2007年06月23日
ゴルディオスの結び目
こんばんは。東京は昼前から小雨が降って、梅雨の時期に
ふさわしい落ち着いた一日でした。しかーし、この週末は
日中何とか晴れ間がのぞく予報に変わり、気温も30℃位まで
上がりそうで、またまたたっぷりテニスができそうです。。
そうそう、来週から本戦が始まりますね、ウインブルドン!
"The Championships"ですよ、グランドスラム4大会の
うちでも歴史も最も古く最高峰に位置付けられていますよね。
きのうの予選決勝では、森田あゆみ選手が見事ストレート勝利で、
本戦日本女子4人目となりました。おめでとう!!今月の
テニスジャーナル7月号に森田選手の特集が6ページあって、
その中の記事で彼女は地味に努力を続けるコツコツ型と紹介されて
いました。まだ17才!の高校生で、通信制の学校なので自習と
課題が相当量あるらしく、遠征中、試合に負けた日の夜も、
深夜まで机に向かっていることがしばしばとのこと。体力的にも
精神的にも限界近くで頑張っていると思うのに、その努力の姿や
根性に自然と頭が下がります。。今回が初めてのGSですね、
数年後には間違いなく杉山選手を超える日本史上最高選手に
なれるはず、これからも一番に応援していきます!
全英はNHK地上波・BSで月曜から連日深夜3時まで放映
されますので、寝る時間どうしようかな。よく雨で中断するんですが
その際ついうとうとしてしまい、ふと目が覚めたら注目の試合が
終わってた・・なんてことがしょっちゅうです。大事な試合は
録画しながら見なきゃね。
さて先日たしか2月くらいにブログで書いたドイツのミステリー作家
ベルンハルト・シュリンクの初期の作品に「ゴルディオスの結び目」
というタイトルのものがあります。
紀元前ギリシアの有名な伝説に由来するこの言葉Gordian knot
(ゴルディオスの結び目)とは、誰もほどけない難しい結び方で
結ばれた綱を何とか解いた者こそが、アジア全体の王になるで
あろうというご神託があり、数百年のあいだ誰も解けなかった
この複雑に入り組んだ綱の結び目のことをいうそうです。
で、のちに偶然この地を訪れたアレキサンダー大王がこの結び目を、
なんと刀を用いて力ずくで解いてしまい、その後ご神託どおり
アジアの大王になったことから、cut the Gordian knotで
「一刀両断により難問を解決する」という意味が生まれたそうです。
現代に生きる私たちのふだんの生活にも、仕事上解決できない悩みを
抱えたり、複雑な人間関係に苦しんだりと様々なGordian knotが
あるんですよね。行き詰まった状況に窮し、なかなか思い切って
前進できない場合、ときにはアレキサンダー大王を思い出して、
刀を振り上げる度胸と哀しみを引き受ける覚悟が必要になるかも
しれませんね。
この作家ベルンハルト・シュリンクは、とりわけストーリの構成が
しっかりしていて、精密機械に例えられるほど。
読み出すと止まらず、驚く展開にどんどん引き込まれていきます。
特に「ゼルプ3部作」と「朗読者」、それにこの「ゴルディオス~」が
おすすめです。ミステリーに馴染みのない方も違和感なく読めますよ!
ではまた、おやすみなさいzz...
ふさわしい落ち着いた一日でした。しかーし、この週末は
日中何とか晴れ間がのぞく予報に変わり、気温も30℃位まで
上がりそうで、またまたたっぷりテニスができそうです。。
そうそう、来週から本戦が始まりますね、ウインブルドン!
"The Championships"ですよ、グランドスラム4大会の
うちでも歴史も最も古く最高峰に位置付けられていますよね。
きのうの予選決勝では、森田あゆみ選手が見事ストレート勝利で、
本戦日本女子4人目となりました。おめでとう!!今月の
テニスジャーナル7月号に森田選手の特集が6ページあって、
その中の記事で彼女は地味に努力を続けるコツコツ型と紹介されて
いました。まだ17才!の高校生で、通信制の学校なので自習と
課題が相当量あるらしく、遠征中、試合に負けた日の夜も、
深夜まで机に向かっていることがしばしばとのこと。体力的にも
精神的にも限界近くで頑張っていると思うのに、その努力の姿や
根性に自然と頭が下がります。。今回が初めてのGSですね、
数年後には間違いなく杉山選手を超える日本史上最高選手に
なれるはず、これからも一番に応援していきます!
全英はNHK地上波・BSで月曜から連日深夜3時まで放映
されますので、寝る時間どうしようかな。よく雨で中断するんですが
その際ついうとうとしてしまい、ふと目が覚めたら注目の試合が
終わってた・・なんてことがしょっちゅうです。大事な試合は
録画しながら見なきゃね。
さて先日たしか2月くらいにブログで書いたドイツのミステリー作家
ベルンハルト・シュリンクの初期の作品に「ゴルディオスの結び目」
というタイトルのものがあります。
紀元前ギリシアの有名な伝説に由来するこの言葉Gordian knot
(ゴルディオスの結び目)とは、誰もほどけない難しい結び方で
結ばれた綱を何とか解いた者こそが、アジア全体の王になるで
あろうというご神託があり、数百年のあいだ誰も解けなかった
この複雑に入り組んだ綱の結び目のことをいうそうです。
で、のちに偶然この地を訪れたアレキサンダー大王がこの結び目を、
なんと刀を用いて力ずくで解いてしまい、その後ご神託どおり
アジアの大王になったことから、cut the Gordian knotで
「一刀両断により難問を解決する」という意味が生まれたそうです。
現代に生きる私たちのふだんの生活にも、仕事上解決できない悩みを
抱えたり、複雑な人間関係に苦しんだりと様々なGordian knotが
あるんですよね。行き詰まった状況に窮し、なかなか思い切って
前進できない場合、ときにはアレキサンダー大王を思い出して、
刀を振り上げる度胸と哀しみを引き受ける覚悟が必要になるかも
しれませんね。
この作家ベルンハルト・シュリンクは、とりわけストーリの構成が
しっかりしていて、精密機械に例えられるほど。
読み出すと止まらず、驚く展開にどんどん引き込まれていきます。
特に「ゼルプ3部作」と「朗読者」、それにこの「ゴルディオス~」が
おすすめです。ミステリーに馴染みのない方も違和感なく読めますよ!
ではまた、おやすみなさいzz...