2007年10月10日
セレンディピティ
こんばんは。今日の東京は秋らしく落ち着いて過ごしやすいお天気
でしたね。今週末は区のシングルス予選なので、素振りでも
しなければダメなのですが、今夜も帰りが遅くてあっという間に
こんな時間です・・。まあ体調だけは上々なので、今年は何とか
4回勝って本戦まで辿り着きたいものですね。そして月末には
江戸川マラソン10キロです。制限の1時間以内で走れるかな~、
練習しなきゃ!!
さて今日はいつも愛読している雑誌SAPIOに、また面白い記事が
ありましたのでその文章から。それはカナダ出身の茶道家で
裏千家教授のランディー・チャネルさんが語る「おもてなしの心」
の意味です。
「(茶道とは)単にお茶とお菓子でもてなすだけのことだが、これは
クリスマスプレゼントのようなもので、箱の中身が何かではなく、
差し上げたいと思う気持ち、頂いて嬉しいと思う気持ちが大事で、
こういうハート・トゥ・ハートのつながりをもつことが『おもてなし』だ
と説明するとみな理解してくれる。お客様に喜んでもらいたいという
気持ちを込めてお茶を点て、お茶碗の一番きれいなところが見えるように
回し、正面からどうぞとお出しする。こういった心と心の受け渡しが
なければ、いくら作法を守ってお茶を入れても、それは単なる
”メイキング・ティー”に過ぎない。」
小学館「SAPIO」2007年10月24日号
残念ながらあまりに未熟な私などは、贈る側としても
受ける側としても、まさに箱の中身ばかり気にしてしまっていました。
相手に喜んでもらいたいと思う気持ちを忘れない主人と客、
両者のあいだにしっかりと存在する、心と心の受け渡し・・。
時代は変わっても、人との円満な関係の原点は不変なのでしょうね。
さて今日はもう一つ、18世紀イギリスの作家ホレス・ウォルポールに
よる言葉、セレンディピティcerendipityをご紹介したいと思います。
このセレンディピティとは、一般に「まったく偶然に、価値ある
何ものかを発見する能力」と言われています。つまり「幸運にも
思いがけず貴重な何かを見出す力」のこと。
また、ベストセラー本「生きかた上手」の著者日野原重明先生によると、
「幸福な偶然をつかみとる力」と定義されているそうです。
私たちの日常生活においても、この「幸福な偶然の発見」を経験する
ことがまれにあるんですよね。ひょんなことから興味深い人に出会ったり、
予測もしない意味深い出来事に遭遇して、一生忘れられない思い出になったり。
私もついつい平凡な毎日の繰り返しのなかで、大切な人との出会いや
大事な物ごとをよく見逃してしまっているのだと思いますので、
このセレンディピティを時には思い出し、観察力や洞察力を少しは身に
つけたいものだと思います。
しかし少し考えてみれば、このブログなども私の数少ないセレンディピティに
よるものだったのかもしれませんね~!始めたのもほんの偶然ですし、
見ず知らずの人と初めてテニスしたあとに
「ブログ読んでますよー、ツヨシさんですよね」といって声をかけてくれる人と、
関心あるテーマについて話したりしてね。
これまでよりも、ずっと意識して本を読んだり映画を見たり、そして考えて、
書いて・・。私にとってこのブログは本当に貴重な経験になっています。
これからも、少しずつ成長していきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた、おやすみなさいzz...
でしたね。今週末は区のシングルス予選なので、素振りでも
しなければダメなのですが、今夜も帰りが遅くてあっという間に
こんな時間です・・。まあ体調だけは上々なので、今年は何とか
4回勝って本戦まで辿り着きたいものですね。そして月末には
江戸川マラソン10キロです。制限の1時間以内で走れるかな~、
練習しなきゃ!!
さて今日はいつも愛読している雑誌SAPIOに、また面白い記事が
ありましたのでその文章から。それはカナダ出身の茶道家で
裏千家教授のランディー・チャネルさんが語る「おもてなしの心」
の意味です。
「(茶道とは)単にお茶とお菓子でもてなすだけのことだが、これは
クリスマスプレゼントのようなもので、箱の中身が何かではなく、
差し上げたいと思う気持ち、頂いて嬉しいと思う気持ちが大事で、
こういうハート・トゥ・ハートのつながりをもつことが『おもてなし』だ
と説明するとみな理解してくれる。お客様に喜んでもらいたいという
気持ちを込めてお茶を点て、お茶碗の一番きれいなところが見えるように
回し、正面からどうぞとお出しする。こういった心と心の受け渡しが
なければ、いくら作法を守ってお茶を入れても、それは単なる
”メイキング・ティー”に過ぎない。」
小学館「SAPIO」2007年10月24日号
残念ながらあまりに未熟な私などは、贈る側としても
受ける側としても、まさに箱の中身ばかり気にしてしまっていました。
相手に喜んでもらいたいと思う気持ちを忘れない主人と客、
両者のあいだにしっかりと存在する、心と心の受け渡し・・。
時代は変わっても、人との円満な関係の原点は不変なのでしょうね。
さて今日はもう一つ、18世紀イギリスの作家ホレス・ウォルポールに
よる言葉、セレンディピティcerendipityをご紹介したいと思います。
このセレンディピティとは、一般に「まったく偶然に、価値ある
何ものかを発見する能力」と言われています。つまり「幸運にも
思いがけず貴重な何かを見出す力」のこと。
また、ベストセラー本「生きかた上手」の著者日野原重明先生によると、
「幸福な偶然をつかみとる力」と定義されているそうです。
私たちの日常生活においても、この「幸福な偶然の発見」を経験する
ことがまれにあるんですよね。ひょんなことから興味深い人に出会ったり、
予測もしない意味深い出来事に遭遇して、一生忘れられない思い出になったり。
私もついつい平凡な毎日の繰り返しのなかで、大切な人との出会いや
大事な物ごとをよく見逃してしまっているのだと思いますので、
このセレンディピティを時には思い出し、観察力や洞察力を少しは身に
つけたいものだと思います。
しかし少し考えてみれば、このブログなども私の数少ないセレンディピティに
よるものだったのかもしれませんね~!始めたのもほんの偶然ですし、
見ず知らずの人と初めてテニスしたあとに
「ブログ読んでますよー、ツヨシさんですよね」といって声をかけてくれる人と、
関心あるテーマについて話したりしてね。
これまでよりも、ずっと意識して本を読んだり映画を見たり、そして考えて、
書いて・・。私にとってこのブログは本当に貴重な経験になっています。
これからも、少しずつ成長していきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた、おやすみなさいzz...