2008年01月27日
B・J
こんばんは。全豪オープン、すごい試合が今終わりました。結果は
46、64、63、76(2)でジョコヴィッチの逆転初優勝!
サーブ・リターンもストロークも深くて強くて最高、チャンピオンに
ふさわしいプレーを存分に見せてくれました。準優勝のツォンガもまた、
今年は確実にトップで活躍できる実力があると思います。それに
ジョコもツォンガも人間的な魅力がとてもあるように思うので、
自然と応援も集まるようですね。しかしナダールもロジャーも、
このまま簡単には世代交代などと言わせないだろうし、今後の
男子テニスは、グーンと面白くなりそうです!5月の全仏を、
今から待ち切れません!!
あと今日の午後、大阪国際女子マラソンが行われました。
初マラソンの福士さんが、34キロまでトップで独走するも
力尽き、最後は何度も顔から倒れるほど足がいうことを聞かない
状態になっても、リタイアせずに最後まで走り通したことに
ひどく心動かされてしまいました。日本人選手で最も注目されていた
選手だからこそ、どんな姿になってもゴールしなければという
気持ちが痛いほど伝わってきたのと、ゴールしたあとの照れたような
表情は、最後は自分との戦いに勝ったという安堵感を覚えたのかも、
と思いました。
レースの結果は、35キロからスパートしたマーラ・ヤマウチさんが
フルマラソン10大会目で初優勝!おめでとうございます!
イギリス外務省を休職して、東京でトレーニングを重ねている方で、
あのラドクリフに次いでイギリス第2位の実力者。この優勝で
北京五輪出場もほぼ確実にされたそうです。あと私が応援していた
セカンドウインド所属で優勝候補の一角の加納さんは、左足かかとを
痛めて惜しくも18キロで棄権。五輪選考レースはあと3月の
名古屋もあるので、体調整えてできれば挑戦してほしいと思います。。
しかしこの大阪は、フルを3時間切れるエリートランナーしか
出場できない大会なので、みんなフォームがとてもきれいですね。
私のスネとヒザも、この週末完全に休んで整骨院さんにも診て
もらいなんとか回復してきましたので、また少しずつトレーニング
していこうと思います。来週の浦安ハーフマラソンは足の様子を
見つつ、週末に出欠を決めたいと思っています。
それでこの週末は時間があったので、手塚治虫さんの代表作の
ひとつである漫画「ブラックジャック」から、心に残る名言を
集めた文庫本を読みました。医師免許を持たないながら抜群の
外科技術で、数多くの命を救ってきたB・J(ブラックジャック)の、
一見クールでつれないセリフには、作者の信念や人間への愛情が
ところどころに込められていて、心を打つものが多いと思います。
「母校を訪ねたB・Jが、解剖実習のあとで偶然出会った医学生に
声をかけると、彼は先輩であるB・Jに自分の悩みを打ち明ける。
『どんなに健康な人間だって、年をくえばどうせ死体になる。
死体になるのを十年や二十年おくらせたって何になるんだろう・・』
確かに、人間は死んでしまえば死体になる。どんなに立派な
政治家も、どんなに強いスポーツ選手も、どんなに美しい女優も、
死んでしまえば肉と骨のかたまりになってしまう。
自殺をする人たちも同じようなことを考えているのじゃないだろうか。
『今死んだって、このまま生きていたって同じことだ。どうせ
いつかは死ぬのだから、早いか遅いかの違いだけさ』と。
でも、本当に、今でも先でも同じなんだろうか?
どうせいつかは死んでしまう人間だけと、ひとりひとりにはそれぞれの
人生があり、生きている喜びがある。たった十年や二十年でも、
その人の人生にとってはそれが貴重な瞬間になる。今は辛くたって、
生きているうちには幸せな瞬間はきっと巡ってくる。もちろん、
辛いこともまた巡ってくるだろうが、その先にはきっと良いことがある。
意味もなく人間は生まれてきたわけではない。意味なく八十年もの
平均寿命を与えられているわけではない。この医学生は、人間が
生きている意味を考えないから、十年や二十年生きながらえさせて
何になるんだ、と悩むのである。意味があるのだと思えば、全力で
その人を生かしてやろうと考えるはずじゃないか。
自分と他人の生きている意味を考え、見つけること。
生きていくということはそういうことじゃないだろうか。」
「ブラックジャック語録」手塚プロダクション監修・秋田文庫刊
『生きている意味』なんてカタイ言葉は、なるべく敬遠したいと
思う人が多いのかもしれません。そんなこと考えても、なかなか
答えなど見つかるものではありませんからね。しかし、この
手塚先生の問いかけをよく考えてみると、自分の生きている意味を
深く考える人でなければ、相手の他人の生きる意味など想像したり
考えたりできるはずはありませんよね。
生きていくということ、それはもしかしたら自分が熱中できるもの、
生きがいというものを考え悩みながらも見つけていって、地道に
それに打ち込んでいく・・、誰に評価されたり褒められたりしなくても
人生を賭けてそれを証明していくことなのかもしれないな、
と今のところ私は思っています。そして信頼できる家族や友人と
一緒に励ましたり助けたりできれば、もっともっと楽しい人生に
なるんですよね。。
それではまた、おやすみなさいzz...
