2008年07月05日
命に終りあり、能に果てなし
こんばんは、暑いですね。午前2時間、夕方の3時間テニスを
して楽しみましたが、特に夜は夏の雰囲気を感じました。
あの独特の匂いや湿度により、気だるく開放的な気分になるんです
よね。体も少し疲れ気味、明日は朝からランニングクラブで
長いペース走があるので早めに休まないと、と思っています。
ウインブルドン選手権もとうとう大詰め。今日は女子決勝が
セリーナとヴィーナスのウイリアムズ姉妹で行われています。
第一セットは僅差でヴィーナスが取りました。ちなみに会場には
あの有名なひげのリチャード父さんは見当たらないそうです。
なんでも、可愛い娘同士が戦うのを見るのはとても忍びない、
とこの決勝を前にアメリカの自宅へ帰ってしまったそうなのです・・。
そういえば昨年もリチャードさんは、ヴィーナスと決勝戦を戦った
フランスのバルトリ選手のお父さんを、表彰式のときにその健闘を
讃えて抱きしめ、その気持ちにバルトリ父さんは泣き崩れたり、
というシーンがありましたよね。。とても愛情あふれる方なのでしょうね~。
男子も3年連続でナダルとフェデラーの決勝!明日夜が楽しみです。
ちなみに私の予想では、セット3-1でフェデラーの6連覇!!
いつも謙虚なナダルにも、勝って欲しいのだけどね。
さて、私も法人登記をしたり事務所を探したりという忙しい1週間
でしたが、そんな話を周りの家族や友人、お取引あるお客様などに
していると、、「資金が必要なら使ってもいいよ」とか
「保証人になってもいいよ」「手伝ってあげるよ」などと、何人も
優しい言葉をかけてくれるのです。心底うれしく、私は本当に幸せ
なのだと思いました。おかげさまで、仕事ができているし生きて
いられるのだと思います、どうもありがとうございます!
「人の役に立ち、人を助けられる」「心を繋ぐ」会社にしたい
と思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
最後に、先週読んだ白洲正子さんの「美しくなるにつれて若くなる」
という本のなかで、能の第一人者、世阿弥による「命に終りあり、
能に果てなし」という言葉が紹介されていて、印象に残り
ましたので、少しだけ取り上げますね。
この『命』とは、もちろん私たちの生命・人生という事だと思います。
また『能』とは芸術の一分野でしょうが、ここでは広く「文化」とか
「歴史」というような、過去から未来へ連綿と繋がっているもの
を指していると思います。
「世阿弥の言葉『命に終りあり、能に果てなし』のように、人の命には
終わりがあるのでしょうが、文化には始めも終わりもありません。更に、
もし自分がその大きな文化の中に溶け込んでしまうなら、個人の命に
しても『始』も『終』もなくなるわけです。目に見える文化とか、手に
とれる進歩とかいうものは、ほんとうに私たちの周囲のごく小さな
一分子にすぎません。それでは、地球が宇宙と考えるのと同じような
ものです。」
白洲正子「美しくなるにつれて若くなる」角川春樹事務所刊
自ら信じるものに向かって自分の命を全うすることで、大きくて
果てのない文化に自らを溶け込んでいくのだ。そう考えてみると、
短くて限りある命を生きていくうえで、こわばった肩の力が
すーっと抜けていく感じがしました。向こう岸も見えない大河の、
ゆったりした流れに身をゆだねるように。
またそんな文化や歴史を、私たちは真摯に正確に学んで
次の世代に受け継いでいかないといけない、とも思いました。
ではまた、おやすみなさいzz...
して楽しみましたが、特に夜は夏の雰囲気を感じました。
あの独特の匂いや湿度により、気だるく開放的な気分になるんです
よね。体も少し疲れ気味、明日は朝からランニングクラブで
長いペース走があるので早めに休まないと、と思っています。
ウインブルドン選手権もとうとう大詰め。今日は女子決勝が
セリーナとヴィーナスのウイリアムズ姉妹で行われています。
第一セットは僅差でヴィーナスが取りました。ちなみに会場には
あの有名なひげのリチャード父さんは見当たらないそうです。
なんでも、可愛い娘同士が戦うのを見るのはとても忍びない、
とこの決勝を前にアメリカの自宅へ帰ってしまったそうなのです・・。
そういえば昨年もリチャードさんは、ヴィーナスと決勝戦を戦った
フランスのバルトリ選手のお父さんを、表彰式のときにその健闘を
讃えて抱きしめ、その気持ちにバルトリ父さんは泣き崩れたり、
というシーンがありましたよね。。とても愛情あふれる方なのでしょうね~。
男子も3年連続でナダルとフェデラーの決勝!明日夜が楽しみです。
ちなみに私の予想では、セット3-1でフェデラーの6連覇!!
いつも謙虚なナダルにも、勝って欲しいのだけどね。
さて、私も法人登記をしたり事務所を探したりという忙しい1週間
でしたが、そんな話を周りの家族や友人、お取引あるお客様などに
していると、、「資金が必要なら使ってもいいよ」とか
「保証人になってもいいよ」「手伝ってあげるよ」などと、何人も
優しい言葉をかけてくれるのです。心底うれしく、私は本当に幸せ
なのだと思いました。おかげさまで、仕事ができているし生きて
いられるのだと思います、どうもありがとうございます!
「人の役に立ち、人を助けられる」「心を繋ぐ」会社にしたい
と思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
最後に、先週読んだ白洲正子さんの「美しくなるにつれて若くなる」
という本のなかで、能の第一人者、世阿弥による「命に終りあり、
能に果てなし」という言葉が紹介されていて、印象に残り
ましたので、少しだけ取り上げますね。
この『命』とは、もちろん私たちの生命・人生という事だと思います。
また『能』とは芸術の一分野でしょうが、ここでは広く「文化」とか
「歴史」というような、過去から未来へ連綿と繋がっているもの
を指していると思います。
「世阿弥の言葉『命に終りあり、能に果てなし』のように、人の命には
終わりがあるのでしょうが、文化には始めも終わりもありません。更に、
もし自分がその大きな文化の中に溶け込んでしまうなら、個人の命に
しても『始』も『終』もなくなるわけです。目に見える文化とか、手に
とれる進歩とかいうものは、ほんとうに私たちの周囲のごく小さな
一分子にすぎません。それでは、地球が宇宙と考えるのと同じような
ものです。」
白洲正子「美しくなるにつれて若くなる」角川春樹事務所刊
自ら信じるものに向かって自分の命を全うすることで、大きくて
果てのない文化に自らを溶け込んでいくのだ。そう考えてみると、
短くて限りある命を生きていくうえで、こわばった肩の力が
すーっと抜けていく感じがしました。向こう岸も見えない大河の、
ゆったりした流れに身をゆだねるように。
またそんな文化や歴史を、私たちは真摯に正確に学んで
次の世代に受け継いでいかないといけない、とも思いました。
ではまた、おやすみなさいzz...