の詳細や
現地に残る戦跡を目の当たりにした私にとって、胸に迫ってくる
言葉である。そして今、国に棄てられた兵士たちの慰霊碑が
朽ち果てるにまかせ、何の対応策もとられずに次々と撤去されて
いくのなら、それは再び彼らを「棄民」することになる。(中略)

生還者や遺族たちは、今も仲間を偲び、父を思いながら過ごしている。
それは、戦後六十年を過ぎたからといって、数字と同じように
区切りを付けられるものではない。またスッパリと忘れられる
ものでもない。彼らと接していると、戦後の終わりは、過ぎゆく
歳月の長さではないことを思い知らされる。

現代に生きる私たちが真摯に過去と向き合うこと、そして祖国の
ために死んでいった兵士たちに、感謝と追悼の念を持つこと。
それが自然に行われるようになって初めて、この国の『戦後』は、
終わるのではないだろうか。」

笹幸恵『女ひとり玉砕の島を行く』文藝春秋

身を賭して護るべきものを守るため、勇敢に戦ってくれた人たちの
ことを私たちはこれまで、意図的に忘れようとしてきたのではないか?
あるいは過去の単なる集団的な過ちとして、祖父母の世代を
愚かな侵略者などと貶めてきたのではないか?自分には全く関係
ありませんよ、などとして・・。

エネルギーや食物などの資源争奪をめぐって国家どうしのエゴが
いよいよ剥き出しとなりつつある今だからこそ、私たちは
先達が悩み震えながら築いてきた伝統と歴史を正確に学び、
現在の繁栄と安全に深く感謝しながら、これから個々にできることは
いったい何だろうか、真剣に考えなくてはいけないと思いました。
またその考えのヒントは、「公」と「私」にあるのではないのかな、
と今のところ思っています。

ではまた、おやすみなさいzz...
日記 | 投稿者 テニス侍 23:51 | コメント(2) | トラックバック(0)
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