2007年07月29日
INLAND EMPIRE
こんばんは。今日も朝8時から、葛飾のはるさんのところで
ダブルスしてきました。天気は微妙かもー、と思っていたら
結構晴れて暑いくらい。昨日土曜日も快晴で、午後のハード
コートは両面焼きのターンオーバーとなりました。。
少し前の記事で、フォアの調子が悪いと書いたのですが、
昨日松戸のコートそばに壁打ち場があったので、練習前
30分じっくりフォアのスピンとスライスを打ってみたら、
以前の感覚が戻ってきて、もうほぼ大丈夫!と思いました。
先週発売されたテニス雑誌「スマッシュ」9月号でも、フローラン・
ダバディーさん(トルシエ監督時代の通訳。テニス大好きで有名)の
連載コラムで、フェデラー選手の前コーチであるトニー・ローチさんに
今年の冬インタビューした際、テニス上達のコツを聞いてみたところ、
なんとその答えは
"You have to try a lot of wall!"(壁打ちをたくさんやらないとね!)
だったとのこと。ローチさんも、子どものときから何千時間も
"wall"をしていたそうです。私も昨日、学生時代以来久しぶりに
やってみましたが、回転量やスピード、体との距離や入射角などを
瞬時に判断しなければならないし、なにせノーミス最強の相手です
から短い時間でしたが、すごく疲れました。少しナメていたのですが、
すごく勉強になったし調子も取り戻せて良かったです。皆さんも
普段の練習に、少し"wall"を取り入れてみてはいかがでしょうか。
テンポが速くてもう汗だくですよ~!!
さて今日の午後は予定どおり、妻と恵比寿で映画を観てきました。
デイヴィッド・リンチ監督「インランド・エンパイア」です!!
先週土曜からの公開で、昨日も3公演すべて上映1時間前に満席と
なったそう。上映3時間の長尺ですが、時間軸が前後に錯綜する
複雑な構成のせいか、ストーリに没入し見入ってしまいました。
雰囲気はまさにリンチワールドで、とにかく難しい・・。台詞は
少なく、特に暗示的でもないのですが、一度観て理解可能とは
思えませんね。主演女優のローラ・ダーンでさえ公式パンフレットの
中で「自分が何を演じているのか全く分からなかったし、今も
分からない」と率直にいっているくらい。
それでもリンチ監督は、現実と幻想のあいまいな境界上で、私たち
観客の想像力をまるで試すように、不安や恐怖心といった柔らかい
部分から煽っていきます。また最後のエンドクレジット、印象的で
華やかな宴のシーンは、この世の儚さの暗喩なのではないかと
思えます。リンチ監督は、狂気を媒介として「人生は夢」、
だからこそ輝きや尊さがあるのだ、と伝えてくれているのだと
私は思います。シェイクスピアのあの有名な「人生劇場」の
考えにも似ているかも知れませんね。
『世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者に
すぎぬのだ。登場してみたり、退場してみたり。』
シェイクスピア著「お気に召すまま」岩波文庫
ちなみに私の妻も今日、リンチ初体験でしたが、
何かが心に引っかかったようで、「ツインピークス」から
始めてみると言ってました。ハマりすぎても困るんだけどね・・。
ではまた明日、おやすみなさいZZ...
ダブルスしてきました。天気は微妙かもー、と思っていたら
結構晴れて暑いくらい。昨日土曜日も快晴で、午後のハード
コートは両面焼きのターンオーバーとなりました。。
少し前の記事で、フォアの調子が悪いと書いたのですが、
昨日松戸のコートそばに壁打ち場があったので、練習前
30分じっくりフォアのスピンとスライスを打ってみたら、
以前の感覚が戻ってきて、もうほぼ大丈夫!と思いました。
先週発売されたテニス雑誌「スマッシュ」9月号でも、フローラン・
ダバディーさん(トルシエ監督時代の通訳。テニス大好きで有名)の
連載コラムで、フェデラー選手の前コーチであるトニー・ローチさんに
今年の冬インタビューした際、テニス上達のコツを聞いてみたところ、
なんとその答えは
"You have to try a lot of wall!"(壁打ちをたくさんやらないとね!)
だったとのこと。ローチさんも、子どものときから何千時間も
"wall"をしていたそうです。私も昨日、学生時代以来久しぶりに
やってみましたが、回転量やスピード、体との距離や入射角などを
瞬時に判断しなければならないし、なにせノーミス最強の相手です
から短い時間でしたが、すごく疲れました。少しナメていたのですが、
すごく勉強になったし調子も取り戻せて良かったです。皆さんも
普段の練習に、少し"wall"を取り入れてみてはいかがでしょうか。
テンポが速くてもう汗だくですよ~!!
さて今日の午後は予定どおり、妻と恵比寿で映画を観てきました。
デイヴィッド・リンチ監督「インランド・エンパイア」です!!
先週土曜からの公開で、昨日も3公演すべて上映1時間前に満席と
なったそう。上映3時間の長尺ですが、時間軸が前後に錯綜する
複雑な構成のせいか、ストーリに没入し見入ってしまいました。
雰囲気はまさにリンチワールドで、とにかく難しい・・。台詞は
少なく、特に暗示的でもないのですが、一度観て理解可能とは
思えませんね。主演女優のローラ・ダーンでさえ公式パンフレットの
中で「自分が何を演じているのか全く分からなかったし、今も
分からない」と率直にいっているくらい。
それでもリンチ監督は、現実と幻想のあいまいな境界上で、私たち
観客の想像力をまるで試すように、不安や恐怖心といった柔らかい
部分から煽っていきます。また最後のエンドクレジット、印象的で
華やかな宴のシーンは、この世の儚さの暗喩なのではないかと
思えます。リンチ監督は、狂気を媒介として「人生は夢」、
だからこそ輝きや尊さがあるのだ、と伝えてくれているのだと
私は思います。シェイクスピアのあの有名な「人生劇場」の
考えにも似ているかも知れませんね。
『世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者に
すぎぬのだ。登場してみたり、退場してみたり。』
シェイクスピア著「お気に召すまま」岩波文庫
ちなみに私の妻も今日、リンチ初体験でしたが、
何かが心に引っかかったようで、「ツインピークス」から
始めてみると言ってました。ハマりすぎても困るんだけどね・・。
ではまた明日、おやすみなさいZZ...