2008年05月29日
口福
こんばんは。今週はすでに夏を思わせる暑い日が続きましたが、
今日は一転して肌寒い雨の一日でしたね。
おまちかね全仏オープン本戦が25日から始まっていて、
若干寝不足の毎日が続いています。。私が特に期待する
森田あゆみ選手、ランキングも100位以内に入ってきて
とうとう予選なしでGS大会本戦に出場できるんですね。
今回もシード選手相手にフルセットまでのいい勝負でしたが
惜しくも敗退。半年くらい見ないうちに、さらに逞しい体つきに
なっていて驚きました!杉山選手に続いて、錦織くんと一緒に
どうか日本テニスを盛り上げてくださいね~!!
おととい職場近くのタリーズコーヒーに入ったところ、レジ近くに
丸の内にあるライブハウス「コットンクラブ」のフリーペーパが
あり、何気に目をやったら、んん!
"TUCK&PATTI 6.23-6.25"とあるではありませんか!!
札幌のFMノースウエーブで学生のころ聴いたのがもう20年前、
1978年にデュオ結成ということなので、もう30周年なんですね。
初めての生タックアンドパティ、すごく楽しみです!
さて最後に、今週読んだ「品性がにじみ出る言葉づかい」という
本のうち、特に気に入った言葉をご紹介したいと思います。
「七重の膝を八重に折る(姿勢をごく低くして深く詫びる)」や
「面映ゆい(嬉しく晴れがましくもきまりが悪く恥ずかしい)」
も良いのですが、この言葉「口福(こうふく)」はとても
奥ゆかしく、豊かな感性を感じさせます。
「『口福』とは、心の底からしみじみおいしい、と深い感慨にひたれる
味に出会った満足感を伝える言葉である。
『口福』は辞書にないことが多く、気の利いた誰かが『幸福』と
イメージを重ねて使い始めた造語だったのかもしれない。
世界の三大珍味などの豪華けんらんたるご馳走ではなく、地方に
伝わる素朴な味や、膨大な手間と時間をかけなければ生まれない
ような味に触れたときにこそ使いたい。そうした味は舌を堪能
させてくれるだけでなく、深く心の底までしみとおり、日々に
疲れた心をそっと癒してくれるような気までする。
学生のころ、ふとした興味から禅寺に参籠したことがある。早朝、
暗いうちに起床。身づくろいすると禅堂に向かい、静かに座る。
その後は寺内の清掃などをしたが、すべてが無言のうちに行われる。
その後、口にした食事はまさに『口福』そのものだった。一汁一菜の
簡素なものだが、口に含むと胃の腑にしみ、やがて全身にしみこんで
いくような力のある味なのだ。金にあかせたグルメ三昧では
味わえない味。それこそが『口福』なのかもしれない。」
菅原 圭「品性がにじみ出る言葉づかい」河出書房新社
数年前のとある日の夜、職場の先輩に連れていってもらった
目黒駅前の有名なとんかつ店「とんき」さんでいただいた
「串カツ定食」も、思えば『口福』の味でしたよ~。
店内完璧にいきとどいた清掃も、働く店員さんの真剣な緊張感にも、
そして手抜きのない真心のこもった全ての品々の味に大満足でした。
私たちが毎日いただくおいしい食事。工夫をこらしたその味も
さることながら、作ってくれる人がこめてくれた細やかな心づかいに
触れた時、最もこの『口福』を感じるのだと思いました。
それではまた、おやすみなさいzz...
今日は一転して肌寒い雨の一日でしたね。
おまちかね全仏オープン本戦が25日から始まっていて、
若干寝不足の毎日が続いています。。私が特に期待する
森田あゆみ選手、ランキングも100位以内に入ってきて
とうとう予選なしでGS大会本戦に出場できるんですね。
今回もシード選手相手にフルセットまでのいい勝負でしたが
惜しくも敗退。半年くらい見ないうちに、さらに逞しい体つきに
なっていて驚きました!杉山選手に続いて、錦織くんと一緒に
どうか日本テニスを盛り上げてくださいね~!!
おととい職場近くのタリーズコーヒーに入ったところ、レジ近くに
丸の内にあるライブハウス「コットンクラブ」のフリーペーパが
あり、何気に目をやったら、んん!
"TUCK&PATTI 6.23-6.25"とあるではありませんか!!
札幌のFMノースウエーブで学生のころ聴いたのがもう20年前、
1978年にデュオ結成ということなので、もう30周年なんですね。
初めての生タックアンドパティ、すごく楽しみです!
さて最後に、今週読んだ「品性がにじみ出る言葉づかい」という
本のうち、特に気に入った言葉をご紹介したいと思います。
「七重の膝を八重に折る(姿勢をごく低くして深く詫びる)」や
「面映ゆい(嬉しく晴れがましくもきまりが悪く恥ずかしい)」
も良いのですが、この言葉「口福(こうふく)」はとても
奥ゆかしく、豊かな感性を感じさせます。
「『口福』とは、心の底からしみじみおいしい、と深い感慨にひたれる
味に出会った満足感を伝える言葉である。
『口福』は辞書にないことが多く、気の利いた誰かが『幸福』と
イメージを重ねて使い始めた造語だったのかもしれない。
世界の三大珍味などの豪華けんらんたるご馳走ではなく、地方に
伝わる素朴な味や、膨大な手間と時間をかけなければ生まれない
ような味に触れたときにこそ使いたい。そうした味は舌を堪能
させてくれるだけでなく、深く心の底までしみとおり、日々に
疲れた心をそっと癒してくれるような気までする。
学生のころ、ふとした興味から禅寺に参籠したことがある。早朝、
暗いうちに起床。身づくろいすると禅堂に向かい、静かに座る。
その後は寺内の清掃などをしたが、すべてが無言のうちに行われる。
その後、口にした食事はまさに『口福』そのものだった。一汁一菜の
簡素なものだが、口に含むと胃の腑にしみ、やがて全身にしみこんで
いくような力のある味なのだ。金にあかせたグルメ三昧では
味わえない味。それこそが『口福』なのかもしれない。」
菅原 圭「品性がにじみ出る言葉づかい」河出書房新社
数年前のとある日の夜、職場の先輩に連れていってもらった
目黒駅前の有名なとんかつ店「とんき」さんでいただいた
「串カツ定食」も、思えば『口福』の味でしたよ~。
店内完璧にいきとどいた清掃も、働く店員さんの真剣な緊張感にも、
そして手抜きのない真心のこもった全ての品々の味に大満足でした。
私たちが毎日いただくおいしい食事。工夫をこらしたその味も
さることながら、作ってくれる人がこめてくれた細やかな心づかいに
触れた時、最もこの『口福』を感じるのだと思いました。
それではまた、おやすみなさいzz...