2007年11月17日
バス
こんばんは。今日の東京はくもり空で、肌寒い一日でしたが、
朝から全日本選手権を観戦してきました。
まずは女子の決勝戦が行われ、中村藍子選手が3度目の
決勝戦進出の末に見事優勝を果たしました。おめでとうございます!!
相手の波形純理選手が右脚を痛めており十分な
コンディションではなかったようではありますが、
今日はサービスも安定していてストロークもミスが
なく、昨年よりもスライスやドロップショットを
効果的に混ぜたりして、確実に強くなっていると
感じました。やはりさすがGS本戦常連選手ですねー。
男子準決勝では、松井選手と鈴木貴男選手の対決に注目。
フルセットの末、貴男選手が見事決勝進出を決めました!
松井選手も鋭いサーブ&ボレーを見せるのですが、
貴男選手の気合に押し切られた感じでした。
明日の決勝も頑張ってくださいね~!!
さて一昨日の話ですが、東京は澄み切った青空が気持ちよかった
ですよね。夕刻、暮れかけた夕陽を浴びながら、初めてお邪魔する
お客様のお宅へ伺おうとバスに乗り込みました。1時間に
1~2本しかない路線のせいかお客さんがだれもおらず、
15分ほどで私一人だけの貸切状態。。私は一番前の左座席に
座っていたのですが、年配の運転手さんと2人だけ、クラッチを
繋いで変速するときのエンジン音がやけに近く聞こえてきます。
場所は世田谷の外れで畑も多い住宅街でしたので、ここは東京では
なくて、どこか地方都市にきてしまったような、不思議な感じが
して面白かったです。バスって結構好きなんですよね。
乗りものの中でも、時間も割とあいまいだしノロい分、何か温もり
を感じるからかな。
さて先日読んで感心したのは、隔月発売の講談社ムック本第12号の
「上質な人生」という特集ものです。その中でも、昨年から
ベストセラーとなった新書「女性の品格」を書いた坂東眞理子さんの
記事が印象的でしたので少しご紹介したいと思います。
「そもそも人間の満足度は、達成度÷欲望という具合に単純に割り切れる
ものではありません。多くのことを成し遂げ、富や名声に恵まれている
ことが上質の人生であると思われがちですが、実際は自分の境遇に
満足していないという人が少なくない。所有欲、独占欲、名誉欲、
権力欲・・というように、欲望には限りがないからです。
かつて日本の歴史的文人の多くは、簡素な生活を送ることを『よし』
としてきました。富や名声を求めず、出世を願う人生を遁れ、
静かに人生を楽しむことが『あらまほしき姿』と考えられてきたのです。
鴨長明の『方丈記』では、人里離れた山奥に方丈(四畳半)の草庵を
結び、必要最小限のものだけで風雅に生きることが理想だと説いて
いますが、今の時代、金銭欲や物欲にとらわれず心が自由であると
いうのはどれほど贅沢なことか。
今の日本の消費文化は洗練を極めていますが、豊かさも洗練もある
一定水準を超えると、ひとつひとつの物をいとおしむことができなく
なってしまう。自分の中に基準をもっていない人ほど豊かさを
求めがちですが、ただ追いかけているだけでは上質な人生は送れません。
自分にとっての『ほどほど』を見極めることが大切だと思うのです。」
講談社MOOK「セオリー」vol.12 2007年10月29日号
他人の基準に従うのではなく自分の物差しを作り持ち、欲望に
振りまわされずに心の自由を保つこと・・。なかなか難しいことですが、
いつの日か肩の力を抜いた自然体で、質素でも自分なりに満足できる
日々を過ごしたいものですね。
ではまた、おやすみなさいzz...
朝から全日本選手権を観戦してきました。
まずは女子の決勝戦が行われ、中村藍子選手が3度目の
決勝戦進出の末に見事優勝を果たしました。おめでとうございます!!
相手の波形純理選手が右脚を痛めており十分な
コンディションではなかったようではありますが、
今日はサービスも安定していてストロークもミスが
なく、昨年よりもスライスやドロップショットを
効果的に混ぜたりして、確実に強くなっていると
感じました。やはりさすがGS本戦常連選手ですねー。
男子準決勝では、松井選手と鈴木貴男選手の対決に注目。
フルセットの末、貴男選手が見事決勝進出を決めました!
松井選手も鋭いサーブ&ボレーを見せるのですが、
貴男選手の気合に押し切られた感じでした。
明日の決勝も頑張ってくださいね~!!
さて一昨日の話ですが、東京は澄み切った青空が気持ちよかった
ですよね。夕刻、暮れかけた夕陽を浴びながら、初めてお邪魔する
お客様のお宅へ伺おうとバスに乗り込みました。1時間に
1~2本しかない路線のせいかお客さんがだれもおらず、
15分ほどで私一人だけの貸切状態。。私は一番前の左座席に
座っていたのですが、年配の運転手さんと2人だけ、クラッチを
繋いで変速するときのエンジン音がやけに近く聞こえてきます。
場所は世田谷の外れで畑も多い住宅街でしたので、ここは東京では
なくて、どこか地方都市にきてしまったような、不思議な感じが
して面白かったです。バスって結構好きなんですよね。
乗りものの中でも、時間も割とあいまいだしノロい分、何か温もり
を感じるからかな。
さて先日読んで感心したのは、隔月発売の講談社ムック本第12号の
「上質な人生」という特集ものです。その中でも、昨年から
ベストセラーとなった新書「女性の品格」を書いた坂東眞理子さんの
記事が印象的でしたので少しご紹介したいと思います。
「そもそも人間の満足度は、達成度÷欲望という具合に単純に割り切れる
ものではありません。多くのことを成し遂げ、富や名声に恵まれている
ことが上質の人生であると思われがちですが、実際は自分の境遇に
満足していないという人が少なくない。所有欲、独占欲、名誉欲、
権力欲・・というように、欲望には限りがないからです。
かつて日本の歴史的文人の多くは、簡素な生活を送ることを『よし』
としてきました。富や名声を求めず、出世を願う人生を遁れ、
静かに人生を楽しむことが『あらまほしき姿』と考えられてきたのです。
鴨長明の『方丈記』では、人里離れた山奥に方丈(四畳半)の草庵を
結び、必要最小限のものだけで風雅に生きることが理想だと説いて
いますが、今の時代、金銭欲や物欲にとらわれず心が自由であると
いうのはどれほど贅沢なことか。
今の日本の消費文化は洗練を極めていますが、豊かさも洗練もある
一定水準を超えると、ひとつひとつの物をいとおしむことができなく
なってしまう。自分の中に基準をもっていない人ほど豊かさを
求めがちですが、ただ追いかけているだけでは上質な人生は送れません。
自分にとっての『ほどほど』を見極めることが大切だと思うのです。」
講談社MOOK「セオリー」vol.12 2007年10月29日号
他人の基準に従うのではなく自分の物差しを作り持ち、欲望に
振りまわされずに心の自由を保つこと・・。なかなか難しいことですが、
いつの日か肩の力を抜いた自然体で、質素でも自分なりに満足できる
日々を過ごしたいものですね。
ではまた、おやすみなさいzz...
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