46、64、63、76(2)でジョコヴィッチの逆転初優勝!
サーブ・リターンもストロークも深くて強くて最高、チャンピオンに
ふさわしいプレーを存分に見せてくれました。準優勝のツォンガもまた、
今年は確実にトップで活躍できる実力があると思います。それに
ジョコもツォンガも人間的な魅力がとてもあるように思うので、
自然と応援も集まるようですね。しかしナダールもロジャーも、
このまま簡単には世代交代などと言わせないだろうし、今後の
男子テニスは、グーンと面白くなりそうです!5月の全仏を、
今から待ち切れません!!
あと今日の午後、大阪国際女子マラソンが行われました。
初マラソンの福士さんが、34キロまでトップで独走するも
力尽き、最後は何度も顔から倒れるほど足がいうことを聞かない
状態になっても、リタイアせずに最後まで走り通したことに
ひどく心動かされてしまいました。日本人選手で最も注目されていた
選手だからこそ、どんな姿になってもゴールしなければという
気持ちが痛いほど伝わってきたのと、ゴールしたあとの照れたような
表情は、最後は自分との戦いに勝ったという安堵感を覚えたのかも、
と思いました。
レースの結果は、35キロからスパートしたマーラ・ヤマウチさんが
フルマラソン10大会目で初優勝!おめでとうございます!
イギリス外務省を休職して、東京でトレーニングを重ねている方で、
あのラドクリフに次いでイギリス第2位の実力者。この優勝で
北京五輪出場もほぼ確実にされたそうです。あと私が応援していた
セカンドウインド所属で優勝候補の一角の加納さんは、左足かかとを
痛めて惜しくも18キロで棄権。五輪選考レースはあと3月の
名古屋もあるので、体調整えてできれば挑戦してほしいと思います。。
しかしこの大阪は、フルを3時間切れるエリートランナーしか
出場できない大会なので、みんなフォームがとてもきれいですね。
私のスネとヒザも、この週末完全に休んで整骨院さんにも診て
もらいなんとか回復してきましたので、また少しずつトレーニング
していこうと思います。来週の浦安ハーフマラソンは足の様子を
見つつ、週末に出欠を決めたいと思っています。
それでこの週末は時間があったので、手塚治虫さんの代表作の
ひとつである漫画「ブラックジャック」から、心に残る名言を
集めた文庫本を読みました。医師免許を持たないながら抜群の
外科技術で、数多くの命を救ってきたB・J(ブラックジャック)の、
一見クールでつれないセリフには、作者の信念や人間への愛情が
ところどころに込められていて、心を打つものが多いと思います。
「母校を訪ねたB・Jが、解剖実習のあとで偶然出会った医学生に
声をかけると、彼は先輩であるB・Jに自分の悩みを打ち明ける。
『どんなに健康な人間だって、年をくえばどうせ死体になる。
死体になるのを十年や二十年おくらせたって何になるんだろう・・』
確かに、人間は死んでしまえば死体になる。どんなに立派な
政治家も、どんなに強いスポーツ選手も、どんなに美しい女優も、
死んでしまえば肉と骨のかたまりになってしまう。
自殺をする人たちも同じようなことを考えているのじゃないだろうか。
『今死んだって、このまま生きていたって同じことだ。どうせ
いつかは死ぬのだから、早いか遅いかの違いだけさ』と。
でも、本当に、今でも先でも同じなんだろうか?
どうせいつかは死んでしまう人間だけと、ひとりひとりにはそれぞれの
人生があり、生きている喜びがある。たった十年や二十年でも、
その人の人生にとってはそれが貴重な瞬間になる。今は辛くたって、
生きているうちには幸せな瞬間はきっと巡ってくる。もちろん、
辛いこともまた巡ってくるだろうが、その先にはきっと良いことがある。
意味もなく人間は生まれてきたわけではない。意味なく八十年もの
平均寿命を与えられているわけではない。この医学生は、人間が
生きている意味を考えないから、十年や二十年生きながらえさせて
何になるんだ、と悩むのである。意味があるのだと思えば、全力で
その人を生かしてやろうと考えるはずじゃないか。
自分と他人の生きている意味を考え、見つけること。
生きていくということはそういうことじゃないだろうか。」
「ブラックジャック語録」手塚プロダクション監修・秋田文庫刊
『生きている意味』なんてカタイ言葉は、なるべく敬遠したいと
思う人が多いのかもしれません。そんなこと考えても、なかなか
答えなど見つかるものではありませんからね。しかし、この
手塚先生の問いかけをよく考えてみると、自分の生きている意味を
深く考える人でなければ、相手の他人の生きる意味など想像したり
考えたりできるはずはありませんよね。
生きていくということ、それはもしかしたら自分が熱中できるもの、
生きがいというものを考え悩みながらも見つけていって、地道に
それに打ち込んでいく・・、誰に評価されたり褒められたりしなくても
人生を賭けてそれを証明していくことなのかもしれないな、
と今のところ私は思っています。そして信頼できる家族や友人と
一緒に励ましたり助けたりできれば、もっともっと楽しい人生に
なるんですよね。。
それではまた、おやすみなさいzz...