2007年03月30日
谷川俊太郎
こんばんは!今日も東京はすごくいい天気、外に出るのが
すごく楽しいですよ。今日もいろいろ忙しかったのですが
嬉しそうに咲いている桜の木を見ると、とても和みました。
あと春はなぜか新しいことを始めたくなりますね~。
マイアミではラファエル・ナダールも負け、マレーや
ジョコビッチ、ゴンサレスやカニャスなど伏兵(?)が
今シーズンを盛り上げてくれるのかもしれませんね。
さて今日は社会人になってから好きになった谷川俊太郎さん
の詩を紹介したいと思います。高校時代の副読本でも何篇か
読んだと記憶があるのですがあまり印象になく、むしろ
ずっと前に会社の同僚から借りて読んだ文庫本ですっかり
ファンになってしまいました。特に心にひっかかったこの
詩が大好きで、その後何度も読み返しています。
『もし言葉が』
黙つていた方がいいのだ
もし言葉が
一つの小石の沈黙を
忘れている位なら
その沈黙の
友情と敵意とを
慣れた舌で
ごたまぜにする位なら
黙つていた方がいいのだ
一つの言葉の中に
戦いを見ぬ位なら
祭とそして
死を聞かぬ位なら
黙つていた方がいいのだ
もし言葉が
言葉を超えたものに
自らを捧げぬ位なら
常により深い静けさのために
歌おうとせぬ位なら
~角川文庫「空の青さを見つめていると」より
ちなみにご本人のインタビュー記事によると、ご自分では
「芝生」というかなり短い詩が一番気に入っているそうです
ので、ご興味のある方はご一読ください。
(思潮社・現代詩文庫108「続・谷川俊太郎詩集」に収録
されています)
もう週末、早いですね!ではまたおやすみなさい。
すごく楽しいですよ。今日もいろいろ忙しかったのですが
嬉しそうに咲いている桜の木を見ると、とても和みました。
あと春はなぜか新しいことを始めたくなりますね~。
マイアミではラファエル・ナダールも負け、マレーや
ジョコビッチ、ゴンサレスやカニャスなど伏兵(?)が
今シーズンを盛り上げてくれるのかもしれませんね。
さて今日は社会人になってから好きになった谷川俊太郎さん
の詩を紹介したいと思います。高校時代の副読本でも何篇か
読んだと記憶があるのですがあまり印象になく、むしろ
ずっと前に会社の同僚から借りて読んだ文庫本ですっかり
ファンになってしまいました。特に心にひっかかったこの
詩が大好きで、その後何度も読み返しています。
『もし言葉が』
黙つていた方がいいのだ
もし言葉が
一つの小石の沈黙を
忘れている位なら
その沈黙の
友情と敵意とを
慣れた舌で
ごたまぜにする位なら
黙つていた方がいいのだ
一つの言葉の中に
戦いを見ぬ位なら
祭とそして
死を聞かぬ位なら
黙つていた方がいいのだ
もし言葉が
言葉を超えたものに
自らを捧げぬ位なら
常により深い静けさのために
歌おうとせぬ位なら
~角川文庫「空の青さを見つめていると」より
ちなみにご本人のインタビュー記事によると、ご自分では
「芝生」というかなり短い詩が一番気に入っているそうです
ので、ご興味のある方はご一読ください。
(思潮社・現代詩文庫108「続・谷川俊太郎詩集」に収録
されています)
もう週末、早いですね!ではまたおやすみなさい。
タイトルに惹かれてやってきました。
いい詩ですね。 今の私に、じんわりと染み入っていくようです。
コーラスをやっていまして、谷川さんの詩にはよく出会います。
出会う度に、「天才」だと思います。
「天才」・・・月並みな表現が恥ずかしい!!
コーラスですか~、歌えない私は尊敬しちゃいます。。
谷川さんはまさに天才ですよね!難しくなくて人間くさい
感じがいいと思ってます。「じんわりと染み入っていく」
ような言葉を私もいつの日か見つけたいですね。