2008年03月17日
Brokeback Mountain
こんばんは。先週末も、本当に良い天気でしたね~!土曜は楽しみに
していたテニス合宿へ、いつものサークルメンバーで白子へ行って
きました。朝6時集合、車で移動のあと8時半から練習メニューに
入りました、すごく眠い・・。
隣のコートでは、横浜市立大テニス部の面々が大きな部旗を掲げ、
真剣に大声を出しつつ真面目に練習していて、良い刺激になって
くれました。学生が宿へ引き上げたあとも、私たち7人は日没まで
ボールを追いかけ、結局9時間くらい練習できて、、またまた
良い思い出ができました。
その後近くの温泉ホテルで入浴し、汗を流した後いつもの焼肉屋で
反省会です。普段のゲーム練習では、まとめてできない練習メニューを
球出しから特に重点的にできるので、合宿は技術力アップにとても
良いです。次の日曜も朝から4時間ダブルス練習、風もなく暖かくて
たっぷりテニスができた最高の週末でした!
さて先日、ずっと気になっていた映画「ブロークバック・マウンテン」を
とうとうDVDで観れました。近日話題の映画「ラスト、コーション」を
撮った監督アン・リーの前作で、米アカデミー賞も当時最多8部門に
ノミネート(受賞は3部門)されたそうです。最高に美しいアメリカ
中西部の大自然を背景に、同性愛を一つの切り口に据えた切ない
愛の物語なのですが、若く純粋な愛であるがゆえの非力やもろさと、
制約の多い現実生活との間の苦悶を丁寧に描いていて、まさに
傑作だと思いました。
60年代、ワイオミング州ブロークバックマウンテンの農牧場を
舞台に、二人の若いカウボーイ、イニスとジャックが季節労働者
として偶然知り合い、あるきっかけから求め合うようになります。
あっという間にそのひと夏が過ぎて山を離れ、2人それぞれの町に
戻り家族を設けたあとも、釣りを口実としてその後20年にも渡って
ブロークバックマウンテンで逢い続けるイニスとジャック。
しかしある日突然、特に保守的な土地柄のせいか、ジャックは
ゲイという理由だけでリンチを受け、殺されてしまうのです。
哀しみにくれるイニスは、ジャックの実家で遺品のシャツを受け
取る。それは以前、初めてジャックと出会った山を降りる際、
どこかに失くしたと思っていたものなのですが、実はジャックが
イニスとの別れのつらさのあまり、こっそり持ち帰っていたのです。
そのシャツを抱きしめながらイニスはつぶやきました。
"Jack,I Swear…" 「ジャック、俺は誓うよ」自分をいつも
思いやり、心から愛してくれたお前を忘れない、ずっと覚えて
いるよ・・ということでしょうか。「忘れない」「覚えている」ことは
「こころのなかで一緒に生きる」ある種もっとも純粋な愛のかたち、
なのかもしれませんね。
06年春のアカデミー授賞式にて、アン・リー監督はオスカー像に
向かってこう囁いたそうです。
"I wish I knew how to quit you."
劇中の台詞にもなっていたこの言葉、「いっそ別れられたなら・・」
「忘れることができたらいいのに・・」というような意味なのだと
思いますが、監督もこのオスカーを何より切望していた気持ちが
よく伝わってくるように思います。
私たちも、一方的に恋い焦がれる対象を、または愛しあっているのに
現実のなかではどうすることもできなくて出口はなく、相手のことを
忘れたい、忘れられたらどんなに楽だろう、しかし離れられず
忘れられずにとても苦しむ、というようなこともありますよね。
このちょっとしたセリフに、監督の伝えたい大事なテーマが
込められているのかもなー、と思いました。
台湾生まれで、あのスパイク・リーと映画学科で同級生だった
というアン・リー監督、私は今後ずっと注目していきたいと思います。
ではまた、おやすみなさいzz...
していたテニス合宿へ、いつものサークルメンバーで白子へ行って
きました。朝6時集合、車で移動のあと8時半から練習メニューに
入りました、すごく眠い・・。
隣のコートでは、横浜市立大テニス部の面々が大きな部旗を掲げ、
真剣に大声を出しつつ真面目に練習していて、良い刺激になって
くれました。学生が宿へ引き上げたあとも、私たち7人は日没まで
ボールを追いかけ、結局9時間くらい練習できて、、またまた
良い思い出ができました。
その後近くの温泉ホテルで入浴し、汗を流した後いつもの焼肉屋で
反省会です。普段のゲーム練習では、まとめてできない練習メニューを
球出しから特に重点的にできるので、合宿は技術力アップにとても
良いです。次の日曜も朝から4時間ダブルス練習、風もなく暖かくて
たっぷりテニスができた最高の週末でした!
さて先日、ずっと気になっていた映画「ブロークバック・マウンテン」を
とうとうDVDで観れました。近日話題の映画「ラスト、コーション」を
撮った監督アン・リーの前作で、米アカデミー賞も当時最多8部門に
ノミネート(受賞は3部門)されたそうです。最高に美しいアメリカ
中西部の大自然を背景に、同性愛を一つの切り口に据えた切ない
愛の物語なのですが、若く純粋な愛であるがゆえの非力やもろさと、
制約の多い現実生活との間の苦悶を丁寧に描いていて、まさに
傑作だと思いました。
60年代、ワイオミング州ブロークバックマウンテンの農牧場を
舞台に、二人の若いカウボーイ、イニスとジャックが季節労働者
として偶然知り合い、あるきっかけから求め合うようになります。
あっという間にそのひと夏が過ぎて山を離れ、2人それぞれの町に
戻り家族を設けたあとも、釣りを口実としてその後20年にも渡って
ブロークバックマウンテンで逢い続けるイニスとジャック。
しかしある日突然、特に保守的な土地柄のせいか、ジャックは
ゲイという理由だけでリンチを受け、殺されてしまうのです。
哀しみにくれるイニスは、ジャックの実家で遺品のシャツを受け
取る。それは以前、初めてジャックと出会った山を降りる際、
どこかに失くしたと思っていたものなのですが、実はジャックが
イニスとの別れのつらさのあまり、こっそり持ち帰っていたのです。
そのシャツを抱きしめながらイニスはつぶやきました。
"Jack,I Swear…" 「ジャック、俺は誓うよ」自分をいつも
思いやり、心から愛してくれたお前を忘れない、ずっと覚えて
いるよ・・ということでしょうか。「忘れない」「覚えている」ことは
「こころのなかで一緒に生きる」ある種もっとも純粋な愛のかたち、
なのかもしれませんね。
06年春のアカデミー授賞式にて、アン・リー監督はオスカー像に
向かってこう囁いたそうです。
"I wish I knew how to quit you."
劇中の台詞にもなっていたこの言葉、「いっそ別れられたなら・・」
「忘れることができたらいいのに・・」というような意味なのだと
思いますが、監督もこのオスカーを何より切望していた気持ちが
よく伝わってくるように思います。
私たちも、一方的に恋い焦がれる対象を、または愛しあっているのに
現実のなかではどうすることもできなくて出口はなく、相手のことを
忘れたい、忘れられたらどんなに楽だろう、しかし離れられず
忘れられずにとても苦しむ、というようなこともありますよね。
このちょっとしたセリフに、監督の伝えたい大事なテーマが
込められているのかもなー、と思いました。
台湾生まれで、あのスパイク・リーと映画学科で同級生だった
というアン・リー監督、私は今後ずっと注目していきたいと思います。
ではまた、おやすみなさいzz...