2008年04月19日
帆立船
こんばんは。東京は昨日から風が強くて春の嵐のようですね。
テニスもランニングも風の向きや強さによってずいぶん影響を
受けるので、風のあるなしにはいつもやはり敏感になるんですが。
そういえば先日たまたま目にしたある大学教授のブログ記事で、
面白いものを発見しました。それは「ホタテ貝は海面を走る」と
いうものです。そんなバカな!とお思いでしょうが、読んで
いると水族館館長がある漁師から聞いた驚くべき目撃談として、
「日没時、北海道沿岸を航海中、大きな帯状の真っ白い何かの
かたまりが移動しているのを目撃したことがある。それは片方の
殻を立てて海面に浮上し、風を受けて沖へと帆走するホタテ貝の
集団で、貝と貝とがぶつかりあって異様な音をたてていた」
そうです・・。真偽は定かではありませんが、確かに「帆立貝」と
書きますもんね。。貝くんもひとつところに留まらず、自身の
帆に風を孕んで大海を闊歩し、いろんな世界を体験して出会いや
気づきを得たいのでしょうか。群れをなして海面をぐんぐん快走
する壮観な光景を、できればいつか私も見たいものです。。
さて今週発売の経済雑誌「週刊東洋経済08/4/19号」読まれましたか?
私にはすごく面白い特集が組まれていて、何度も読んでしまいました。
『鉄道革命~世界で大復権が始まった』として、環境・資源問題や
都市における自立交通(自動車)の渋滞混乱など、一時は航空機・
自動車との戦いに完敗していた鉄道が近年、存在感を増してきつつあり
もうすぐ立場が逆転する、との予想を立てているのです。
新幹線やリニアといった超高速鉄道しかり、地方都市で俄かに脚光を
浴びつつある路面電車LRT(ライトレールトランジット)、
コンテナ船と陸上輸送に比べて数々の利点が見直される貨物輸送など・・。
定時性、輸送能力、コストそして乗り心地においても鉄道の優位性が
特に際立ってきているらしく、JR東海の葛西会長の言葉によると
日本や欧州に比べて人口密集度など輸送量が広く分散し、最も
旅客鉄道がフィットしてこなかったアメリカでさえも、鉄道が
復権する時代がもうすぐ来ると述べられています。
こういう私ももちろん、鉄道大好きです!前にも書きましたが
小学時代の定期購読誌は日本交通公社刊「時刻表」ですからね~。
まあほかにも、飛行機も自動車もバスも好きな浮気者ですけど。
あと鉄道を使った印象的な映画のシーンといえば、私の一番好きな
「都会のアリス」のラストシーンが有名ですね。さえない作家の
フィリップと少女アリスが乗り合わせる列車のボックス座席にて、
フィリップはおもむろに重たい車窓を押し上げ、体を乗り出して
空を見上げる。するとそれまでの白黒映像が突如色彩を帯びて
カラーとなると同時に、上空のヘリからの視点に変わるとともに
フィリップにズームした構図から、長大な編成で駆走する列車全体に
引いたカットに変わるところ。いまや巨匠となってしまった作家
ヴェンダース28才の作品ですが、意表をつく効果的な撮影技法に
よって、男と少女との微妙なストーリー展開とともに鮮やかな
印象を残す美しい傑作だと思います。しばらく絶版になっていました
が、今年2月にDVD再発されましたのでぜひ一度ご覧ください。
それではまた、おやすみなさいzz...
テニスもランニングも風の向きや強さによってずいぶん影響を
受けるので、風のあるなしにはいつもやはり敏感になるんですが。
そういえば先日たまたま目にしたある大学教授のブログ記事で、
面白いものを発見しました。それは「ホタテ貝は海面を走る」と
いうものです。そんなバカな!とお思いでしょうが、読んで
いると水族館館長がある漁師から聞いた驚くべき目撃談として、
「日没時、北海道沿岸を航海中、大きな帯状の真っ白い何かの
かたまりが移動しているのを目撃したことがある。それは片方の
殻を立てて海面に浮上し、風を受けて沖へと帆走するホタテ貝の
集団で、貝と貝とがぶつかりあって異様な音をたてていた」
そうです・・。真偽は定かではありませんが、確かに「帆立貝」と
書きますもんね。。貝くんもひとつところに留まらず、自身の
帆に風を孕んで大海を闊歩し、いろんな世界を体験して出会いや
気づきを得たいのでしょうか。群れをなして海面をぐんぐん快走
する壮観な光景を、できればいつか私も見たいものです。。
さて今週発売の経済雑誌「週刊東洋経済08/4/19号」読まれましたか?
私にはすごく面白い特集が組まれていて、何度も読んでしまいました。
『鉄道革命~世界で大復権が始まった』として、環境・資源問題や
都市における自立交通(自動車)の渋滞混乱など、一時は航空機・
自動車との戦いに完敗していた鉄道が近年、存在感を増してきつつあり
もうすぐ立場が逆転する、との予想を立てているのです。
新幹線やリニアといった超高速鉄道しかり、地方都市で俄かに脚光を
浴びつつある路面電車LRT(ライトレールトランジット)、
コンテナ船と陸上輸送に比べて数々の利点が見直される貨物輸送など・・。
定時性、輸送能力、コストそして乗り心地においても鉄道の優位性が
特に際立ってきているらしく、JR東海の葛西会長の言葉によると
日本や欧州に比べて人口密集度など輸送量が広く分散し、最も
旅客鉄道がフィットしてこなかったアメリカでさえも、鉄道が
復権する時代がもうすぐ来ると述べられています。
こういう私ももちろん、鉄道大好きです!前にも書きましたが
小学時代の定期購読誌は日本交通公社刊「時刻表」ですからね~。
まあほかにも、飛行機も自動車もバスも好きな浮気者ですけど。
あと鉄道を使った印象的な映画のシーンといえば、私の一番好きな
「都会のアリス」のラストシーンが有名ですね。さえない作家の
フィリップと少女アリスが乗り合わせる列車のボックス座席にて、
フィリップはおもむろに重たい車窓を押し上げ、体を乗り出して
空を見上げる。するとそれまでの白黒映像が突如色彩を帯びて
カラーとなると同時に、上空のヘリからの視点に変わるとともに
フィリップにズームした構図から、長大な編成で駆走する列車全体に
引いたカットに変わるところ。いまや巨匠となってしまった作家
ヴェンダース28才の作品ですが、意表をつく効果的な撮影技法に
よって、男と少女との微妙なストーリー展開とともに鮮やかな
印象を残す美しい傑作だと思います。しばらく絶版になっていました
が、今年2月にDVD再発されましたのでぜひ一度ご覧ください。
それではまた、おやすみなさいzz...