2007年12月05日
直感
こんばんは、今日も穏やかでよいお天気。午後は仕事で六本木の
弁護士先生の事務所にお邪魔しました。50代の男性、美味しそうに
葉巻をふかす愛煙家の一風変わった方でした。仕事の話は
そっちのけ、学生時代フランスやスイスなどアルプスの山小屋で
スキーガイドをなさっていたときの思い出話が、とても面白かったです。
面談は奥さまもご一緒だったのですが、しょっちゅう話が脱線すると
奥さまが気を遣って元に戻そうと努めてくれるので、助かりました。
そういえば昨日も人間ドッグで訪れた病院で、いつもの院長先生の
趣味のマラソンで半月板を痛めてリハビリに時間がかかったお話とか、
バリウム検査をしてくれる技師の方が、昔からこだわっているカシオの
腕時計のお話、、営業という職業柄か面白い話をいつも聞けて
楽しいことが多いですね。
人間ドッグ、結果はまだわかりませんが、血圧が毎年10くらい
下がっていて、今回は100-60!どこまで下がるんでしょうか?!
さて昨日「脳は直感している」という新書本を手にしました。
「虫の知らせ」とか「予知夢」など、非科学的として無視されて
いる現象にもちゃんと意味があるのだとする著者の考えの多くに、
納得することが多かったです。著者によれば『直感力』とは、
「知覚情報をもとに本人の経験・知識を加味し、最善の手段を選ぶための判断力」の
ことだといいます。そういえば優秀なテニスプレーヤーは、対戦相手の
配球をまさに直感によって返球しますし、女のカンは好きな男の
様々なサインから、隠し事を正確に読み取ることができるそうです・・。
「危険という生物の生死に関わる重大問題を回避するためには、
脳は半ば自動的に直感を使って、正しい行動を人間に取らせよう
とする。しかし、『正解』にたどりつくことは、必ずしも
重大問題とはみなされないので、自動的に直感力が発揮されるのを
待つのではなく、積極的に直感を活用しようとする姿勢を
持つことが大事になる。
では、そもそも直感によってたどりつくことができる『正解』とは、
どのような特徴を持ったものだろうか?
この現実世界では、『正解』とはしばしば、条件によっていくつかの
『別解』に分かれていく。つまり、数学のテストのように
『唯一の正解』というものがあるのではなく、場面によって
求められるものは変わりうる、ということだ。
ところが現代ではしばしば、これとはまったく逆のことがいわれる。
ただ一つのことにとことん執着するのが、最善の道だという考え方が、
多く見受けられるのだ。
たとえば『東大に受かること』をただ一つで最高の正解だと思う親が
多かったり、『ただ一人の運命の人との出会い』を信じている人も
多いし、『自分に合った天職がどこかにある』と思い込んでいる人も、
多いような気がする。
しかし、あらかじめ決定された『正解』がある、という考え方は
間違っている。そのような思い込みは『直感力』を鈍らせるだけだ。
世界も、自分自身も、日々、変化しつづけている。もちろん変わらない
ものもあるが、変わるものもある。そういったことを前提に、日々、
人生の経験を積み重ね、非言語的メッセージに耳を澄まし、現場で
直接感じる(直感する)ことが、正解にたどりつく着実な方法なのだ。」
佐々木正悟著「脳は直感している」祥伝社新書
刻々と多様に変化する現実のなかでは、一つの正解をどこまでも
追及するよりも、日々培った『直感力』を用いつつ、自分に相応しい
正解の一つを得られればよしとする方が、不安や迷いの少ない安定した
生活を送れると私も思いました。
ではまた、おやすみなさいzz...
弁護士先生の事務所にお邪魔しました。50代の男性、美味しそうに
葉巻をふかす愛煙家の一風変わった方でした。仕事の話は
そっちのけ、学生時代フランスやスイスなどアルプスの山小屋で
スキーガイドをなさっていたときの思い出話が、とても面白かったです。
面談は奥さまもご一緒だったのですが、しょっちゅう話が脱線すると
奥さまが気を遣って元に戻そうと努めてくれるので、助かりました。
そういえば昨日も人間ドッグで訪れた病院で、いつもの院長先生の
趣味のマラソンで半月板を痛めてリハビリに時間がかかったお話とか、
バリウム検査をしてくれる技師の方が、昔からこだわっているカシオの
腕時計のお話、、営業という職業柄か面白い話をいつも聞けて
楽しいことが多いですね。
人間ドッグ、結果はまだわかりませんが、血圧が毎年10くらい
下がっていて、今回は100-60!どこまで下がるんでしょうか?!
さて昨日「脳は直感している」という新書本を手にしました。
「虫の知らせ」とか「予知夢」など、非科学的として無視されて
いる現象にもちゃんと意味があるのだとする著者の考えの多くに、
納得することが多かったです。著者によれば『直感力』とは、
「知覚情報をもとに本人の経験・知識を加味し、最善の手段を選ぶための判断力」の
ことだといいます。そういえば優秀なテニスプレーヤーは、対戦相手の
配球をまさに直感によって返球しますし、女のカンは好きな男の
様々なサインから、隠し事を正確に読み取ることができるそうです・・。
「危険という生物の生死に関わる重大問題を回避するためには、
脳は半ば自動的に直感を使って、正しい行動を人間に取らせよう
とする。しかし、『正解』にたどりつくことは、必ずしも
重大問題とはみなされないので、自動的に直感力が発揮されるのを
待つのではなく、積極的に直感を活用しようとする姿勢を
持つことが大事になる。
では、そもそも直感によってたどりつくことができる『正解』とは、
どのような特徴を持ったものだろうか?
この現実世界では、『正解』とはしばしば、条件によっていくつかの
『別解』に分かれていく。つまり、数学のテストのように
『唯一の正解』というものがあるのではなく、場面によって
求められるものは変わりうる、ということだ。
ところが現代ではしばしば、これとはまったく逆のことがいわれる。
ただ一つのことにとことん執着するのが、最善の道だという考え方が、
多く見受けられるのだ。
たとえば『東大に受かること』をただ一つで最高の正解だと思う親が
多かったり、『ただ一人の運命の人との出会い』を信じている人も
多いし、『自分に合った天職がどこかにある』と思い込んでいる人も、
多いような気がする。
しかし、あらかじめ決定された『正解』がある、という考え方は
間違っている。そのような思い込みは『直感力』を鈍らせるだけだ。
世界も、自分自身も、日々、変化しつづけている。もちろん変わらない
ものもあるが、変わるものもある。そういったことを前提に、日々、
人生の経験を積み重ね、非言語的メッセージに耳を澄まし、現場で
直接感じる(直感する)ことが、正解にたどりつく着実な方法なのだ。」
佐々木正悟著「脳は直感している」祥伝社新書
刻々と多様に変化する現実のなかでは、一つの正解をどこまでも
追及するよりも、日々培った『直感力』を用いつつ、自分に相応しい
正解の一つを得られればよしとする方が、不安や迷いの少ない安定した
生活を送れると私も思いました。
ではまた、おやすみなさいzz...